『第36回共同通信社杯(GII)』 決勝戦共同インタビュー

配信日:9月20日
9月21日(月) 12R(発走予定16時30分)
新田祐大(福島・90期)
新田祐大選手
 (準決勝は)Sを取るというか、取らされるような形になって、そこからは一応、自分たちは積極的に攻めたいねって話はしていたんですけども、上手く吉田(拓矢)君に。最初ヒデさん(山田)が来て、そこはなんとかカバーしたんですけど、吉田君に主導権を取られて、すかさず行きたいっていう気持ちがあったんですけど、今度はそこを鈴木(裕)さんに交わされるっていう感じで、自分の行きたいポイントを全部、潰されてしまって。その後にタイミングが来たので、そこですかさず行ったんですけど、あれはもう僕自身も走っていて、後ろはすごいキツイだろうなって思ったら、やっぱり後ろが付いてこれないようなレースになってしまいました。本当はしっかり(ラインの)3人で決勝に進みたかったですね。(調子は)問題ないと思います。(決勝は)僕はいつも通り一人で。(脇本との対決に注目が集まりそうだが)ラインがなさ過ぎて、対象にならないんじゃないかなっていう…。こうなった(単騎に)以上は全力で優勝を狙いにいきたいですね。一日、一日、一戦、一戦、しっかりテーマを決めて自分の中でそれをクリアするっていうことだけを今開催は考えてきていて、それをしっかり自分の中で消化できているのが、結果として連なってきているなっていうのは感じています。
脇本雄太(福井・94期)
脇本雄太選手
 (準決勝は)けん制したら前でもいいかなっていう感じだったんですけども、中本君が前を取ったので自分としては前団の清水(裕友)君ないし小松崎(大地)さんが動いたところで仕掛けようかなと思ってました。自分が行きたいところで踏めてはいますし、感触自体は悪くないのかなと思います。自分が満足いってるかどうかって言われたらちょっとまだいってないですけど、気持ちだけはしっかりいい状態に持ってきてるのかなと思ってます。(フレーム、セッティングなど)脚以外は問題ないと思います。(決勝戦は)自分は単騎になりそうなんですけども、仕掛けるところはしっかり仕掛けてやっていきたいなと思います。(単騎が5人になりそうだが)自分のなかでは仕掛けられるところがあったら仕掛けたいと思うんですけど、それも山崎君次第だと思いますし、そこは状況をちゃんと見てレースを組み立てる必要があるのかなと思います。それ(単騎)自体は僕自身、競技のケイリンもやってますし、特に不安はないかなと思います。(ともに無傷で勝ち上がった新田祐大も単騎になりそう)特に僕たち2人はナショナルチームで活動してるだけあって、単騎のレースも慣れてると思いますし、そこは特に何も思ってないかなと思います。意識するとなったら山崎君も同じナショナルチームで活動してる人間ですし、意識はお互いにしてるんじゃないかなと思います。(決勝戦は)単騎だからといって全く先行せずにまくりに構えるかと言ったら展開次第になっちゃうんですけど、しっかり仕掛けるところは仕掛けたいなと思います。
山崎賢人(長崎・111期)
山崎賢人選手
 (準決勝は)初手は前でっていう話で、そこからしっかり隙があったら仕掛けるっていう感じでした。(脚の感じは)今日(3日目)が良かったですね、一番。(前回の8月小倉からここまでは)いつも通りですね。伊豆でしっかり練習して来ました。直近は数値的にも良かったので、(感じは)良かったと思います。(決勝戦は九州勢が4人)自分はラインの先頭で頑張ります。今日12Rだったんですけど、(10、11Rで)九州の先輩がみんな上がってくれたので気持ちが入りましたし、明日(決勝戦)、4車はなかなかないのでしっかり力を出し切りたいと思います。(九州で上位独占できるように)はい、頑張ります。
岩本俊介(千葉・94期)
岩本俊介選手
 (準決勝の作戦は)車番もなかったので和田(健太郎)さんと考えたんですけど、先行型が多かったので、前を取っちゃうと後手になっちゃうので、一回ちゃんと自分たちで押さえてから展開を作ろうって思っていました。(和田は)いつも一緒に作戦を考えてくれるし、僕の特性というか、そういうのもつかんでいてくれていて、あまりごちゃごちゃ言われると力を発揮できないだろうって言ってくれて、そこら辺は好きにやらせてくれたのも大きいですね。(調子は)相変わらず、中村道場で一緒に練習もやらせてもらって、調整もしっかりしてもらって、その辺は中村(浩士)さんに任せてやってきたので、状態は(前回の松戸記念と)同じ感じですね。(短走路が続いているが)前回は7車立てだったので、今回は全く別物だと思って来ました。(3走を振り返っては)初日、2日目は番手戦で、自力としての体調がどれくらいなのかっていうのが正直、つかみづらかったんですけども、しっかり前の2人に付いて行ける状態だったし、今日(準決勝)に関してはちゃんとボーっとしないように、自分で仕掛けるんだっていう意思でしっかり仕掛けられたので悪くないと思います。(決勝は)一人で自力で戦います。僕は自力選手なので。(他地区の後ろを回ることは)今のところないですね。
山田英明(佐賀・89期)
山田英明選手
 大塚(健一郎)さんに、お前の感性で走れと言われたので、バック踏みたくなかったんで前々に行きました。きっちり押さえてなかったところがあんまり良くなかったですね。(新田が)突っ張ると思わないで中途半端に押さえたんで、あそこはまずいですね。そのあとはもうガムシャラに前に行ったんで、何とか2着にこれたんですけど、それで大塚さんに迷惑をかけたんで、ちょっと反省点もあります。迷わず前に行こうと思っていたので、それが結果に結びついてるんじゃないかと思います。(3走して)感触はあまり良くないんですけど、流れがいいのか決勝までこれたんで、明日も頑張ろうと思います。(オールスターでも決勝に乗り、前走の向日町記念も優勝しているが)そうですね、自分なりに一戦、一戦大切にきてるのが、こういう結果につながっていると思っています。決勝に乗ったってことは優勝するチャンスがあるので、優勝を目指して頑張りたいと思うし、九州でしっかり、ラインで独占できるように頑張りたいと思います。(決勝は)僕が賢人の後ろで、賢人が(九州の)一番前で。僕はハコで頑張ろうと思います。(山﨑は)頼もしいんで、僕はしっかり付いていくだけですね。
中本匠栄(熊本・97期)
中本匠栄選手
 (準決勝は)僕の踏める距離と体力を考えて園田さんと前から行こうかと考えていました。(飛び付きは)場所とスピード次第で考えていた作戦の一つでした。(ビッグ初優出となったが)正直嬉しいというのが一番です。(調子は)練習の状態は少しずつは上がってきてはいたんですけど、やっぱりレースで走ってみるとまだまだ状態としては良くないっていうのがここにくるまでの本音でした。(7月の)落車の、怪我の影響はないですね。あとは体力だけですね。(3走して)初日よりは日に日に良くはなっているかな。(決勝は)僕は九州3番手、ヒデさんの後ろを回らせてもらうことになりました。
松浦悠士(広島・98期)
松浦悠士選手
 (準決勝は)スタートはあの並びであれば前から3番目が良かったんですけど、新山(響平)君も同じこと考えてるような感じだったので、島川(将貴)君が叩いてくれたので良かったです。(ここまで3走して)初日、北津留(翼)さんに行かれてしまったんですけど、タイム自体は良かったので。2日目はしっかり自信持って仕掛けられて、内容、結果ともに満足はしてたんですけど、今日(準決勝)はちょっと山崎君に気づけなくて番手の仕事っていう面ではできてないんで。あと2日間の疲れが今日ちょっとあったんで、その辺は明日(決勝戦)に向けてケアしていきたいです。(2日目は)グランプリ王者の佐藤(慎太郎)さんが付いてくれるっていうことで、そこに対してやっぱり競輪っていうことを考えたら先行で戦いたいですっていう風に佐藤さんには伝えてたんで。しっかりそういう気持ちも出せて、押し切れたら本当は一番良かったんですけど、ワンツーだったんで良かったです。(今回は3日間、メインの12R)そういうところを任せてもらえて、やっと(準決勝1着で)応えられたっていう思いと、最終日まで12Rしっかり走れたっていうのはある程度自分のなかではしっかり連にからめてますし、最終日、決勝戦もしっかりそういうところは優勝を意識して頑張りたいです。(決勝戦は)僕は一人で。自力自在に頑張ります。九州のところにたぶん行くことはないと思うんですけど、単騎のところをちょっとゴチャゴチャッとさすことはあるかもしれないです。(脇本の番手は考えなかったのか?)もちろん先行日本一という風に思ってますし、一番強い選手だという風に思っているので、番手っていうのはすごい魅力的だとは思うんですけど、自分だけじゃなくて買って下さる、応援して下さるファンの方は番手に付いて倒すっていうことを望んでないと思うので、そういうところは意識して。自分も見られてる立場なので敵として別のラインで戦いたいと思います。
園田匠(福岡・87期)
園田匠選手
 (準決勝は)前(中本)に任せて好きに走ってもらいました。前々に。後方にさえ置かれなければ、どうにかなると思っていました。作戦通りになったと思います。(3走した手応えは)レース勘というよりは、今回は新車で来たので、新車の感触は走るまで分からなかったんですけど、抜群に良いと思うんで。自転車が勝手に進む感触があるので、最近では一番良いデキだと思います。(レースを立て続けに)走っている方が調子は良いとは思うんですけど、今回は自転車のデキに助けられている感じはします。連日、九州勢で連係して決勝まで乗せてもらっているので、しっかり(4番手を)固めて、九州勢で上位独占できるように。なかなか九州でこれだけの大人数でグレードレースの決勝を走れることは少ないので、しっかり結果を残せるように頑張りたいです。
吉澤純平(茨城・101期)
吉澤純平選手
 (準決勝は)連係外しちゃったんで、申し訳ない気持ちでいっぱいでした。(3走して)そこそこで、あとは諦めず踏んで勝ち上がれてる感じがします。(状態が)いいっていうか、練習は強くやったんで、その辺の体力面とか、そういう気持ちが出ていると思います。(決勝は)自分は自分でやります。チャンスは来ると思うので、そこを見逃さずしっかりいけたらいいなと思います。