第19回サマーナイトフェスティバル（GII）

優勝者コメント

　まずはしっかり（脇本雄太と）ワンツーできたことはホッとしているというか、緊張と楽しみ半分半分って形で連係を外さないことだけを考えていたので。（サマーナイトフェスティバルを）3連覇っていうよりもちゃんと連係が決まったことが良かったです。自分の力だったらどうだったかなという思いもありますし、（脇本は）本当に一番強い選手なので信頼して付いていましたけど、地区関係なくああやって長い距離を踏んでいって本当に強さを感じましたし、普段から話したりはするんですけど人間性とかも尊敬できる人なので、競輪だけじゃなくて、そういうところも連係する要因にはなったなという風には思いました。（レースはスタートで）待ってっていう感じだったので。理想は単騎勢を入れずに4番手が良かったんですけど、みんな出たので後ろからって感じでした。（脇本が）どこから行くかっていうのははっきり決まってはいなかったんですけど、前が踏んでなければ行くし、踏めばタイミング見てって感じだったので。あそこから踏んで踏み出しも合っていたんですけど、そこからさらに加速していって最後もすごい粘り脚で、付いてて本当に強いの一言です。（出切って）掛かりがすごかったので誰も来ないだろうなって思って、後ろを見る余裕もなかったんですけどバックで一応、確認しておかないとなっていうぐらいの感じで自分もそこまで余力はなかったんですけど、見たら7番（松井宏佑）が見えたんで。どれくらい（松井に）余裕があるかも分からなかったんですけど、あと2センターから音が聞こえたんで最後踏み込んだという形で。（脇本を）抜けるか抜けないかとかなんかそういうのは分からなかったですね。ただすごい掛かってて自分の脚もどんどん削られていくので。今後、敵として戦う上で今日（決勝）の強さを知ってしまった分、怖いなっていうのは改めて感じます。（脇本と）ラインを組む上でまず山田（英明）さんの許可というか話をしてから。快く付いてもいいよってことを言ってもらえたので。そこから始まって、今度脇本さんに付いてもいいですかっていう形だったんですけど。今まで他地区の選手とかにも付いてきてたんですけど、SSになってからはやっぱり近畿から東の選手には付いてきていないので、そこの決断というのはすごく勇気というか、付く以上は結果を求められるし、下手な競走はできないというのは決断した上では思っていました。付く付かないは（自分の）状態に関係なく、もうチャンスがあれば、機会があれば番手を回らしてもらいたいなっていう思いはあります。調子が良くなったから差せたというのはもちろんありますし、準決勝でいい競走ができたっていうのも状態が良くなったからなので。（4月武雄記念の）落車の影響がかなり尾を引いた感じはあったんですけど、それがようやく治ってきたなっていうのは手応えとして感じています。GIIが獲れるっていうことはGIタイトルも手が届くと思うので、しっかりチャンスが来たときに獲れる準備をするっていうのと、自分の力でもしっかり勝負できるように日々練習、トレーニングしていかないといけないなっていう風には思います。（今後、脇本と対戦するときはどう戦いたい?）自分の力でどうかなっていうのを今日感じちゃったので、やっぱり後方に置くしかないのかなっていう感じはありますけど。ただ、自分の力だけでは難しい部分もあるので、うまくラインとして戦いながらしかないのが現状ですかね。今の調子がしっかり維持できて、ここから脚力向上っていうところをテーマにやっていけば（GPでも）去年、一昨年以上の勝負ができるのではないかなっていうのは思っています。

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