『第18回サマーナイトフェスティバル(GII)』 決勝戦共同インタビュー

配信日:7月18日
7月18日(月) 12R(発走予定20時30分)
新田祐大(福島・90期)
新田祐大選手
 (準決の町田太我と吉田有希の先行争いは予想していたと思うが)2人の叩き合いは誰もが想定すると思うんですけど、そうならない可能性もあると考えて、勝負できる位置に居続けることが重要だと考えていました。(3番手をキープできたが)スタートがあの位置だったし、後ろはけん制もしていましたし、レースとしてはそういう風な流れになるのかと思っていましたけど、先に町田君、吉田君のどちらが来てもすごいダッシュで来るという気持ちが感じられたので、乗り遅れないようにと考えていました。敵ではあるんですけど清水君の頑張りとか、地元の気持ちが伝わるようなレースでしたし、油断できない状態でいたので、残り1周でけっこう体力を使っている状態でした。(最終2コーナーから踏み込んでいったが)精いっぱい踏み込もうという気持ちと、今日のバンクコンディションがバックから3コーナーまでに向けてがバック風で、風を切るのが難しいバンクコンディションになっていたと思うんですよ。そんな中であの位置からの仕掛けというところで、苦しくてもそこだけは踏み切ろうという気持ちでいました。(2日間連勝したが感触は)昨日は前の小原(佑太)君が頑張ってくれた結果であって、あとは後ろについてくれた慎太郎さんの迫力というもので守られていて、仕掛けやすい状態になっていたと思うんです。今日も戦いやすい番組になっていたので、コンディショニングだけでばっちりかという判断はしづらいんですけど、前回の高松宮記念杯と比べると、いい状態かなと思います。(決勝に向けてもう少し良くしたいところは)すべて良くできるのならしたいですけど。まずは朝起きて体の具合いがどうなっているか、というところから始まっているので。そこから戦える状態に仕上げていくということを今日も昨日もやっていたので、明日(決勝)もまず戦える状態にもっていくこと、そこからスタート位置について勝負しようと思っています。具体的にはないですね。慎太郎さんの前で自力です。
松浦悠士(広島・98期)
松浦悠士選手
 (準決は)けん制が入ったら前でもって思ったんですけど、北か南関が出るかなって思っていたので。ちょっと前の様子は分からなかったんですけど、いいタイミングで行ってくれたと思います。(犬伏のダッシュは)本当に凄かったですね。あと1キロ、2キロ上がったら千切れていたかもって感じでしたね。選手紹介のダッシュで小松島とは違うなって思ったので信頼して付いて行きました。バックから平原(康多)さんを気にしながら犬伏君もきつそうだったのでギリギリまで待って。最後はいかれたかなって思ったんですけど。踏み込んだ感触も良かったですし優勝を目指して頑張りたい。(決勝も)犬伏君です。
和田健太郎(千葉・87期)
和田健太郎選手
 (準決は郡司浩平と南関は2人だったが)今日のように前受のパターンもあるだろうし、ほかのパターンも考えていて、そのうちのひとつでした。(中団から西のラインが来て、突っ張り気味だったが)あれを出さしちゃうとさすが1回後方になっちゃうんで、郡司もとっさの判断だったのでは。あの展開になると自分たちはあまり思っていなかったので、フタしあって、外のラインが来たところを自分たちが飛びつくのかなと思っていたら、ちょっと意外な感じでしたけど。郡司は瞬間的に出さしちゃいけないと感じて踏んだんだと思うんですけど。(外に関東がいて、内に詰まるような形からバック手前まで行ったが、どういう状況に見えていたのか)郡司も赤板であれだけ踏んでいたので、あとは坂井(洋)君のところをどうするか、行き切れなくて吉田(拓矢)君のところをキメて、またすかさず行こうとしてくれたんですけど、ちょうど番手まくりのところに合っちゃったんで。あそこはボクもまだ郡司を捨てられないので、しっかり迎え入れて、あとはゴール前勝負と思っていました。(郡司を迎え入れたのは余裕があったから?)余裕はないですけど、何十回も郡司に世話になっているのにここだけすいませんというのは、あとで顔が合わせづらかったんで(笑)。自分ができることをやって、あとは2人で決まればいいと思っていました。(最後コースが空いた時の伸びは良かったのでは)しっかり赤板から踏んで、外々踏んでくれて郡司がしっかり持って行ってくれたのでコースが空いたと思っているので、郡司のおかげです。(決勝は)僕は岩本の後ろのつもりでいます。決勝に乗せてくれた郡司の分も、あとは南関の代表としてしっかり頑張りたいです。
森田優弥(埼玉・113期)
森田優弥選手
 (準決は町田太我と吉田有希で激しい先行争いとなったが)作戦会議の時からそういう感じだったんで、自分もできる事を、役割をしっかりやろうと思っていました。ジャンのあたりで反省点と…。5番手まで引いちゃったんですけど、本当にラインのおかげで。(佐藤の後ろに割り込んで)新田さんのまくりに付いて行っただけになっちゃったんですけど。(2日間走って感触は)いいと思います。(決勝は)一人でやります。
荒井崇博(佐賀・82期)
荒井崇博選手
 (準決は太田竜馬、山田英明に全て任せてた?)そうですね。2人が頑張ってくれたんで楽して1着が取れました。(太田が)戻って来た時に中団に入れようと思って待ってたんですけど、行ったんで付いていきました。ちょっとからんだりもしてたんでね。だけど、内を空けられないんで。持っていきたかったんですけど、あそこ持っていくと郡司(浩平)とか古性(優作)とかにすくわれたら嫌なんで、前に内側を踏んで。あそこで脚を使った感じですね。ここまできたんでね。明日(決勝は)ヒデが優勝さしてくれると思うんで優勝して帰ります。
岩本俊介(千葉・94期)
岩本俊介選手
 (準決は)車番が悪かったので色々考えたんですけど前受けはきついなって思ったのでスタートはがまんしました。絶対に仕掛けてくる選手しかいなかったので想定内だったんですけど、最後まで伸びたと思います。(脚は)溜まっていましたね。感触は凄く良かったです。(決勝は)自力勝負です。
佐藤慎太郎(福島・78期)
佐藤慎太郎選手
 (準決は)作戦は特にないですね。新田のタイミングで仕掛けるっていう。いつもないです、新田とは。(町田太我、吉田有希との)主導権争いに加わるというような事ではなかったと思います。ま、タイミングで行けるところから仕掛けますぐらいの。そういうゆるりとした作戦ですね、いつも。(3、4番手を確保したが)ただ(清水)裕友が番手から出るのか、俺と裕友がからむようなパターンもあるのかなって思ったんで、気を引き締めていこうと思ってました。その点、ワンツーが決まったんで良かったと思います。(初日とは付いていて)全然違いますね。昨日は1周半メイチ、モガいた感じでしたから。昨日と比べれば今日は多少余裕がありました。(2日間走ってみて状態は)まあ、キープですね。めちゃくちゃ良いっていう風には自分では感じませんけど、新田に付いていけてますし、良い状態でキープできていると思います。(決勝に向けて修正するところは)自転車とかは全くないですし、足だったり背中の疲れを少し小松崎(大地)にマッサージさせたいと思います(笑)。(決勝も)新田君に。
山田英明(佐賀・89期)
山田英明選手
 (準決は太田竜馬に任せるレースだったが)メンバーも準決勝なんでシビアな展開にはなるんじゃないかって言う感じで話してました。前を任せている太田君の気持ちで展開がすごい変わるんで。ただもう、ああいう強い気持ちで行ってもらえたのに自分もしっかり応えないとダメだなって思って腹をくくって行かせてもらいました。荒井さんにも3番手を固めてもらっているというところを考えると。郡司(浩平)のところですごい脚を使ってると思うんですよね、太田が。ああいう展開になるとラインで1人でも勝ち上がるにはあれしかないかなって思って判断しました。(連日ラインがあって)本当にそこに尽きます。(2日間走って)必死なんでよく分からないんですけど、やっぱり決勝に乗りたいなって気持ちで走ったので、それが着につながったんじゃないかなって思います。(2月の全日本選抜の落車の大怪我から復帰して)こんなに早くビッグの決勝に乗れるとは思ってなかったので自分でもビックリしてるんですけど。やっぱり走る以上は絶対に決勝に乗りたいなと思って来てるので、そういう強い気持ちが結果につながってるんじゃないかなって自分は思ってるんですけど。あとは本当にラインのおかげですね。ラインがあんなに頑張ってくれないと僕はここまで勝ち上がれていないので感謝します。(決勝は荒井に)任せてもらえるなら前で頑張ります。
犬伏湧也(徳島・119期)
犬伏湧也選手
 (準決は)中団が欲しかったんですけど。先行一本にはこだわらず状況を見て行けるところからしっかり冷静にって立ち回れたのかなって思います。ちょうど併走になったときに吸い込まれる感じがしたので、眞杉(匠)君のペースでいかれるとまくれないと思ったので早めに仕掛けました。正直、きつかったんですけど、平原(康多)さんもいて煽りを受けると思ったので上の方を走ったんですけど。コーナーの下りで出切れたので。出切ってからはいっぱいで、残してもらった感じですね。最後まで出し切る競走ができたのは良かった。(決勝も)自力で頑張ります。