ここで、大きな番狂わせが起きた。予選1位通過のテオ・ボスが1/8ファイナルでザイデンベッヒャーの後輪に接触し、落車。レースを棄権することとなった。このことにより、永井は1/4ファイナルでは予選をギリギリで通過したザイデンベッヒャーとあたることになり、上位進出に大きく弾みがついた。
そのザイデンベッヒャー戦、永井は後ろからの周回。1周目4コーナーでザイデンベッヒャーが外に上がったところで前に出て2周目から先行。後ろを見ながら、ザイデンベッヒャーの動きにあわせてスムースにスピードアップ。スパートしたと言うよりは、徐々にトップスピードに持っていったような走りで、全く相手を寄せ付けず、あっさりとまず1本。
2本目は、ザイデンベッヒャーが前に出て逃げ切りを狙うも、ラスト1周、バックであっさりとまくって2本。格の差を見せつけた。これで、セミファイナルに進出が決定。
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