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Q、短期登録制度によって日本の競輪に参戦して早5カ月経ちますが、まずは感想からお聞かせください。
 「今回は以前の国際競輪と違って、かなり長い期間、日本に滞在しなくてはならないために、日本の生活に慣れなくてはいけないということと、自分の母国(マレーシア)の家族から離れなくてはいけないということがあるんですけど、そうは言っても、日本の競輪を楽しめているとは思います」
Q、ここまでの競輪の成績(8月4日現在で24走中、1着5回、2着0回、3着4回、FI優出0回)はご自身の中でどう評価していますか?
 「あまり期待したほどではないですね…。自分が思っていたよりもちょっと、ここまでの成績は良くはなかったと思っています」

Q、それは、なかなか日本の競輪に馴染むことが出来ていなかったことが原因ですか?
 「日本の競輪の皆さんは、以前に比べてギアを大きくしてきていました。それが今の流れなのでしょうか。それで、自分は小さいタイプのギアを使う選手なので、それが影響しているのではないかとも思います。大ギアがここまで使われているということは、知らなかったです。自分も大きいギアに変えてみたこともあったんですけど、あまり良くはなかったですね」

Q、それに加えて、日本の競輪について今回来日している他の外国人選手の方からも、牽制への対処の話をよく聞きますが。
 「そうですね。牽制は多くのレースでありますからね。対処するには、先行するのが良いのでしょうけど、得意なのは捲り。もっと捲りが決まれば、成績も良くなるとは思います」

Q、短期登録制度という新しいシステムについては、いかがですか?
 「前回までの国際競輪と違って、この制度が今年から始まりましたけど、それに招待されたということは、本当に誇りに思います。確かにいろいろな面で負担は大きくなりましたが、ここにこうしていられることにとても感謝しています。できれば、費用面がもう少し抑えられれば、それに越したことはないですけどね(笑)」

Q、周りの外国人選手は、優勝するなど好成績を挙げていますが、そういった面で焦りを感じたりは?
 「そうですね。確かに多少、焦ったりしましたけど、残りのレースで良い結果を残せるようにしたいです」

Q、9月までの登録ということで、残りのレースへの目標はどのあたりに置いていますか?
 「調子を上げて、もう少し良いレースをして賞金をもう少し稼ぎたいとは思っています。コンディションに関しては、ちょっと休みができて間が空いたので、メルボルンに戻っていたんですけれど、そこでしっかりとしたトレーニングも出来たので、それで体力面は良くなってくると思います。最初に掲げていた目標が、とにかく決勝まで残るということだったので、それを目指して、あとはそこでトップスリー(3着以内)に入れるように頑張りたいですね」

Q、ここからは生活面のお話もお聞きしたいと思います。まずは初の長期滞在となった日本の暮らしの感想は?
 「競輪学校の近くに住んでいて、そこは田舎なので退屈な時もあるんですけど(笑)、トレーニングをするということに関しては、すごく集中できるし良い面もあります」

Q、オフの日に仲間達と出かけたりすることはありましたか?
 「ありましたよ。オフの時は、みんなで渋谷に行って、カラオケをしたりもしましたね(笑)。それも良い経験でした」

Q、それと、今回の参戦前にインタビューした時は(月刊競輪5月号に掲載)日本語をもっと上手くなりたいということと、たくさんの友人を作りたいということの2点も目標として答えてくれていました。その2点についてはいかがでしたか?
 「日本語はもちろん上手くなっていますし、日本の競輪選手の仲間も増えていますよ。まだ残りのレースもあるので、その中でももっと日本の競輪選手と友人になれればと思っています」
Q、上達した日本語を何か披露してください(笑)。
 「今日は暑いね!(笑)」

Q、ありがとうございます(笑)。では、最後になりますが、残りのレースも含めて、今後のワールドカップや世界選手権でも日本人のファンがヌグ選手に注目していくと思います。メッセージをお願いします。
 「レースでの声援をこれからもお願いしたいですし、レースの時も応援してくれる声は聞こえます。もっと良いレースをして、そういった応援してくれるファンの方をがっかりさせないようにしたいと思います。ワールドカップや世界選手権に向けても、良い調整をして、良い成績を残していきたいと思っていますので、声援よろしくお願いします。ワールドカップや世界選手権などでは、日本の競輪にないようなトップスピードを出すことができますので、それを競輪にもっと生かせていけたらいいと思います」

(8月4日インタビュー) 

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