「どんなことをしても選手でいたい」
潰瘍性大腸炎と診断されたのはデビューして間もなくだった。
「学校を出る頃ちょっとおかしいなって、
デビューして、優勝もしたけど4開催しか走れなかったです」
師匠と練習仲間、境遇の似た選手の頑張りが支えに。
「みんな練習に誘ってくれて、くじけないようにと。
自分だけじゃない、やれるだけがんばろうと思いました」
焦らず、人と比べず自分のペースを貫き弟子も取った。
「いま、競輪学校を受験した高校生を見ているんですけど、
その子と一緒に走りたい。
それまでは、もうどんなことをしても選手でいたい」