『KEIRINグランプリ09【GP】』 共同インタビュー
 
配信日:12月27日

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『KEIRINグランプリ09【GP】』
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12月30日(水) 11R (発走予定16時30分)


 【1】平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手  今年1年を振り返って、G1を2個も獲れると思っていなかったので、信じられない思いです。去年とは(グランプリを)走る時は、心境は少し違いますね。(抽選で1番車を引いて)そういう運は強いですね。他の人もみんな(1番車が良いと)思ってますよね。競輪祭まではすごく練習していたので、ここまでは、前半は身体を休める意味でもちゃんと休養して、12月に入ってからはしっかり練習できたと思います。自分なりに、順調に仕上げられたと思います。京王閣は毎年、記念競輪に呼ばれているんですけど、結構いい成績で帰れているし、よく練習もさせてもらっているバンクなので、走り方はだいたい分かっていると思います。今回は(京王閣には)入ってませんけど。グランプリは優勝して終われれば最高ですけど、相手も簡単にはそうさせてくれないだろうし、まずは自分の競走というか、いつも自分がしている競走をすることを心がけて、結果は次だと思って走った方が成績はいいでしょう。力を出し切りたいですね。
 【2】永井清史(岐阜・88期)
永井清史選手  今年はG1の決勝に3回乗れているので、デビューしてから一番良い年だと思います。日本の競輪でも成績を残せてきているので自信にはなっています。京王閣はF1とG3を走っていますが、両方とも決勝に乗れているので自分にとってそんなに悪いバンクではないと思います。ここまでは一から鍛え直すというか、乗り込んで、途中からスピード練習に切り替えた感じですね。計画的にやってこられました。慎平さんと(車番が)逆だと良かったんですけどね(笑)。グランプリは力を出し切るレースなんですけど、今年は先行一本でやってきているので、相手も強いんですけど先行で勝負したいと思います。
 【3】神山雄一郎(栃木・61期)
神山雄一郎選手  (今年は)1年間しっかり練習もしたし、競走も自分なりに頑張ってきて、その成果が出てグランプリに出れたのかなという感じです。(4年ぶりのグランプリ出場は)届きそうで届かないグランプリだったので、長いといえば長かったかもしれません。(14回目の出場は)ずいぶん走ったなと思いますけど。(京王閣は)関東の競輪場ですし、走っている回数も多いんですけど、やっぱりけっこういい成績を出していると思うんで、イメージ的には悪くないです。(3番車は)単枠の方が気分的にはやっぱり好きなんで、1、2、3番車どれでも好きな車番です。広島(記念)で優勝して、いい感じでここに来れたと思います。広島が終わってから石垣島の方に行って、ちょっと6日ぐらい練習して、そのあとはもうほとんど練習しないで来た感じです。石垣島は17~22日です。(グランプリは)僕は平原―武田の三番手で。そこから流れを見て優勝できるように自分なりに頑張ります。
 【4】伏見俊昭(福島・75期)
伏見俊昭選手  (競輪祭のあとは)1カ月以上の期間があったので、競輪祭の落車もそんなに重くなく、最初はちょっとバランスが崩れていたんですけど、全然間に合ってくれたと思います。仕上がりはいつもと変わらずいいと思います。擦過傷があったんですけど、練習できないことはなかったので、最初はロードレーサーとかで軽く乗り込みをして、それから徐々に負荷をかけて、その中に治療とかリハビリ的なものを取り入れて仕上げてきましたね。しっかりとスケジュールを立てて、スケジュール通りの合宿と練習を消化できたんで、何も不安はなく、ここに入れたかなという感じです。合宿は沖縄に2週間行って、帰ってきてからは仙台でバンク合宿して、最後は地元で仕上げました。沖縄は8日から1週間で、仙台は3日間です。今年の前半戦、中盤ぐらいまで、自分としてはすごく手応えのある時期で、自分なりにも自信があって、それなりにいい競走ができたんですけど、8月の函館の落車から少しだけリズムが狂ったかなというのはありましたけど、それでも貯金というか今年1年好調で来れた分、大崩れしないで済んだし、安定した成績が残せたんじゃないかと自分では評価しています。(4番車については)何か青の4番を引きそうな感じはしたんですよね。本当に青の4番を引いたんで、巡り合わせかなというか、04年のグランプリのときも青の4番車で先行争いをした記憶もありますし、そのときの悔しかったイメージを持って、リベンジができればいいなという感じです。(京王閣は)久しぶりなんですけど、記念も優勝してますし、そんなに走りづらいという印象もないんで、とても好きなバンクの1つです。1年間頑張ってきた選手というか、1年間強かった選手がこうして暮れを走れるんですけど、ベストナインが頂上決戦で日本一を決める大会なんで、09年の覇者を目指してという感じでグランプリを捉えています。山崎君の後ろにしっかり付いてゴール前でいい勝負ができればと思います。
 【5】加藤慎平(岐阜・81期)
加藤慎平選手  まず一年間通して思ったのは、今年は落車が一度もなかったので、それが今年の自分の全て。ダメだった時、特にこの2年間は常に落車をしていて、まともに走れなかったですから。その部分に関してはすごく満足しているし、よく走り切れたなと思う。コンディション的には前半の1~3月までが凄く良くて、東西王座戦も優勝できて、ダービーも2着で良かったけれど、腰痛が出だした中間に波があったので、結果GPには乗れているけれど、波は大きかったかなという気持ちはあります。初めて参加した時は優勝させてもらったけど、勢いだけでわからない事ばかりだったので、けっこう舞い上がっていた所があったけれど、今回はびっくりするほど落ち着いていますね。競輪祭のあとはいったん疲れをとってから、徐々に自転車に乗り出しました。一発勝負の舞台なので強めの練習というより、自分の最高のパフォーマンスが出せるような練習をしてきました。適度な練習でここに入っています。一度も腰痛は出なかったので満足しています。よくこの状態で来れたなというのが自分の中ではありますね。5番車への思い入れは何も無かったのですが、今日の集合写真などでも全て真ん中なので、気分はいいですよね。前夜祭の次の日の新聞でも全部センターでしたし、5番はいいなと思いました。京王閣では優勝は無いと思いますけど、大体全て決勝に乗って、いい勝負ができているので相性はいいですね。GP勝率10割は1回しか出ていないから!でも出られなかったその間の3年間も自分は全て参加しているんですよ。06年は補欠で来て、2年前はテレビの解説できて、去年もテレビの解説できました。なので雰囲気はわかっている。あたかも自分が走ったかのようなイメージがあるので、今回もすんなり入れてます。永井がいるからこれだけ落ち着いていられる。大雑把に言うとあいつ次第のところがあるので(GPは)あいつと心中。成功しても失敗してもあいつの後ろを回れるだけで満足です。
 【6】山崎芳仁(福島・88期)
山崎芳仁選手  1月に(競輪祭を)優勝することができたんですけど、その後2、3カ月ぐらい連にからめない状態になってしまいました。宮杯ぐらいから調子が戻ってきて、連にもからめるようになったら8月(全日本選抜)優勝して、10月(共同通信社杯秋本番)優勝してって感じですね。11月の競輪祭は全然ダメだったんですけど。G1を2勝できたし、チャンスをものにするという意味では良かったんじゃないかなと思います。6番車はなかなかないんですけど、いつ以来か正確には覚えてないんですが、たぶんS級に上がって2戦目の親王牌で着て以来じゃないですかね。競輪祭がふがいない成績だったので、いつもの2勤1休はやめて、一から作り直すつもりで前半は乗り込みました。モガキと誘導で最後は仕上げたって感じですね。ここ2、3年では一番練習してきたと思います。京王閣は今年6月に走ったんですが、決勝戦はダメだったけど3連勝できているし、記念も優勝したことがあるので相性は良いと思います。過去3回のグランプリはいつも通りの調整でやってきたんですが、うまくかみ合ってくれなかったので、今回は初心の気持ちで、新人のつもりで来ました。相手の動きを待つんじゃなく、自分から動きたいと思います。今日は4.08で周回練習をしたんですが、当たりが良くなかったので、明日4.17に戻してみてですね。それで感じが良ければ、明日中にギアを変えてしまうかもしれません。かなり練習してきたので、グランプリでは悔いが残らないように自分の力を出し切りたいですね。
 【7】石丸寛之(岡山・76期)
石丸寛之選手  (鎖骨骨折のあとは)やれることはやって、本当に順調に回復したと思います。11月一杯は休んで、12月から本格的に(練習を)始めた感じです。タイヤ引きにしろ、バイク誘導にしろ、全部いいときと何ら変わりないぐらいまで脚は戻りました。(今年は)安定はしていたと思うんですけど、まあ最後こういう形になったんですが…。夏場はいつも調子がいいんですが、今年は特に良くて、このグランプリまで届いたと思います。(グランプリの雰囲気は)思ったよりは緊張しなかったですね。ちょっとワクワクしています。(京王閣は)去年の記念も獲っていますし、その前にもF1のナイターで優勝していますんで、相性はいいと思います。(グランプリは)自分の持ち味を最大限に出せるのは単騎でも自力が理想だと思うんで、単騎でも頑張ります。ワンチャンスにかける感じになると思います。
 【8】武田豊樹(茨城・88期)
武田豊樹選手  ダービーを優勝してからここに来るまで長かったですけど、レースはもっと走りたかったですけど、月に一本のあっせんで、あとの時間は練習に当てていたんで、一年間通して良いトレーニングも出来ましたし、直前の広島記念も走れた事で、良い状態で今日はここに来ました。4年間GPに出れなかったことは、自分の中に甘い部分があったと思うし、スピードスケートからこの世界に入ってきて、競輪を理解するのにも時間が掛かりましたし、長かったと言えば長かったですけど、GPは夢の舞台ですから今回出場できてうれしく思っています。広島記念の場合は練習(ギア)倍数で競走したという感覚なので、4日間ギアも落としていましたし、練習して身体を痛めていた状態での参加だったので、直前まで欠場したかったし結果は不本意だったけれど、自分の中ではとにかく先行するという気持ちだけで戦った形だった。今は状態もやっと、痛みがとれましたし、競走感覚といった意味では今はもの凄くいいですね。京王閣バンクはA級戦で初優勝しているし、印象は悪くはない。バックが向かい風になる感じは把握しています。僕は8番車だけど平原君と神山さんが良い枠を取っているのでそれだけは良かった。とにかく同じラインの仲間が良い枠に入ってくれと思っていたので、自分の車番はあまり関係ないです。(GPは)平原君の後ろで走ります。僕が前で走ってもいいという気持ちだったけれど、平原君が前で頑張りたいと言うことだったので、それに逆らう事無く僕が後ろになりました。自分の状態としてはまだ来年も勝負の年ですし、前で走りたいという気持ちもありましたね。年齢的には衰える年齢になってくると思うけれど、僕の場合はまだまくりでしかG1を獲っていないですから、先行でもチャレンジしたい気持ちもありますんで、後ろ後ろという気持ちではない。平原君もどんなレースでも対応できるし、自分も信頼しているので今回は番手を選択しました。後ろも神山さんだし、いい勝負が出来ると思います。
 【9】海老根恵太(千葉・86期)
海老根恵太選手  (今年は)最高の1年でした。G1を獲れたんで。(グランプリの雰囲気は)競輪場に入る前はちょっと緊張しましたけど、入ればまだ日にちもあるし、いつものG1と変わらない感じです。(一発勝負は)ヤンググランプリぐらいしか走ったことがないんですが、そんなに成績も悪くないし、嫌いじゃないです。(競輪祭のあとは)前半はいつも通り普通に練習して、(12月)16日から21日に石垣島に合宿に行って、帰ってきてからはスピード練習だけです。久しぶりの実戦なんですけど、練習の感じはそんなに悪くないです。(京王閣は)癖とかはちょっと分からないですけど、ヤンググランプリも2着で今年の記念も3着だったんで、成績は悪くないし、悪いイメージはないです。(9番車については)1番車でもスタートは遅いので、どこでもいいなと思っていたんで、まあ9番車はいつも着がいいんで良かったと思います。(グランプリは)自力です。優勝できるように何でもやっていきます。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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