『第64回日本選手権競輪(GI)』 前検日共同インタビュー
 
配信日:2月28日

>> 2日10R


3月2日(水) 10R (発走予定15時48分)


 【1】新田祐大(福島・90期)
新田祐大選手  今年は競走を2本しか走ってないですけど、決勝には乗れてますし、ただ優勝が無いだけで集中して出来ているかなと思います。競輪を走ることが月に1回くらいしかないので、競輪の感覚というのが毎回新鮮な感じで、走り方が慣れてないというか、良く言えば新鮮な感じで走れてるので、すごく良いようには思うけど展開が読めてない部分が大きいかなと思います。(豊橋の後はワールドカップに行って)個人の成績は良くなかった。チームではメダルを獲れなかったけど、ベストタイムは出てますし、その中での感覚は良いものを掴むことが出来て、次の世界選に向けて強くなれるような気がしました。帰ってきて1日だけ休んで練習して1日休んで来たって感じです。初日も休みになったのでツイてるような感じがします。(並びは)自分はどこでも大丈夫だと話をして、(佐藤)友和さんもどっちでも良いってなった時に、友和さんが前でやりたいことがあるってことで、話が折り合いました。(人の後ろは)4回か5回くらいはあるんですけど、毎回やってるわけじゃないのでイメージは無いと思います。どんな走りをするか分からない人よりは、友和さんは作戦とかいつも立ててくれてるので、それなりに反応出来やすいと思うので良いのかなと。強い選手の後ろを回ることはなかなか出来ないことなので、すごく良い経験になると思う。それを生かして自分の走りにもつなげて行きたいです。
 【2】加藤慎平(岐阜・81期)
加藤慎平選手  自分に重要なのは、メンバーよりも自分の体調なので、毎年この時期から数カ月間は腰痛が治まることが多いので、腰痛だけは出さないように調整してきました。去年の8月に落車して再発させてからは一番練習をしてきました。自分なりにですけど。ここ半年まともに練習が出来てなかったので、戻すっていうイメージ。腰痛を出さないというのが大前提ですけど。前回も自信は無かったんですけどそこそこ走れてるので、脚力的なところよりも感覚的なものが自分には大きいので、レースに対応出来ているというか、流れには乗れているので、それを信じてやってきました。永井(清史)のデキはいつも一緒にいるのでちょっと良くは分からないですけど、2人で作戦考えて。連係は久しぶりですね。永井は最近レース後の反省会が多くて、年末からコンディションが下がってたところがある。永井は若手って言うよりももう中堅なので百戦錬磨だと思うし本人も考えて走るでしょう。
 【3】海老根恵太(千葉・86期)
海老根恵太選手  前回は4日間とも番手だったので、感じを掴みづらかったけど成績はまとまっているので、そんなに悪くは無いと思います。自分で動いたのは2場所前くらいになってしまうけど、そんなに変わってないと思います。静岡記念が終わって、19日から23日まで石垣島に行って練習してきました。(手応えは)ボチボチです。状態は悪くないです。(渡邉)晴智さんとは久しぶりなので、なんとか2人で決まるように自力で頑張ります。4分戦なのであまり考えてもしようがないので、まずは立ち遅れないように流れに乗ってからですね。
 【4】岡部芳幸(福島・66期)
岡部芳幸選手  多々欠場もしてるんですけど、トレーニングも出来てるので感触としては良い方だと思います。(豊橋王座戦の後は)合宿を組んでたのでわがままをいって欠場させてもらって、トレーニングとか調整とか一通りできました。師匠と相談しながら新しい練習に取り組んでるので、それが去年の年末ぐらいから出始めて、今回に向けてと思ってやった結果がつながってると思う。前回よりは今回の方が良いと思います。僕は3番手を回ろうと決めてたんですけど、前の二人の前後は二人で話し合って(佐藤友和―新田祐大の順に)決まったみたいです。僕はその3番手で頑張ります。
 【5】村上義弘(京都・73期)
村上義弘選手  成績は良いと思うけど、手応えはあまり変わりない。高松記念も特に変わった感じはなく、調子がいいとも思わなかったし悪いとも思わなかった。まずまずの状態にあると思う。高松記念のあとはちょっと疲れが出て、微熱みたいなのが続きましたけど。あとは2日くらいはいつも通りで、これ以上は練習はできませんでした。もう年も年なんで、そういうこともあるかなと。ダービーは自分が一番獲りたいレースでもありますし。そういう意味では気持ちをしっかり強く持ってレースに臨みたいと思います。まだ市田とは会ってないんで何とも言えないですけど。前ならいつも通り、後ろなら市田に任せていきます。あとは市田に聞いてください。
 【6】永井清史(岐阜・88期)
永井清史選手  (今年に入ってからは)身体のバランスが崩れてて、それを戻してたんですけど、なかなか練習でもしっくりこなくて、今に至ります。落車ではないんですけど、普段の姿勢が悪いとか、今までそういうことは無かったんですけど、それによって背筋とか落ちてたのでそれを戻してました。(西武園の後は)次の日からしっかり練習してました。ずっと調整もせずやってきたので、ここに来てだいぶ調子は良いと思います。(レースは)2車なのでうまく仕掛けたいです。中部の合宿では1番時計がでてるので、少しは自信にはなってます。
 【7】佐藤友和(岩手・88期)
佐藤友和選手  僕の戦法上、1着か9着しかない戦法なので、両極端と言われればその通りなんですけど、自分ではあんまり考えてないですね。グランプリが終わってから1月は毎年あまり良くないんですけど、1月から2月にかけて、徐々に成績も良くなって来て、前回高松記念の最終日には先行で逃げ切ったり出来てるので、その辺は調子が上がってきた証拠かなと思います。(手応えは)あると思います。2日目に走ると分かってたので、昨日(27日)までは練習してました。その調整も上手くやったと思いますね。(今までは)新田(祐大)との時は僕が後ろを回ってますね。本人にどうするって聞いたら特に答えがなかったので、迷ってるなら俺が前回るよと言いました。いつものメンバーなので走り方は分かってるつもりですし、その辺を上手く考えて作戦を重視してレースを支配したいと思います。
 【8】渡邉晴智(静岡・73期)
渡邉晴智選手  (今年に入ってからの走りについては)見てもらった通りだと思います。練習はしっかりやっているので、練習の感じは悪くないですけど、今回は(身体の)手入れもしっかりやってきました。僕にしてはマッサージとか行ったほうだと思います。(特選は)海老根に離れなければチャンスあると思います。(名古屋バンクは)調子が良かった頃は良かったですね(苦笑)。ここ走ると何かしら成績はまとまってました。今回も頑張ります。
 【9】市田佳寿浩(福井・76期)
市田佳寿浩選手 今年に入ってからまともに走っていないので。落車もあったんで、2月は正直心配されているような感じだったんですけど、豊橋(東西王座の途中欠場について)は正直、走ってどうかなってことで、申し訳なかったなと思います。でも、その後帰ってからは今年、去年の暮れって本当に充実した練習が今出来ているので。それが出るかは別問題ですけど、しっかり納得のいく練習はしてきたつもりです。若干疲れはありますけど、本当に練習は充実してやっているので、そういう意味では(今回は)大丈夫だと思います。(特選は)ずっと村上さんのレースも見て、素晴らしい、本当素晴らしいという言葉では評価できないくらいの人なので、黙ってしっかり後ろを追走していこうと思っています。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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