レース展望


注目生徒紹介

杉森生徒
杉森 輝大(茨城・30歳)
スピードスケートでトリノ・バンクーバー五輪の代表にも選ばれた男が競輪界へ。
200m、400m、1,000m、3,000mすべての種目で上位のタイムを出し、競輪学校史上10人目となるゴールデンキャップを獲得した。第1回登坂王決定戦優勝、第2回では奇しくも準優勝となるが、実力は今回生最上位である。競走訓練では常に先行で戦っているため、在校順位は22位に留まっているが、打鐘からの先行でゴールまで押し切ってしまうこともある。卒業記念レースでもそのスタイルで、必ずや決勝に勝ち上がってくるはず。
嶋津生徒
嶋津 拓弥(神奈川・26歳)
中学・高校では陸上、大学に入りデュアスロン・トライアスロンを経験し、世界選手権にも出場した。
スピード・持久力に優れ、入学当初からエリート候補班で滝澤校長から日々指導を受ける。実力は折り紙付きだ。競走訓練では先行・捲りで積極的に攻める姿が印象的であり、先行逃げ切り回数は今回生No.1。在校順位も2位と優秀で、性格も真面目である。近い将来、GI戦線での活躍が大いに期待できる有望な逸材だ。

長尾生徒
長尾 拳太(岐阜・19歳)
現在在校順位1位の競輪学校における中部地区若手のホープであり、記録会ではタイムも上位に位置している。競走訓練におけるパンチ力は今回生No.1。競走訓練では先行・捲り・追込みと器用に使い分け勝ち星を量産。中でも最終バックストレッチからの切れ味鋭い強烈な捲りは狙った獲物は逃がさない。卒業記念レースでは最年少ながら、在校1位の意地が見せられるか楽しみだ。デビュー後は先行意欲を高め、積極的な競走が出来るようになれば、頭角を現すことは間違いない。
石口生徒
石口 慶多(兵庫・24歳)
立命館大学自転車部の出身。国体ケイリン優勝など数々の輝かしい成績を残している。主導権争いが激しい競輪学校の競走訓練では、レース感の良さと巧みなハンドル捌きを見せた。第1回トーナメント決勝3位、第2回トーナメント決勝では5着に沈んだが、決勝まで1・1・1で勝ち上がった実力者である。競輪学校生活の集大成である卒業記念レースでも必ずや決勝メンバーに名を連ねるであろう。デビュー後はどんな位置からでも着に絡んでくる変化自在な戦い方に注目したい!

小川生徒
小川 賢人(福岡・27歳)
ダービー王の父(博美・43期・引退)を持つ。訓練姿勢・授業態度は非常に真面目で、他の生徒のお手本だ。陸上で鍛えられた筋力は競走でも威力を発揮し、3回目の記録会では数少ないA評価を獲得。直後に行われた2回目のトーナメントでは3着に入る好走を見せている。もがいた時のフォームが特徴的だが、集団を一気に飲み込む捲りのスピードは目を見張るものがある。今レース要注目の生徒だ。