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シェーン・パーキンス インタビュー
ジョサイア・ヌグ
  シェーン・パーキンス インタビュー


Q、日本の競輪を走り始めて、2ヶ月弱ですが、まずは
  感想をお願いします。
 日本はとっても大好きですよ。私の父も1964年の東京オリンピックに出場していまして、その日本に来ることが夢でした。
 日本で競輪を走れるのはとっても光栄です。呼んでいただいたJKAの方には本当に感謝しています。


Q、6月2日現在、4開催出場して、優勝一回、1着7回と2着3回と、かなり好調と感じますが、強さの秘密
  はなんでしょう。
 そうですね、私はオーストラリアでかなり練習をしてきているからだと思います。私が自転車のトレーニングを始めたのは13歳からで、また、日本の競輪場と同じ、アウトドアのバンクで練習していました。
 それと良いコーチにも恵まれましたし、私の父にも教わりました。遺伝子もよかったのかな。

Q、日本の競輪を走って今現在よかったなと感じているところはありますか。
 本当に幸せですよ。今、私にはフィアンセとベイビーがいて、オーストラリアに帰ったら、彼女たちに、お金を渡せますし、多く稼げればオーストラリアに家を買おうと思っています。
 オーストラリアでは、自転車競技で生活をできるほどのお金を稼ぐことは、全く期待できませんから本当にうれしいですね。

Q、後、4ヶ月、期間は残っていますが、どのような目標で走りますか。
 勝ち続けるのが第一目標で、後、9開催だと思いますが、収入的にはあと4、500万円ぐらい稼げればいいなと思っています。
 稼げるのは喜ばしいことですが、私の考えでは、競輪の本場である日本で、日本人の優秀な選手とレースを続けられる事が一番の喜びですね。
 良いレース、勝ち続けるということが、競輪を愛するファンに対しての一番のお返しではないかなと思っています。

Q、日本の競輪は、ファンがお金を賭けていますが、その中でレースを走ることに、プレッシャーとか
  感じますか?
 たくさんのファンがいて、私の良いパフォーマンスにお金をかけてくれて楽しんでくれていると思います。その中で走ることを私も楽しんでいますが、それがプレッシャーに感じないといえばウソになると思います。
 世界選手権ではメダルを獲るという自分自身にプレッシャーがありますが、日本ではファンが自分にお金を賭けてくれているので、より以上のプレッシャーを感じますよ。
 私自身は自転車に乗ることがとても好きで、競輪を走る時もその気持ちを忘れないようにしているんですけれど、ファンの方がお金を賭けているということをあまり考えすぎるとそれがすごいプレッシャーになって結果がついてこないなと感じることがありますね。

Q、更にプレッシャーを掛けそうですが、走る前にオッズは見たりします?
 選手控室で座っているときにときどき見ます。あまり良くないオッズ(自分に対する)だとあまり気分がよくありませんね。自分が勝ち続けて、オッズがよくなるようにしてファンを喜ばすことが大事だと思っています。

Q、今、パーキンス選手は強いからオッズの人気が高いと思うけど、人気に応えたいと思います?
 日本の競輪選手達はとっても強いですからね。世界選手権もタフなレースですけど、日本の競輪もかなりタフですよね。かなり大変ですよ、勝つのは。事前によく作戦を考え、頑張らないといけないと感じています。
 それを乗り越えて日本の競輪ファンの期待に応えたいですね。

Q、さて、ワールドカップ、世界選手権のケイリンと日本の競輪と違いますが、その辺りはどのように
  感じています?
 そうなんですよね。違いますよね。ワールドカップ、世界選手権のケイリンは前に踏むスピードですからね。
 日本の競輪は、日本の選手がとても頭が良くて戦略的ですよね。これに打ち勝っていくのは難しいですが、私にはトレーニングで培われたスピード、パワーがありますので、それで対抗していきたいと思います。また、今は日本の競輪を勉強している最中ですからね。

Q、その日本の競輪ですが、インターナショナルのケイリンと大きく違うのは走行注意、重大走行注意、
  失格といったところですが、その辺りはどのように対処、また考えていますか?
 前回(花月園)のレースでは、先頭員を早く交わし過ぎて、重注をもらってしまいました。 以前は、走注、重注をしないように気をつけていたんですが、ちょっと考え方を変えて、失格はできませんが、ちょっとその辺は対処していこうかなと思っています。
 やはり、ファンのことを考えると勝たなくてはいけませんからね。
 また対処ですが、日本の選手たちは、私が捲っていくとき、横に動いてきますよね。このときには少し離れて捲っていくようにして、対処していくつもりです。

Q、日本の競輪を走って、来シーズン、またワールドカップ、世界選手権とケイリンを走るわけですが、
  その違いに対応できそうですか?
 たぶん最初のレースでは失格になるかもね。
 でも、僕の頭の中にはケイリンが残っていますから、しっかりトレーニングして大丈夫だと思います。でもちょっと横に動くと思います。スプリントレーンは日本の内外帯線間より広いから、その中で、ちょっと横に動くと、後ろの選手は危険を感じるから、踏みこまないでしょ。
 日本の競輪でそのようなテクニックを学びましたよ。国際大会で使うと思います(笑)。

Q、日本に来て強くなった選手がオランダのテオ・ボス選手で、日本の国際競輪に出場して本国に
  帰ったら本当に強くなりましたよね。
 彼は日本に来た翌年の世界選手権で優勝していますよね。私も同じで、私自身のパワーとテクニックと日本の競輪でのテクニックと戦略を経験することによって自分自身が強くなるのではないかと感じています。
 今現在、コンディションが良いんですよね。毎回ごとに良くなっている感じで。また毎回毎回のレースで覚えてきたことが重なって、上手くいくのではないかなと思っています。

Q、最後にファンに一言お願いします。
 「よろしくお願いします!」(日本語)

6月2日伊東FⅠ前検日にて 

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