ラインとは選手がチームを組んで走ること。
レース展開の要となるラインの読み方を覚えよう。
ラインを組んで戦う
競輪では各選手が個々の脚質に応じ、全力を発揮して勝利を得るために、他の選手と連携します。
ライン同士の壮絶な戦い
1人の選手を抜くよりも、複数の選手で組んだラインを抜き去るのは大変なこと。
選手たちがラインを組むもう1つの理由は、他のラインに対抗するためです。レースの終盤まではライン同士による壮絶な戦いが繰り広げられます。そして、最後は個人対個人の壮絶な戦い。競輪は、ラインがあるから奥深く、最初から最後までレースから目が離せないのです。
ラインの組み方
普段から一緒に走ることの多い選手とタッグを組めば、お互いのクセやタイプを理解し、サポートし合えるので強固なラインを築くことができます。そのため、ラインは登録地の近い身近な選手と組むのが基本です。
ラインのパターン
ライン基本パターン
ラインには色々な構成がありますが、基本は、自ら風を受けて先を走る [ 先行/捲り(自力型)] の後に、少ない空気抵抗で走って最後に追込む [ 追込み(他力型)] が続くパターンです。
3分戦
3つのラインに分かれる3分戦。
3人ずつ、あるいは「4人・3人・2人」のような構成になります。
4分戦
4つのラインに分かれる4分戦は、「3人・2人・2人・2人」などのように短いラインが多くなるので、「細切れ戦」とも呼ばれています。
2分戦
2分戦は、2つのラインに分かれての戦いです。「5人・4人」のようにラインが長くなります。
先行1車
先行(捲り)選手が1人しかいない時に、先行1車という展開があります。
番手選手の役割
番手選手(ラインの2番手)の役割は、かなり重要。先行・捲りタイプの後ろを固め他のラインとの主導権争いをサポートします。
ブロック
後方の選手が捲り上げてきたら、番手選手がブロックして止めます。
車間をあける
先行・捲り選手との車間をあけることにより、他の選手が追い上げてくる距離をのばします。
切り替え
他のラインに先行されたり、捲られたりした場合に、2番手以降の選手がそのラインを追走すること。
競り
強い先行選手の後ろの位置をめぐって、選手が位置を取り合うこと。 激しいぶつかり合いになることも。