REPORT

『東日本大震災被災地支援　第54回オールスター競輪（GI）』
ドリームレース共同インタビュー

配信日：8月30日

8月31日（水）　11R　ドリームレース　（発走予定16時30分）

【1】村上博幸（京都･86期）
	富山記念の落車に関してはしっかり治療して痛みも取れてますし、練習の感じは悪くなかったですね。２日間休んで練習してきたんですけど、本数だけは減らしてきました。右の臀（でん）部を打撲したんですけど、最初の治療でだいぶ良くなったんで間に合った感じですね。その富山記念の準決勝では深谷（知広）君を捲って勝てたりして自信にはなりましたね。練習してきた感じでは落車の影響もなさそうですし。ドリームレースは兄がいますし、もちろん連係です。岐阜はけっこう走ってはいるんですけど、そんなにいいイメージも悪いイメージもないバンクですね。まあ、バンクは軽いですし走りやすいかなとは思いますけど。あと、岐阜というと、競輪学校の一次試験をここで受けたのを思い出すくらいですかね（笑）
【2】武田豊樹（茨城･ 88期）
	富山記念の決勝は先行して大敗するという結果になってしまったのですが、本当に集中して走りましたし、疲れは出ましたね。その後はゆっくりという訳でもないですけど、自転車に乗りながら調整をするという感じでここまで来ました。レースでの脚はあるという感じで、あとはどう体力を回復させてエネルギーを蓄えるかっていうところに重点を置いてきましたね。　岐阜は記念を走ってますけど、けっこう久しぶりですね。共同通信社杯の準決勝で３着に入ったのに、決勝に乗れなかった思い出がありますけど（苦笑）。　ドリームレースは僕が前を回ります。僕自身、平原（康多）君の調子が良い、悪いで並びを決めたりはしないんですけど、自分自身の問題としてドリームレースにあと何回乗れるのかなっていうのがあって。やっぱり、来年もこのレースに乗れるか乗れないか分からないじゃないですか。そういった思いが心の中で強いですし、ドリームレースっていうのは、普段の特別競輪の初日特選とはちょっと違ったものがあるし、ファン投票で２位に選んでもらったことに対する部分として、どうしても前で走りたいっていう気持ちが強かったんですよね。細切れ戦になるみたいですけど、自分が前を走るっていうことだけしか考えてなかったので、組み立てに関してはまだですね。一晩じっくり考えて、自分らしいレースをしたいと思います
【3】伏見俊昭（福島･75期）
	前走の富山記念は全日本選抜を優勝して直後の記念ということで、大事な一戦になるなと思って集中して走れた結果、決勝戦に乗れたのは良かったんですけど、ちょっとやっぱり課題は残ったかなというのはありますね。武田（豊樹）さん、平原（康多）に付く番組が多かったんですけど、普段連係しなれてない選手というのもあって、牽制もしなくちゃいけないけど、勝ちにもいかなくちゃいけないという中での葛藤があったかなと。両方できればそれが１番いいんでしょうけど、なかなかそれが難しくて。まあ、ドリームレースに関しては山崎（芳仁）君がいるので、僕が言うことは何もないですね。調子も良さそうですし、黙って後ろに付くだけです。ただ、ドリームレースはなかなか１着が取れないんですよね（苦笑）。（佐藤）慎太郎は１着取ったことあるのに、僕がないっていうのは…（笑）。それでも、去年は２着ですし、年々よくなってきていると思って、今回もチャンスがあればしっかりモノにしたいですね。ファン投票のベスト９ということで、ＧＰ以上のメンバーだと思っているので、しっかり成績を残せる様に頑張ります。それに、岐阜は10年前のオールスターで優勝したこともある思い出のあるバンクでいいイメージしかないですしね
【4】平原康多（埼玉･87期）
	富山記念は二次予選で負けてしまって途中欠場する形になってしまったんですけど、感覚的にあまり良くはなかったですね。その負けを反省して色々と見つめなおしてここにきた感じですね。この１年半くらいは練習してもどうにもならない様な時期が続いてしまって、セッティングにしてもいい時のものでもどうにもならなくなってきたりとか。そんな状態でオールスターを走っても勝負にならないなというのは感じていたので、富山の後に色々と見つめなおしたことで、何とか戦える態勢は整えられたかなと。ドリームレースは武田（豊樹）さんと一緒ですけど、武田さんはだいたい僕の意見を尊重してくれるんですけど、今の状況では偉そうに『前を回ります』なんて言える感じでもないなっていうのをずっと考えていて。それで、武田さん自身も前を回りたいという気持ちが強かったみたいで、２人の意見が一致する形で武田─平原という形になりました。これが、この後の勝ち上がりでまた一緒になったらどうなるかは分からないですけど、ドリームに関してはこの並びですね。個人的に岐阜のバンクはクセのない走りやすいバンクだと思います。ただ、ここで落車もしたし、イメージ的には良かったり悪かったりっていう感じです
【5】村上義弘（京都･73期）
	全日本選抜が終わってからは疲れも残っていたので、前半は練習を抑えめにして、直前はいつも通りに練習してきました。何とか戦えるレベルには仕上がったと思います。ドリームレースは細切れ戦ということで、各ラインの動向というのも気にはなりますけど、僕はいつも通りに流れの中でポイントが来たらしっかり踏んでいける様に。２年連続でファン投票１位ということですけど、今まで一戦一戦力を出し切って結果として選んでもらったと思っているので、ドリームもいつも通りに自分の力を出し切れる様に頑張りたいと思います
【6】深谷知広（愛知･96期）
	前走の富山記念の結果に関してはあまり納得してないですね。体の感じは問題ないんですけど、内容があんまり良くなかったというか…。相手に警戒されてしまったというのもあるのかも知れないですけど、ラインで１回も決められていないですから。やっぱり、これからは相手の警戒も突破しつつラインで決められる様になっていかないといけないかなと。ドリームレースは（坂本）亮馬さんが僕に付いてくれるということなんですけど、直接的に連係というのは初めてですね。普段から同じ開催になればけっこうしゃべりますし、気心がけっこう知れているんですよ。いつもは敵として戦う相手ですけど、亮馬さんは何でもできる人なので、僕もインスピレーションを大事に、行けるところから行くっていう感じで走りたいと思います。ドリームレースはもちろん、初めてなんですけど、ファンの方に期待してもらって選んでいただいたので、それに応えられるレースをしたいですね。とにかく力を出し切るレースをしてラインで決められる様に。　岐阜は過去２回走ってますけど、走りにくくはなかったんですけど結果を出せなかったので、あんまりイメージは良くなくて。だから、今回のオールスターでいいイメージに変えたいですよね
【7】山崎芳仁（福島･88期）
	岐阜は共同通信社杯以来(2006年)になると思うんですけど、走りやすいバンクで、タイムも出そうな雰囲気ですね。全日本選抜が終わってからはとりあえず１週間休んでから、その後は２勤１休のペースで仕上げてきました。地元には帰れず宮古島で。疲れを残さない程度に練習できましたし、いい感じで入ってこれたかなと。ドリームレースは細切れ戦になると思いますけど、自分はいつも通りの競走で、レースの流れの中で仕掛けのポイントを判断して踏んでいくだけですね。ただ、ドリームレースは今まで３着以内に入れていないので、相性はあんまり良くないんですよね（苦笑）。それは、そこまで意識はしてないですけど、今年こそはの気持ちで。　成績を残せていない中で投票してくれたファンの方たちの期待に応えるためにも頑張りたいですね
【8】海老根恵太（千葉･86期）
	不調の原因っていうのは色々とあるとは思うんですけど、実力じゃないですかね。ここをこうすればいいのかっていうのがもし、あるならこっちが聞きたいくらいで（苦笑）。体調は全然悪くないんですけど。前回まではフレームを変えたりもしたんですけど、今回は原点に帰るという意味でも元に戻しました。まあ、練習の感じとしては変わりないので、いいレースさえできれば気持ち的にも流れ的にも変わるかなとは思うんですけどね。ドリームレースは目標がいないので、単騎で戦います。深谷君が先行しそうな気配はありますけど、他のラインの先頭を走る選手も十分に積極策がある選手ですし、それは流れをしっかり見極めて先行の３番手をしっかり取ってそこから勝負していきたいですね。ドリームレースではいい成績を残したことはないんですけど、オリオン賞は相性が良かったですし、こういった一発レース的なものは嫌いじゃないので、何とか車券に絡める様に頑張ります
【9】坂本亮馬（福岡･90期）
	小田原記念の落車で腰を打撲して３日間だけ入院をしたんですけど、今回に向けて急ピッチで治して、もがける状態にはなりました。万全とまではいかないですけど、その足りない分は気持ちで補えるだけの状態にまでは回復していると思います。退院してからはリハビリとかをしながら、１週間は練習を休みました。ちょっと調子が上がってきたかなっていう時の落車だったので、痛かったのは痛かったんですね。今回はタイムを計ってきたんですけど、正直目も当てられない様なタイムで（苦笑）。それでも、自分の中でモチベーションは上がってきているし、直前に図ったタイムは何とか見られる（及第点）のタイムにまで回復しました。もちろん、走る以上はどうにか結果を残せる様に頑張りたいですね。ドリームレースは深谷（知広）君の番手が空いているみたいなので、西で連係して番手を回りたいと思います。小田原記念の優秀ではこのドリームを見越して競らせてもらったりしましたし。深谷君の番手すんなりは初めてですね。３番手に付いたことはあったんですけど。緊張もしますけど、今は楽しみの方が大きいし、深谷君がどんな走りをするのか、ペース配分とかも分かるので、いい勉強になるんじゃないのかなと。岐阜は記念優勝もあるし、バンク自体が軽いので、いいイメージですね