『全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪 レポート』 初日編
 
配信日:5月13日

■私的明日の展望

9レース ワンダーステージ

小嶋敬二-加藤慎平
山崎芳仁-伏見俊昭-有坂直樹
村上義弘-前田拓也
三宅達也-室井竜二

このレースは激しい先手争いとなりそうだ。先行意欲が高い村上と後ろに伏見をつけた山崎がぶつかりあうだろう。そして、これを読んでいる小嶋、三宅の両者がその後ろから捲る展開が予想される。
私的には山崎が主導権を取りきり、捲ってくる小嶋、三宅に対し、番手から抜け出す伏見と読みたい。となれば有坂から私は考えたいのだが。

10レース ワンダーステージ

武田豊樹-手島慶介
井上昌己-吉岡稔真-小倉竜二
岡部芳幸-齋藤登志信
高城信雄-内林久徳

武田、高城、井上と先行タイプが揃ったレース。先手は武田と読みたいのだが、高城も先行意欲は高く、武田が躊躇するようであれば高城が先手を取りそう。吉岡を後ろにつけた井上の動向だが、基本的には捲るタイプなので、中団をとれれば当然狙い目になるだろう。私としては、捲る岡部から考えたい。

11レース スーパープロピストレーサー賞

荒井崇博-小野俊之-兵藤一也-阿部康雄
金子貴志-大塚健一郎-神山雄一郎-後閑信一
佐藤慎太郎

先手を取るのは荒井か、金子か。私は、九州ラインで並ぶ荒井と考えたい。そうなると、番手に佐藤が飛びつき、前団が短くなる金子の捲りごろか。当然、金子の先行という逆のパターンも考えられる。佐藤が成り行きで先行させられるパターンはあまり考えたくはない。
私はここのところ記念2連覇している大塚から考えたい。


※並びは当日の日刊紙・専門紙・練習走行でご確認下さい。
※展望はあくまで想定であり、実際の並びとは異なる場合があります。



若生武則の 『全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪 レポート』 初日編



 今日はあいにくの雨になってしまいましたが、松山バンクは熱いファンの声援が飛び交っています。
この競輪場は、競走に向かう時と戻るときにはファンのすぐ目の前を通って選手が行きますから、とっても声援しやすいのです。ぜひ、明日は松山競輪場に足を運んでください。明日も熱戦が予想されますから。
こんにちは、KEIRINマガジンの若生です。
明日はスーパープロピストレーサー賞レースが行われます。
2分戦となったSPR賞レースは勝つために選手もファンも展開の読みに力が入るレースになりそうです。面白い展開となりそうですね。皆さんびしっと予想してくださいね!
そして開催が終了したら、道後温泉へ行かれてみるのはいかがでしょうか。日本最古といわれる温泉に入るのもいいと思います。

今日の優秀レースダイジェスト
9レース
周回は小嶋敬二、加藤慎平、高城信雄、小野俊之、室井竜二、山崎芳仁、岡部芳幸、後閑信一、阿部康雄。
赤板前から山崎が動き、赤板では小嶋の横まで上昇。一旦前に出る。しかし、高城が打鐘では先頭に出るが、すかさず山崎が先頭に出て先行。最後方から小嶋が捲って出るが岡部にブロックされ不発に。ゴールは、3番手にいた後閑が突っ込んできて1着2着には伸びた小野。3着は後閑を追走した阿部。
 
周回
  赤板
 
打鐘   ホーム
 
バック   ゴール!!

10レース
吉岡稔真、大塚健一郎、三宅達也、伏見俊昭、佐藤慎太郎、村上義弘、内林久徳、前田拓也、兵藤一也で周回。
赤板でまず伏見が動きを見せ上昇。打鐘では村上が前に出て最終的に先行する。最終ホームでは吉岡が巻き返しを図り村上と先行争いに。最終4コーナーまで決着がつかず、ゴールは捲って出た伏見の番手の佐藤が1着、2着は伸びた兵藤、3着は大塚。
 
周回
  赤板
 
打鐘   ホーム
 
バック   ゴール!!

11レース
周回は金子貴志、齋藤登志信、有坂直樹、井上昌己、荒井崇博、小倉竜二、武田豊樹、神山雄一郎、手島慶介。
赤板で武田が上昇し、打鐘で先行態勢に。打鐘過ぎに井上は動いたが連係が上手くいかず最終ホーム前に荒井が前にでて、4番手にはまる。金子は5番手から捲って出て、その後ろに荒井がはまり、ゴール前追い込んで1着。2着は金子、3着に武田番手の神山が入線。
 
周回
  赤板
 
打鐘   ホーム
 
バック   ゴール!!


→ダッグアウトから
→私的明日の展望



■ダッグアウトから

<2R>
  井上辰也
「流れですね。バンクは重かった~、特にバックが重かったです。吉川(誠)君がかかっていましたからね、逆に自分にはその方がよかったみたいですね」


<3R>
  先行した永井清史を交わして1着の富永益生
「永井のおかげですね。後ろにきたのにあわせて踏むかと思ったら、来る前に踏んでくれましたからね。練習はきちんとやっているのに、精彩欠いていたから、今日の1着は嬉しいですね。また明日も頑張ります」


<5R>
  直線追い込んで1着の渡辺十夢
「濱田(浩司)君もすごい勢いで行ってくれたし、梶應(弘樹)さんもすごい仕事していたから、僕に展開が向きましたね。僕が勝てるには、その後ろからしかないかなって思っていたんで。昨日、練習で乗った時に皆が『このバンクは軽い』って言ってたけど、自分は重かったんで、調子よくないのなかって思ったんですけど、1着とれたんでよかったです」


<7R>
  先行して3着に残った佐々木則幸
「重かったですね~。ギアを1枚かけていた分、それがよかったのか悪かったのか(笑)。もう一枚軽ければ最終4コーナーからも残れていたかもしれないし、難しいですね」
2着に入った村本大輔は「今日は(四国勢の)作戦をきっちり読んでいたのが勝因ですね」


<8R>
  捲って1着の矢口啓一郎
「今日は流れが向きました。調子は前と変わらないんですけど、最近、流れが向いてきますね。自分でも不思議ですよ(笑)。悪い時ばっかりなんでたまにはですね(笑)」


<9R>
  先行した山崎芳仁の3番手から1着の後閑信一
「自分ではしっかり3番手のつもりだったんですけど、あまりにも(岡部芳幸が)戻ってくるの遅かったんで、しょうがないですね、後ろに阿部(康雄)さんもいますし」
山崎芳仁の番手だった岡部芳幸は「山崎があれだけ頑張ってくれたし、自分のやることはやらないとね。その後の対処はもっと勉強しないとだめだね。でも、小嶋(敬二)さんにすんなりいかれなかったし、失格しなかったし、少しはマシかな」


<10R>
  伏見俊昭の捲りにのり、最後追い込んで1着の佐藤慎太郎
「精神的な疲れがある割には伸びたかな。精神的な疲れって何かって、結婚生活だよ(笑)。妻とはいえ、他人と暮らすわけだから疲れる(笑)。今日は伏見さんにご祝儀もらいました! 山崎(芳仁)に宮杯でご祝儀もらう予定(笑)」


<11R>
  直線追い込んで1着の荒井崇博
「恵まれました。(齋藤)登志信さんのところがとれたから、(井上)昌己を入れようかと思ったけど、登志信さんに内しゃくられたんで、これは金子(貴志)さんのところにいくしかないなと思いました。小倉(竜二)さんが後ろにいなかったのが誤算でしたね、小倉さんがついていてくれたなら行こうと思ってたんですけど、いなかったし、金子さんが捲ってきたんで、それについていきました」

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