第29回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント（GI）

優勝者コメント

　前受けだけはしたくないなと思っていて、最初の方はけん制したんですけども、自分が思っていた展開よりもちょっと恵まれた初手の位置取りだったなと思います。山田（英明）さんが動いたのに対しては、自分はちょっと動きたくないなと思っていて、それよりも新田（祐大）さんの動きがどこかなと自分は思っていたんですけど、新田さんも車間を切ってけん制を入れて、かなり僕の動きを注意している感じだったので、そこの勝負に負けないようにと思っていました。（2日目の）ローズカップは単騎ってのもあったんですけど、自分の中で組み立てが下手だなっていうのは思っていたので、その反省を生かしつつ決勝に臨みました。オッズも自分の方でかなり人気になっていましたし、それに必死に応えるつもりで。かなり余裕はなかった感じですね。踏み出した時に新田さんよりも前に出れたっていうのがすごい自信になって、そこからは自分で2周踏めるなという感じになっていました。先行逃げ切りで優勝できたってことはうれしいことですし、グランプリに向けてしっかり弾みを付けれたのかなと思います。先行ってことにこだわっていたので、それが達成できて良かったです。東京オリンピックが延期になってしまったので、今年に関してはグランプリで優勝するっていうつもりでしっかり挑みたいなと思っています。今年のGIは残りひとつ（競輪祭）だけですし、気を緩めずに頑張りたいと思っています。今年オリンピックが延期になったことについては、落ち込む部分もありましたけど、しっかり持ち直して来年につなげられるのかなと思います。（このあとは）ちょっと休んで、ナショナルチームの練習に戻ると思いますし、また体を仕上げていきたいなと思います。（競輪を走る機会は）数少ないですけども、しっかり自分の走りをアピールして競輪を盛り上げていきたいなと思います。（賞金の使い道は）今回に関しては何も決めてないですね。来年に向けて環境を整えるっていうのも大事なので、その賞金を使いたいなと思っています。今回は自分にゆかりのあるGIで先行で優勝できて本当にうれしく思っています。（競輪に）出場できる回数は限られていますけど、その一戦、一戦でしっかり自分らしいレースで走ってお客さんにアピールして、今年のグランプリに向けてしっかり頑張っていきたいと思います。

第61回 オールスター競輪

（2018.8　いわき平）

第27回 寬仁親王牌

（2018.10　前橋）

第3回 ウィナーズカップ

（2019.3　大垣）

第73回 日本選手権競輪【完全優勝】

（2019.5　松戸）

第71回 高松宮記念杯競輪【完全優勝】

（2020.6　和歌山）

第29回 寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント

（2020.10　前橋）