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ワールドカップ第2戦北京大会レポート |
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配信日:12月12日 |
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■12月6日 開催前日 天候快晴 気温3℃ |
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寒い。夏のオーストラリアから直接入っただけに、なおさら寒く感じてしまう。快晴ながら凛と冷えた空気がこれからはじまる大会の緊張感を演出しているようだ。ワールドカップ第2戦は北京大会。オリンピックのプレイベントとして位置づけられているこの大会はもはやただのワールドカップではない。特に運営側にとってはすべてオリンピックの予行演習のつもりでやっているため取材するメディアに対するIDの発行、取材規制、観客に対する規制なども「これがワールドカップだろうか」というほど厳格に行われている。 |
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さて、オリンピックの自転車トラック競技会場として新しくできたラオシャン・ベロドロームだが、走路に関してライダーたちは最高の評価を与える。
伏見「すごくいいですね。今まで走ってきたなかでも最高に近いです。音もしないし、ガタもない。シドニーのバンクとかは結構滑ったりするんですけど、全く滑らないところがすごいですね。木が生きてるって感じです」 大森(口を挟んで)「木が呼吸してるって感じです!」
伏見「“生きてる”って言ったのをわざわざ横から“呼吸してる”って言い換える必要あんの?」
大森「はい、一応なんかいっとかないとと思って(笑)」 |

ラオシャン・ベロドローム外観。 250mのバンクとしては、非常に 大きく感じる。
日本の小倉メディア ドームと同じぐらいの存在感
ベロドローム内部。天井が 高く照明もとても明るい
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さて、こういった休憩中のなごやかさは別として、とにかく結果を出さなくてはならない日本、マニエ監督の表情にもきびしさが増してきている。練習のときから、大声で選手を叱咤する姿が見られた。
他のチームに目を移すと、雰囲気は様々。
シドニーからダイレクトに北京入りしたチームが多く、シドニーとメンバーはそれほど変わっていない。
シドニーにいなかった選手でここから合流してきた選手のなかには、イギリスのクレイグ・マクリーンやオーストラリアのベン・カーステンなどがいる。
シドニーから直接来たチームのなかには、自転車が大量にロストバゲッジにあい、練習を借り物で行うチームがかなりあった。オーストラリアチームなどは実に20もの自転車が到着していないとのことで、ちょっとしたローラー練習でさえ、ままならない状態だ。幸い、日本チームの自転車は無事。
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日本チーム練習メニュー
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中長距離チーム
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渡邉、永井の表情にも真剣さが増している
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渡邉は非常に積極的に 国際コミュニケーションをとっている
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他チームがいきなり遭遇した北京でのバッドラック。日本はそれを回避できたわけで幸先がいい。
シドニー大会での残念なリザルトのダメージを一気に払拭する大会になることを願いたい。 |
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