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 昭和31年(1956年)、それまで春・秋の年2回、持ち回りで開催されてきた全国争覇競輪(現 日本選手権競輪)が、年間最高位選手決定戦という意味合いから年1回(10月)開催となり、開催場も後楽園競輪場に固定されることになった。それに代わる春の祭典として、川崎、大阪中央、名古屋という当時の三大競輪場の持ち回りの特別競輪として新設されたのが「全国オールスター争覇競輪」である。
 記念すべき第1回は昭和31年(1956年)5月に川崎競輪場で開催された。
 その後、大阪中央競輪場が廃止になったことにより岸和田競輪場での開催となった昭和39年(1964年)の第9回大会から「オールスター競輪」と名称を改め、昭和47年(1972年)に大垣競輪場で開催された第15回大会より全国各競輪場の持ち回りとなり、開催月も秋へと移った。
 平成17年(2005年)名古屋競輪場で行われた第48回大会からは、従来の6日制を5日制に改め、前半3日間を準決勝進出を賭けたポイントを争う予選とした。また準決勝も準決勝A・準決勝Bと分かれ、それぞれ決勝戦へ勝ち上がる着位が異なるなど大きくその姿を変えた。

 オールスター競輪の大きな特徴としてファン投票の結果が「ドリームレース」として反映されることが挙げられる。ファン投票上位9名のメンバーで対戦するドリームレースは第17回大会(昭和49年)から、オリオン賞レースは第30回大会(昭和62年)から実施されている。
 
 
 
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