『第20回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)レポート』 最終日編
 
配信日:11月23日
 




若生武則の 『第20回読売新聞社杯全日本選抜競輪(GI)レポート』 最終日編


全日本選抜競輪(GI)の決勝は、熾烈な競走になりましたね。中部勢5選手が決勝に進出しましたが、表彰台に立てませんでした。やはり、勝負の運、時の運が味方しないと表彰台の中央には立てないのでしょうか。今後の巻き返しに期待しましょう。

こんにちは、けいりんマガジンの若生です。
2004年最後のGIの栄光を勝ち取ったのは、内林久徳選手でした。GIのタイトルはすぐ取れるといわれていましたが、なかなかとれず、デビュー16年目にしてやっとそのタイトルを獲得しました。最近では、「競輪を止めようかと思っていた。でも自分より妻があきらめていなかった。」と勝利者インタビューで応えていました。人間は気持ちが切れかけているときにそばにいてくれる人の力が本当に必要なことを実感させられました。本当におめでとうございました。

さあ、次は、いよいよKEIRINグランプリですね。立川でお会いしましょう!

決勝ダイジェスト


周回は、吉田、山内、小嶋、山田、山口、伏見、佐藤、高城、内林。

残り2周半で高城が上昇。それに追走する形で伏見が続く。高城はそのまま先行態勢に入り、最終ホームでは、一旦引いた小嶋が巻き返しを図り、吉田は、伏見の番手で粘るような形に。最終バックでは、伏見の後ろが山内、佐藤、吉田の3車並走状態で、佐藤と吉田が落車。それに乗り上げる形で、山田、山口も落車のアクシデント。

結局ゴールは、先行した高城を追走した内林が優勝。2着入線は伏見だったが失格、2着に繰り上がって山内、3着は高城となった。


周回

赤坂


打鐘


最終ホーム

最終バック

ゴール

ここでちょっと宣伝。12月9日発売のけいりんマガジンでは、グランプリ特集号として、超大物著名人のインタビューが満載。えーこんな人はこんなに競輪が大好きだったんだーと驚愕の事実が分かります。皆さん読んでね!グランプリも当たっちゃうし、プレゼントも充実してます。かなりお得なけいりんマガジンですのでよろしくお願いします!




→ダッグアウトから



■タッグアウトから

<1R>
  2着の山田幸司

「飛びつくつもりだったんですけど、でも、合わせて突っ張ることも考えてたんで、今日の展開はちょうどよかったですね。(追いかけるのは)中川(誠一郎)君がいい目標になって追いかけていって、コーナーで抜きに行っちゃうと、昨日と同じ展開になっちゃうんで。休めると思ったら、ここの補充が入ったんで、調整なしで来たんできつかったですね。でも、今日はだいぶ楽になりました」


<2R>
  先行になった西田雅志

「先行するつもりはなかったんですけど、スタートとれなかったんで、早めに行ったら、松岡(彰洋)さんが来なくて(笑)。来月、地元記念があるんで、それまでにFI2本あるんですけど、ここ終わって次まで1週間くらいあいているんで、明日から、もう練習します。やはり決勝に乗りたいですからね。これが初記念なんで、気合いが入ります」



<3R>
  今開催が初GIだった岩津裕介

「もっと脚をつくってこないと、やっぱりGIはやりがいがありますね。勉強になりました」


<4R>
  捲り追い込んで1着に突き抜けた光岡義洋

「何年ぶりかな♪、あんな脚が出たのは(笑)」
連携した富永益生は「あんまりニコニコするなよ~」
光岡「富永さん前でがんばってくれたおかげです!」


<6R>
  直線鋭く伸びて1着の齋藤登志信

「今日はメンバー良かったんですけど、昨日着外だったから、今日は1着にこないとと思って、(グランプリに出るのにふさわしいように)どんな戦法で1着にこないと、お客さんも納得しないでしょうし」




<8R>
  最終ホーム一旦前に出て、あわや先行かと思われた高木隆弘

「先行かと思ったー、(荒井崇博に向かい)頼むよ~(苦笑)」
荒井崇博は「あれ(前にいる高木さん)を抜いたら内抜きですもん。内抜きするかと思って、すっげーバック踏んだ、脚がいっぱいになりました。きっつー」


<9R>
  先行した市田佳寿浩の番手から1着とった加藤慎平

「普通、駆けないよ。他地区で、しかも俺より格上の選手やし。この借りは大きいな」
市田に向かい三宅伸は「市田が前だったから、粘るのかと構えとったのに」
市田「行く気満々だったんですよ。慎平が後ろだったんで」
三宅「慎平も嬉しかったと思うよ」


<10R>
  最終日、1着で締めた坂上忠克

「後ろから抜くっていうのは...、浜口(高彰)さんに悪かったかなって」しかし、今開催は1521と好成績を残した。その好調の秘密は?「フレームとセッティング、いいマッサージ、それといい嫁さんです」


<11R>
  2着の山内卓也

「吉田(敏洋)も転んだ、中部も転んでいるんで、素直に納得できないですね」
先行し3着に入った高城信雄
「自分が1、2コーナーでかかっているのはわかった。でも4コーナーからはたれましたね。やっぱり、一次予選、二次予選とかとペースはちがいますね。寛仁親王牌は(佐藤)慎太郎さんとだったけど、今日は内林(久徳)さんの優勝に貢献できて嬉しい」

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