青森競輪場で選手強化支援競輪「2025年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪」が、5月24日に短期決戦の幕を開けた。初日のメイン、優秀の3個レースでは、古性優作、脇本雄太、吉田拓矢の3人が白星を挙げて「スーパープロピストレーサー賞」に進出した。5月25日のシリーズ最終日には、初日優秀を勝ち上がった9人による「スーパープロピストレーサー賞」が行われる。また、翌26日には「全日本プロ選手権自転車競技大会」が、同じ青森バンクで開催される。
シリーズ最終日の5月25日も、様々なイベントでみなさまのご来場をお待ちしております。「仮面ライダーガヴ」ショー、「りんごちゃん」のスペシャルステージ、「高木真備」のトークショー、先着500人に「バイセンオリジナルコーヒー」をプレゼント。オレンジテント縁日、キッチンカーの出店、サイクルタイムトライアル、もりんちゃんフワフワ遊具などが予定されています。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

優秀10Rゴール

10R1着、吉田拓矢選手

優秀11Rゴール

11R1着、脇本雄太選手

優秀12Rゴール

12R1着、古性優作選手
<1R>

松本秀之介選手
九州勢に早めにフタをした菊池岳仁が、赤板手前から再び上昇して先頭に立つ。が、すかさず後藤大輝が押さえる。3車の九州勢が主導権を握り、追い上げた福永大智と菊池で打鐘過ぎに4番手が併走になる。後方から島川将貴が巻き返すも、後藤がペースを上げて逃げる。4番手が菊池、福永、島川の3車で重なり、最終周回。菊池が後退し、外の島川もいっぱい。久米康平が自力に転じるが3番手まで。後藤との車間を取った松本秀之介(写真)が、追い込んで福永の強襲を退けた。
「菊池君が外で粘ったので突っ張りがあるかと思ったけど、すんなり出させてもらえましたね。(最終)ホームのところで状況を確認したら、後ろも出て来られなさそうな感じで、(後藤も)残るかと思ったんですけど。ゴール前はギリギリでした。バンクが重いし、気温も低く風もあった。若手も増えて後ろ回るのも勉強していきながらで、みんなで強くなっていきたい」
4番手を取り切った福永大智だったが、久米のまくりにかぶって仕掛けられない。最終2センターで外の久米を弾いて、直線で伸びたが2着まで。
「微妙なレースでした。あの並びも想定内でしたけど、菊池君がすんなり出させるんだなと。余裕もあったから追い上げじゃなくて、そのまま行くぐらいの方が良かったかも。反省ですね。思ったよりは体は動いているけど、レースで動けていない感じがします」
「菊池君が外で粘ったので突っ張りがあるかと思ったけど、すんなり出させてもらえましたね。(最終)ホームのところで状況を確認したら、後ろも出て来られなさそうな感じで、(後藤も)残るかと思ったんですけど。ゴール前はギリギリでした。バンクが重いし、気温も低く風もあった。若手も増えて後ろ回るのも勉強していきながらで、みんなで強くなっていきたい」
4番手を取り切った福永大智だったが、久米のまくりにかぶって仕掛けられない。最終2センターで外の久米を弾いて、直線で伸びたが2着まで。
「微妙なレースでした。あの並びも想定内でしたけど、菊池君がすんなり出させるんだなと。余裕もあったから追い上げじゃなくて、そのまま行くぐらいの方が良かったかも。反省ですね。思ったよりは体は動いているけど、レースで動けていない感じがします」
<2R>

椎木尾拓哉選手
町田太我が赤板過ぎに関東勢を送り出し、そこを2コーナー手前で村田祐樹が押さえる。松岡辰泰が切り込みながら3番手を確保して、町田も2コーナーから仕掛ける。しかしながら、村田が町田を突っ張り主導権キープ。町田は後退して、橋本強が松岡をキメにかかる。そこを最終1センター過ぎから末木浩二がまくるも、逃げる村田の掛かりがいい。2コーナーで3番手を取り切った橋本を警戒しながら、番手の椎木尾拓哉(写真)が間合いを取る。末木は3コーナーで力尽き、椎木尾がゴール前で追い込んだ。
「(村田は打鐘付近で)町田君が見えてから踏んだと思うんですけど、そこから緩めることなく踏んでいった。(最終)ホームを過ぎてペースに入れたと思うんですけど、2コーナーからもう1回踏み上がっていったんで強かったです。後ろに橋本さんがいたので内を空けないようにでした」
叩けずの町田は、打鐘4コーナーで後退。末木との併走を制して3番手に入った橋本強が、外を伸びた。
「町田君がカマしたい感じだった。踏み出しが良くて、いつもの町田君なら叩き切るなって思ったんですけど、(打鐘)3コーナーで急に止まってしまった。(松岡の前が)車間が空いていたので、自分の降りるところを探しました。対応はできたと思います。(最後の直線は)外で踏み勝てると思ったんですけど、抜きにいったら重かったですね。タイムも出ていないですし、冬場のバンクみたいな重さがありました」
「(村田は打鐘付近で)町田君が見えてから踏んだと思うんですけど、そこから緩めることなく踏んでいった。(最終)ホームを過ぎてペースに入れたと思うんですけど、2コーナーからもう1回踏み上がっていったんで強かったです。後ろに橋本さんがいたので内を空けないようにでした」
叩けずの町田は、打鐘4コーナーで後退。末木との併走を制して3番手に入った橋本強が、外を伸びた。
「町田君がカマしたい感じだった。踏み出しが良くて、いつもの町田君なら叩き切るなって思ったんですけど、(打鐘)3コーナーで急に止まってしまった。(松岡の前が)車間が空いていたので、自分の降りるところを探しました。対応はできたと思います。(最後の直線は)外で踏み勝てると思ったんですけど、抜きにいったら重かったですね。タイムも出ていないですし、冬場のバンクみたいな重さがありました」
<3R>

東矢圭吾選手
赤板2コーナー過ぎに根田空史が東矢圭吾(写真)を押さえて出て、そこをダッシュを利かせた太田竜馬が迫る。最終ホーム手前で太田が叩き切るも、3番手の香川雄介は付いていけない。根田が3番手に入り、後方の山田諒がまくりを打つ。5番手で立て直した東矢は、山田に合わせて出る。わずかに山田に出られた東矢だったが、3コーナーで盛り返す。阿竹智史のけん制を乗り越えた東矢が1着。
「(車番も悪かったので)切ってから考えようと思っていました。思ってたより根田さんが来るのが遅くて、(突っ張るか)どうしようか迷った。今日(初日)は前のレースであんまりまくりが出てなかったんで、なるべく(仕掛けを)待ってと。あれで阿竹さんにもってこられて、コケるかなっていうのもありました。(まくりは)流れてくれたし、軽かった。車輪を新品に換えたんでんですけど、その感触も良かった」
好スピードで叩き切った太田だったが、最終バックを過ぎて脚色が鈍る。番手の阿竹智史は、東矢のまくりを阻めずも2着に追い込んだ。
「(太田は)ダッシュが良かった。根田を叩きに行く時にもうひと加速した。でも、(復帰場所だったので)距離がっていうのもあって、だいぶ失速した。(東矢が来て)あの感じだと分が悪かった。今回はトレーニング方法を見直して、フォームも変えてきた。まだ、赤板くらいまでしかできてないけど、そこをもっと固められるようにと思っています」
「(車番も悪かったので)切ってから考えようと思っていました。思ってたより根田さんが来るのが遅くて、(突っ張るか)どうしようか迷った。今日(初日)は前のレースであんまりまくりが出てなかったんで、なるべく(仕掛けを)待ってと。あれで阿竹さんにもってこられて、コケるかなっていうのもありました。(まくりは)流れてくれたし、軽かった。車輪を新品に換えたんでんですけど、その感触も良かった」
好スピードで叩き切った太田だったが、最終バックを過ぎて脚色が鈍る。番手の阿竹智史は、東矢のまくりを阻めずも2着に追い込んだ。
「(太田は)ダッシュが良かった。根田を叩きに行く時にもうひと加速した。でも、(復帰場所だったので)距離がっていうのもあって、だいぶ失速した。(東矢が来て)あの感じだと分が悪かった。今回はトレーニング方法を見直して、フォームも変えてきた。まだ、赤板くらいまでしかできてないけど、そこをもっと固められるようにと思っています」
<4R>

大槻寛徳選手
山本勝利が、赤板過ぎに原田研太朗を突っ張る。そこを谷口遼平がおさえるが、山本のインを進出した高橋晋也が打鐘過ぎに内から先頭に立つ。大槻寛徳(写真)、内藤秀久が外から追い上げて、谷口は4番手に下げる。山本は4コーナーから叩きに出るが、柿澤大貴は付いていけない。最終1センターで山本1人を受けた高橋が番手に入る。6番手まくりの谷口は不発で、3コーナーで番手から高橋が出る。高橋マークの大槻は、ゴール寸前で外から差し切った。
「高橋君が内からいって、あそこは怪しかったので外をう回した。山本君が1人で飛んできて、高橋君が落ち着いて入ってくれた。最近、高橋君を抜けていなかったから、抜けて良かった。1着も取れるようになって、良くなってきている」
とっさの判断で山本を1車出させて番手に収まった高橋晋也は、ライン3車での上位独占をメイク。
「(周回中)一番嫌な並びになって、考えていた作戦は捨てようと。でも、テンパってしまって、たまたま内が空いていった。けど、半端になってしまい、後ろがう回する感じになってしまった。道中から半端でしたね。山本君が仕掛けてきたのもわかっていなくて、気がついたら(山本が)横にいた。たまたま1人で来てくれたから番手に入れた。すかさず仕掛ければ、楽なレースだったけど、今日(初日)はワンテンポ、ツーテンポ遅れている。脚の状態が思ったより仕上がっていなかった」
「高橋君が内からいって、あそこは怪しかったので外をう回した。山本君が1人で飛んできて、高橋君が落ち着いて入ってくれた。最近、高橋君を抜けていなかったから、抜けて良かった。1着も取れるようになって、良くなってきている」
とっさの判断で山本を1車出させて番手に収まった高橋晋也は、ライン3車での上位独占をメイク。
「(周回中)一番嫌な並びになって、考えていた作戦は捨てようと。でも、テンパってしまって、たまたま内が空いていった。けど、半端になってしまい、後ろがう回する感じになってしまった。道中から半端でしたね。山本君が仕掛けてきたのもわかっていなくて、気がついたら(山本が)横にいた。たまたま1人で来てくれたから番手に入れた。すかさず仕掛ければ、楽なレースだったけど、今日(初日)はワンテンポ、ツーテンポ遅れている。脚の状態が思ったより仕上がっていなかった」
<5R>

石原颯選手
前受けから石原颯(写真)も踏み上げるが、金子幸央が強引に切る。石原が3番手に収まり、8番手の谷和也は赤板2コーナー手前から仕掛ける。谷が打鐘2センターで叩いて先行策。5番手になった石原は、4コーナーから反撃に出る。石原が近畿勢に迫り、木暮安由にからまれた小川真太郎が遅れ気味。石原が逃げる谷を3コーナーでとらえて、そのまま押し切った。
「本当は(金子を)突っ張りたかったです。突っ張ってしまえば、あと来るのは谷さんだと思った。でも、出られてしまった。(打鐘で)谷さんが来たのは見えましたけど、自分が落ち着けていなかった。自分でレースを難しくしてしまいました。もう谷さんを越えるのでいっぱいでしたし、あとは小川さん頼みでした」
中四国ライン3車での決着。最終4コーナーで小川が神田紘輔に内からからまれて、3番手の大川龍二が伸びた。
「ダービー(日本選手権)でも石原君の3番手を回って、口が空いたり離れたりした。同地区の先輩にいろいろとアドバイスをもらって走りました。(最終3コーナーは)神田君がもってくると思ったので、小川君の外に差し込んでいた。そうしたら神田君が小川君の内に行ったので、外を踏みました」
「本当は(金子を)突っ張りたかったです。突っ張ってしまえば、あと来るのは谷さんだと思った。でも、出られてしまった。(打鐘で)谷さんが来たのは見えましたけど、自分が落ち着けていなかった。自分でレースを難しくしてしまいました。もう谷さんを越えるのでいっぱいでしたし、あとは小川さん頼みでした」
中四国ライン3車での決着。最終4コーナーで小川が神田紘輔に内からからまれて、3番手の大川龍二が伸びた。
「ダービー(日本選手権)でも石原君の3番手を回って、口が空いたり離れたりした。同地区の先輩にいろいろとアドバイスをもらって走りました。(最終3コーナーは)神田君がもってくると思ったので、小川君の外に差し込んでいた。そうしたら神田君が小川君の内に行ったので、外を踏みました」
<6R>

取鳥雄吾選手
赤板2コーナーで押さえて出た新村穣は、そのまま踏み上げてペースを上げる。すかさず仕掛けた取鳥雄吾(写真)だったが、4番手に入り石塚輪太郎ともつれる。打鐘2センターで大きく外に振られた取鳥は、立て直して最終周回へ。新村が風を切り、取鳥は1センター過ぎに外併走から強引にまくる。柏野智典が連結を外す。2コーナーの山降ろしで加速した取鳥が、バックで前団をとらえる。佐々木龍は、合わせて出るように切り替えて取鳥を追いかける。直線で詰める佐々木龍を、取鳥が振り切った。
「(叩きにいったけど、新村が)結構、踏んだんで、石塚さんが遅れてた。そこを入れるかなって思ったら、(新村に)流されて(石塚が)戻ってきた。もう終わったと思いました。でも、そこをしのいで(佐々木)龍さんのところだけと。(まくりは佐々木に)近づいたら絶対に(ブロックで)やられるなと。余裕はなかったけど、外をいきました。(あの展開でまくれて)良くなっていると思うけど、もうちょっとラインできれいに決めたかった。1着は良かったけど、僕だけになってしまった」
好ピッチで逃げた新村後位の佐々木龍は、取鳥のまくりにスイッチして2着。
「車番が悪かったんで、スタートを出てみていい位置が取れたらと考えていたら、思っていた通りの位置が取れた。新村が攻めてくれたおかげですね。(最終)ホームで確認したら、(石塚と取鳥で)ガチャガチャしていた。でも、そのあとは取鳥君に大外を行かれた。それで切り替える形になった。(前々回の)ダービー(日本選手権)が終わってからは、気持ちをリフレッシュしながら(全プロ競技大会が)自分はチーム競技なんで練習をやってきた。調子は上がってきていると思います」
「(叩きにいったけど、新村が)結構、踏んだんで、石塚さんが遅れてた。そこを入れるかなって思ったら、(新村に)流されて(石塚が)戻ってきた。もう終わったと思いました。でも、そこをしのいで(佐々木)龍さんのところだけと。(まくりは佐々木に)近づいたら絶対に(ブロックで)やられるなと。余裕はなかったけど、外をいきました。(あの展開でまくれて)良くなっていると思うけど、もうちょっとラインできれいに決めたかった。1着は良かったけど、僕だけになってしまった」
好ピッチで逃げた新村後位の佐々木龍は、取鳥のまくりにスイッチして2着。
「車番が悪かったんで、スタートを出てみていい位置が取れたらと考えていたら、思っていた通りの位置が取れた。新村が攻めてくれたおかげですね。(最終)ホームで確認したら、(石塚と取鳥で)ガチャガチャしていた。でも、そのあとは取鳥君に大外を行かれた。それで切り替える形になった。(前々回の)ダービー(日本選手権)が終わってからは、気持ちをリフレッシュしながら(全プロ競技大会が)自分はチーム競技なんで練習をやってきた。調子は上がってきていると思います」
<7R>

小倉竜二選手
赤板1コーナーで小林泰正がじわりと出て、4番手に下げた山口拳矢と佐々木豪が併走。小林のペースを見極めた佐々木が叩きに出て、打鐘3コーナー過ぎに主導権を奪う。3番手に小林が飛び付いて、単騎の隅田洋介は5番手。8番手から和田真久留が仕掛けて、佐々木もペースアップして駆ける。踏み遅れた小林の前に最終2コーナー手前で和田が入り、中団以降がもつれる。山口もまくるが一息。2センターから追い込んだ和田を退けた小倉竜二(写真)が、番手でチャンスをモノにした。
「取れた位置からでしたけど、後方になるよりは、初手はいい位置だったと思います。それでいい展開になりました(佐々木は)もともと、強いので、気持ちを入れていけば、ああいった競走ができる。それに松山がバンク改修中で直前に(佐々木が)小松島に来ていたので一緒に練習もできていた」
打鐘3コーナーで8番手から仕掛けた和田真久留は、いったん3番手に入ってから追い込んだ。
「取れた位置からでしたけど、巻き返して行った時に佐々木君のダッシュが良くて合わされる形になった。(3番手に)入れたけど、山崎(芳仁)さんがからまれてしまったし、もうワンテンポ早く行けば良かった。今回は自力でやる準備もしてきたけど、ちょっと自在な立ち回りになってしまった。(前回の)平塚の初日の落車で自転車が壊れてしまったので、いまは練習で使っていたものです」
「取れた位置からでしたけど、後方になるよりは、初手はいい位置だったと思います。それでいい展開になりました(佐々木は)もともと、強いので、気持ちを入れていけば、ああいった競走ができる。それに松山がバンク改修中で直前に(佐々木が)小松島に来ていたので一緒に練習もできていた」
打鐘3コーナーで8番手から仕掛けた和田真久留は、いったん3番手に入ってから追い込んだ。
「取れた位置からでしたけど、巻き返して行った時に佐々木君のダッシュが良くて合わされる形になった。(3番手に)入れたけど、山崎(芳仁)さんがからまれてしまったし、もうワンテンポ早く行けば良かった。今回は自力でやる準備もしてきたけど、ちょっと自在な立ち回りになってしまった。(前回の)平塚の初日の落車で自転車が壊れてしまったので、いまは練習で使っていたものです」
<8R>

河端朋之選手
赤板1コーナーで嘉永泰斗が、中国ラインを押さえて出る。嘉永ラインに続いた三谷竜生と河端朋之(写真)が3番手で重なり、佐々木眞也も5番手の外で併走して打鐘。3コーナーで佐々木が踏み上げて、合わせるように先行態勢の嘉永がペースを上げて逃げる。3番手はもつれたまま、佐々木は4番手の外に追い上げて最終周回。外の三谷が遅れて、2コーナーから3番手奪取の河端がまくる。岩津裕介が河端の踏み出しにわずかに遅れて、嘉永を3コーナーでとらえた河端が1着。
「3車でしたし(別線が)切ってくれたら、その上をカマそうと思っていました。三谷君もいましたし、その後ろには佐々木君もいた。引いても厳しいと思っていきました。(最終2コーナーで)三谷君が遅れていたので、とにかく必死に踏みました。自転車は結構、進んだと思うんですけど、ゴール前はキツかったですね」
車間が空きながらも吸い込まれるように河端に続いた岩津裕介が、2車身差の2着で岡山ワンツー。
「(別線が河端の得意パターンに)させてくれなかったですね。三谷君もあの位置での併走なら悪くない位置だと。(河端が下げなかった)判断は良かったと思います。でも、河端君があの態勢からまくり切るイメージがわかなかった。それで(最終)3コーナーは見てしまって、止まれば内だなと思っていたら伸びていった」
「3車でしたし(別線が)切ってくれたら、その上をカマそうと思っていました。三谷君もいましたし、その後ろには佐々木君もいた。引いても厳しいと思っていきました。(最終2コーナーで)三谷君が遅れていたので、とにかく必死に踏みました。自転車は結構、進んだと思うんですけど、ゴール前はキツかったですね」
車間が空きながらも吸い込まれるように河端に続いた岩津裕介が、2車身差の2着で岡山ワンツー。
「(別線が河端の得意パターンに)させてくれなかったですね。三谷君もあの位置での併走なら悪くない位置だと。(河端が下げなかった)判断は良かったと思います。でも、河端君があの態勢からまくり切るイメージがわかなかった。それで(最終)3コーナーは見てしまって、止まれば内だなと思っていたら伸びていった」
<9R>

村田雅一選手
前受けの松井宏佑が、九州勢を出させずに突っ張る。その松井が緩めた隙を逃さずに、後方の藤井侑吾は打鐘目がけてカマシを敢行。3コーナーで飛び出した藤井は、緩めることなく踏んでいく。村田雅一(写真)が危なげなく追走して、3番手に雨谷一樹。遅れた諸橋愛が守澤太志とからんで、4番手に松井が入り、最終ホームを通過する。前との車間が空いた松井は、なかなか詰まらない。5番手以降もさらに空いて前が遠い。詰める勢いで3コーナーからまくった松井に合わせて、雨谷も追い込む。が、番手絶好の村田が勝ち切った。
「(藤井は)焦らずに自分のタイミングで行ったけど、強烈でしたね。ジャンの3コーナー目がけて行って、自分は出切ったと思って先にケツを下した。そしたら(藤井は)そのまま全開で行ってたんでキツかった。ただ、(最終)バックではスピードが落ちていたんで、引きつけてでした。ダービー(日本選手権)もそうですけど、(近況は)僕の調子がいいというよりは、展開というか、いい選手を付けてもらっているっていうのがあると思います」
カマした藤井ラインに乗った雨谷一樹は、最終4コーナーから踏み込んで2着。
「もう少し余裕があれば、(藤井の)番手にいきたかった。でも、村田さんも口が空いてなかった。ジャンのあそこが勝負どころだったけど、そこは反応できた。あとは松井君が来たところを一緒に踏めばと。もう少し伸びてくれれば1着だったけど。(前々回で)落車したわりには、前回も走れた。悪くないと思います」
「(藤井は)焦らずに自分のタイミングで行ったけど、強烈でしたね。ジャンの3コーナー目がけて行って、自分は出切ったと思って先にケツを下した。そしたら(藤井は)そのまま全開で行ってたんでキツかった。ただ、(最終)バックではスピードが落ちていたんで、引きつけてでした。ダービー(日本選手権)もそうですけど、(近況は)僕の調子がいいというよりは、展開というか、いい選手を付けてもらっているっていうのがあると思います」
カマした藤井ラインに乗った雨谷一樹は、最終4コーナーから踏み込んで2着。
「もう少し余裕があれば、(藤井の)番手にいきたかった。でも、村田さんも口が空いてなかった。ジャンのあそこが勝負どころだったけど、そこは反応できた。あとは松井君が来たところを一緒に踏めばと。もう少し伸びてくれれば1着だったけど。(前々回で)落車したわりには、前回も走れた。悪くないと思います」
<10R>

吉田拓矢選手
窓場千加頼の上昇を、前受けの眞杉匠が赤板1コーナーで阻んで踏み上げる。犬伏湧也は早めに後方で態勢を整えて、2コーナー手前から仕掛ける。打鐘3コーナーで犬伏が眞杉を叩いて、清水裕友、荒井崇博まで出切る。眞杉が4番手に収まり、7番手になった窓場は、最終ホーム手前から仕掛ける。窓場は進まず、4番手の眞杉は前との車間を取ってバックを迎える。眞杉が詰めながらまくり追い込むも、逃げる犬伏の後ろの清水も踏み込む。直線で抜け出した清水を眞杉マークから外を踏んだ吉田拓矢(写真)が、ゴール寸前でとらえた。
「打鐘のところは(眞杉が)出させる雰囲気でしたね。眞杉君が重そうだった。でも、任せていたんで。最後は外を踏むことしか考えていなかった。眞杉君を気にしながら踏んで、残ってくれて良かった。引き続き調子はいい」
絶好の展開も清水裕友は、吉田に伸び負けて8分の1輪差の2着。
「(犬伏が)仕掛けた時に気を抜くと(眞杉が)来るんじゃないかと思っていた。(関東勢が)まくり追い込みで難しかった。いつもの犬伏君の感じと少し違った。(犬伏は)いつも通りじゃない感じがした。自分もあまり良くないかも」
4番手キープから間合いを取った眞杉匠は、まくり追い込みで3着。
「(窓場を)突っ張って、犬伏さんと勝負かなと。ジャンのところは全開だったけど、犬伏さんに来られた。全然、力が入らないし、ずっとキツかった。力が入らないというか練習不足。(最後の)出もめちゃくちゃ悪い。直前にいつもより乗れなかったのが、正直なところ。ペダリングが良くない。力任せになっている。だから進んでいない」
「打鐘のところは(眞杉が)出させる雰囲気でしたね。眞杉君が重そうだった。でも、任せていたんで。最後は外を踏むことしか考えていなかった。眞杉君を気にしながら踏んで、残ってくれて良かった。引き続き調子はいい」
絶好の展開も清水裕友は、吉田に伸び負けて8分の1輪差の2着。
「(犬伏が)仕掛けた時に気を抜くと(眞杉が)来るんじゃないかと思っていた。(関東勢が)まくり追い込みで難しかった。いつもの犬伏君の感じと少し違った。(犬伏は)いつも通りじゃない感じがした。自分もあまり良くないかも」
4番手キープから間合いを取った眞杉匠は、まくり追い込みで3着。
「(窓場を)突っ張って、犬伏さんと勝負かなと。ジャンのところは全開だったけど、犬伏さんに来られた。全然、力が入らないし、ずっとキツかった。力が入らないというか練習不足。(最後の)出もめちゃくちゃ悪い。直前にいつもより乗れなかったのが、正直なところ。ペダリングが良くない。力任せになっている。だから進んでいない」
<11R>

脇本雄太選手
北日本勢が、前団に構える。赤板過ぎの森田優弥とのダッシュ勝負を制した新山響平が突っ張って主導権をキープ。今度は8番手になった郡司浩平が、2コーナーから襲い掛かる。新山もペースを上げるが、両者の叩き合いで最終周回へ。6番手の森田がまくりを打ち、ワンテンポ置いて脇本雄太(写真)も8番手から仕掛ける。脇本のスピードが断然で、新山をねじ伏せた郡司をあっさりとらえる。離れながらも浅井康太が懸命に追いかけて、脇本は後続をちぎった。
「新山君が先頭での(自分が)後ろから押さえ(に行くの)は嫌だった。あの(北日本ラインの後ろの)位置をキープしようと。本当はその前に(最終ホーム付近で)前に行かないとだったんですけど。ワンテンポ遅れてしまって、(車間を)詰める勢いで行きました。展開に恵まれた感もあるので、そこまで評価はできない。(4月の)川崎で使ったものよりさらに小さくした新車ですけど、まだ長所も短所も正直、つかめていない」
脇本の加速には遅れた浅井康太だったが、慌てず2着をキープ。3番手以下はさらに離れてのゴールだった。
「(脇本は佐々木悠葵の内で)引かない感じだったので、あそこで勝負するのかなって思いました。仕掛けてからは脇本君のスピードがすごくて、なんとか付いていけたかなって。(脇本は最終)1コーナーからは踏んでいたと思うんですけど。ペダリングを意識しながら離れかけても焦らず、意識しながら走れて付け切ることはできた」
最終2コーナーで新山との踏み合いに勝った郡司はいっぱい。松谷秀幸は2センター過ぎから切り替えて追い込んだ。
「まさか(郡司が)叩きに行くとは思わなかった。1回休んでから行ったので、その前に行ければもっと楽だったと思うんですけど。森田君が見えて振ったんですけど、脇本君も来てたので難しかったですね。郡司君もキツそうでしたし、前に踏ませてもらいました」
「新山君が先頭での(自分が)後ろから押さえ(に行くの)は嫌だった。あの(北日本ラインの後ろの)位置をキープしようと。本当はその前に(最終ホーム付近で)前に行かないとだったんですけど。ワンテンポ遅れてしまって、(車間を)詰める勢いで行きました。展開に恵まれた感もあるので、そこまで評価はできない。(4月の)川崎で使ったものよりさらに小さくした新車ですけど、まだ長所も短所も正直、つかめていない」
脇本の加速には遅れた浅井康太だったが、慌てず2着をキープ。3番手以下はさらに離れてのゴールだった。
「(脇本は佐々木悠葵の内で)引かない感じだったので、あそこで勝負するのかなって思いました。仕掛けてからは脇本君のスピードがすごくて、なんとか付いていけたかなって。(脇本は最終)1コーナーからは踏んでいたと思うんですけど。ペダリングを意識しながら離れかけても焦らず、意識しながら走れて付け切ることはできた」
最終2コーナーで新山との踏み合いに勝った郡司はいっぱい。松谷秀幸は2センター過ぎから切り替えて追い込んだ。
「まさか(郡司が)叩きに行くとは思わなかった。1回休んでから行ったので、その前に行ければもっと楽だったと思うんですけど。森田君が見えて振ったんですけど、脇本君も来てたので難しかったですね。郡司君もキツそうでしたし、前に踏ませてもらいました」
<12R>

古性優作選手
8番手の深谷知広の上昇に3番手の松本貴治も反応して、赤板手前で踏み上げる。切って出た松本がペースを握り、深谷は中途半端な感じで中団の外。そのタイミングを逃すことなく寺崎浩平が、打鐘手前で仕掛ける。最終ホーム手前で寺崎が叩き切り、古性優作(写真)、村上博幸まで続く。近畿勢にスイッチした坂井洋のまくりを、古性はブロックして3コーナーで止める。後方の深谷のまくりはあおりで一息。古性が、武藤龍生を張りながら追い込んだ。
「寺崎がすごくいいレースをしてくれた。ただ、(村上)博幸さんには申し訳なかったです。(最終)ホームで博幸さんが出切ったのを確認して、あとは自分が対処できることをと。坂井君が見えたんで、どう止めるかでした。坂井君をしっかりと止めても、たぶん(武藤)龍生はコケないと思った。それでしっかりと引っ掛けてでした。(ラインの)3人で決まるかと思ったけど博幸さんの外に龍生が来ていた。博幸さんのコースをつくりたかったけど、難しかったですね。自分の力っていうより、寺崎、博幸さんのおかげで1着を取らせてもらった」
先行の腹を固めていた寺崎浩平は、別線を完封して古性とワンツー。
「最近、長い距離をいけてなかったし、先行するって決めていた。しっかりと行こうと。深谷さんがどうするかだった。(打鐘手前付近は)あそこで見てしまって、(仕掛けて)行けないことが多かったのでしっかりと行こうと。気温のせいかバンクが重く感じたし、ほかのレースを見ても先行には苦しいコンディションなのかなと。そこを(先行して)2着まで来られたのは良かった。1走してちょっと思うところがあったので、セッティングを煮詰めたい」
坂井のまくりが止められると、武藤龍生は最終2センターで内の村上を押し込んで直線勝負。しぶとく3着に入った。
「前からっていう感じだったけど、(坂井は)どんな並びであれ前を取ってすかさず行くっていう感じだった。(坂井が)前々に踏んで仕掛けてくれた。行き切れなかったけど、自分が勝負できるところまで連れていってもらいました。(前回の日本選手権で)落車して探り探りだけど、見つめ直す時間があったんで、上向きかなって思います。(最終日に向けては)自転車はいじらないので(体の)ケアですね」
「寺崎がすごくいいレースをしてくれた。ただ、(村上)博幸さんには申し訳なかったです。(最終)ホームで博幸さんが出切ったのを確認して、あとは自分が対処できることをと。坂井君が見えたんで、どう止めるかでした。坂井君をしっかりと止めても、たぶん(武藤)龍生はコケないと思った。それでしっかりと引っ掛けてでした。(ラインの)3人で決まるかと思ったけど博幸さんの外に龍生が来ていた。博幸さんのコースをつくりたかったけど、難しかったですね。自分の力っていうより、寺崎、博幸さんのおかげで1着を取らせてもらった」
先行の腹を固めていた寺崎浩平は、別線を完封して古性とワンツー。
「最近、長い距離をいけてなかったし、先行するって決めていた。しっかりと行こうと。深谷さんがどうするかだった。(打鐘手前付近は)あそこで見てしまって、(仕掛けて)行けないことが多かったのでしっかりと行こうと。気温のせいかバンクが重く感じたし、ほかのレースを見ても先行には苦しいコンディションなのかなと。そこを(先行して)2着まで来られたのは良かった。1走してちょっと思うところがあったので、セッティングを煮詰めたい」
坂井のまくりが止められると、武藤龍生は最終2センターで内の村上を押し込んで直線勝負。しぶとく3着に入った。
「前からっていう感じだったけど、(坂井は)どんな並びであれ前を取ってすかさず行くっていう感じだった。(坂井が)前々に踏んで仕掛けてくれた。行き切れなかったけど、自分が勝負できるところまで連れていってもらいました。(前回の日本選手権で)落車して探り探りだけど、見つめ直す時間があったんで、上向きかなって思います。(最終日に向けては)自転車はいじらないので(体の)ケアですね」