第25回寬仁親王牌・世界選手権記念トーナメント（GI）

優勝者コメント

　(G1の表彰式は)感無量です。(ゴールした瞬間は)平原(康多)君に行かれたかどうか、ちょっと分からんかったんで、ちょっと手を挙げられなかったです。1周回ってファンの方に教えてもらって。半信半疑ながらガッツポーズをしました。
　(いろいろなことが思い浮かんだ?)やっぱり一番思ったのは、今まで何度も近畿の人たちが頑張ってくれた中で結果を出してこれなかったので。本当に申し訳ない気持ちがずっとあったので。何とかここでという気持ちがありました。
　(タイトルに縁がないのかなという時期も)正直ありました。怪我をした時も思いましたし、やっぱり、あと一歩で獲れないレースが続いて。そんな中でいろいろ考えされられたこともあって。いろいろな人からアドバイスももらって、こういう結果が残せたのかなと思います。
　(骨盤骨折が一番大きかった?)そうですね。正直、元の位置で走れると思ってなかったので。本当に、ちょうどその怪我をしたときは、京都のトレーナーの松本整さんとの契約をしてて。本当にそのときのアドバイスがすごく今に生きているのかなと思います。
　(レース運びは)いつもの脇本(雄太)君の走りで、あとは任された仕事をしっかりしようと思いました。(後ろ攻めも)いつもの脇本君のスタイルで後方になったと思います。(道中は)すごく集中はできてたし、どんな展開でも対処しようという気持ちで走ってました。(バック前の仕掛けは)まだまだ脇本君のかかりもよかったんですけども。古性(優作)君の仕掛けがちょっとすごい勢いに見えたので、ちょっと脇本君には悪かったんですけど、早く踏ませてもらいました。
　(ゴール後、村上義弘には何と声をかけられた?)『やっと獲れたな』と。
　(誰に優勝を伝えたい?)本当に、いろいろな人に世話になって。近畿の一緒に走る仲間も、もちろんですけど。ずっとトレーニングを見てもらった松本さんや。一番はいつも支えてくれた家族に感謝したいです。
　(昨年は賞金で、今年はG1獲ってのグランプリ)本当に自分の力だけで獲れたものだと思ってないので。本当に近畿の仲間に感謝して、これから本当にタイトルホルダーとしてふさわしい走りをしていきたいと思います。
　(賞金の使い道は)考えてないです。
　(タイトルホルダーとしてふさわしい走りとは)やっぱり、ただ勝つだけが競輪じゃないと思いますし。どういう風にファンの人たちに喜んでもらえるかっていうのを、考えながら走っていきたいなと思います。
　(最後に)本当に今回の優勝は近畿の仲間のおかげで獲れた優勝なので。その気持ちを忘れずに、これから本当にまた一戦一戦、スタイルと責任感を持って走っていきたいなと思っています。