09-10ワールド・カップ第3戦 カリ大会
 
配信日:12月15日
 
 
■12月12日(土)開催3日目 天候:曇り 気温25度 

 週末を迎えていよいよこのカリ大会も最終日。これまでは昼にスタート、終了は夜の10時くらいだったのが、今日は午前中スタートの夕方5時には終了の予定。日本チームは大会最後にメンバー全員そろってのチーム・スプリントだ。
     
   
   

 エントリーはやや少ない10チーム。日本は4組目にムルダー、シロー、ペルヴィスを擁する強豪コフィディスとの対戦。普段は第3走を務める新田を第1走に据え、第2走に脇本、第3走に佐々木という日本のオーダー。横に3人大きく広がってのスタート。第2走の脇本はやや立ち遅れ、第3走の佐々木も遅れてしまう。初の第1走でどの程度のタイムが出せるか注目された新田。目標は17秒台だったが、18秒251。全体で5位のタイムで第2走脇本へ。この時点で第2走脇本と第3走佐々木の車間がかなり開いてしまう。脇本は13秒745のタイムで全体の9位。この時点で31秒996の6位という順位で第3走の佐々木へ。この時点でかなり千切れる形をとってしまっていた佐々木は最後16秒990のタイムで全体で最下位。日本のタイムは48秒986という不本意なもので、全体で9位という成績だった。フレッシュな布陣での出走となり、いささか仕方のない面もあるがこの経験を生かせるよう、先があるだけに期待したい。

場内に現れた日本応援団
場内に現れた日本応援団
      
   
   
チーム・スプリントのスタート前
チーム・スプリントのスタート前
スタート後加速する新田。
スタート後加速する新田。
   
   
2走につなぐも後ろは千切れてしまった。
2走につなぐも後ろは千切れてしまった。
2走から3走も・・・経験は今後に!
2走から3走も・・・経験は今後に!
 
 
 決勝は予選を43秒969で1位通過したドイツと44秒228のコフィディスの対戦。第1走のドイツ・フォルステマンが17秒344というタイムで入り、コフィディスに0秒5ほどの差をつけたが、第2走、コフィディスのシローが12秒678というタイムで逆転、第3走ペルヴィスも差を広げ、43秒966のタイムで優勝。ドイツは44秒187で予選のタイムを下回って2位に終わった。3位は決定戦を制した予選4位のウクライナだった。
 
 
コメント(新田):「全然ダメでした。17秒台、出したかったんですけど・・・走っていて出ないな、遅いなと感じました。ギアをかけたのもあったので・・・ドイツは17秒345ですか・・・早すぎですね・・・また頑張ります。」
 
 
コメント(脇本):「(ケイリンで落車した際に痛めた)左肩に力が入りませんでした。今までは気にしてなかったんですけど今日はビリッときちゃって・・・一踏目は良かったんですが、2、3、4と徐々に踏み遅れてしまいました。反省ですね。年内はあっせんも入っていないので、まずはきっちりと治すことに専念したいです。」
 
 
コメント(佐々木):「離れてしまって・・・皆さんに迷惑を掛けてしまいました。スタートで踏み遅れて取り戻そうと思っているうちにいっぱいいっぱいに・・・残り1周は力が切れちゃった感じでした。ただこんな舞台に出させていただいて、すごくたくさんの貴重な経験が出来ましたのでまた気持ちを入れて頑張りたいと思います。」
   
   

 男子の団体追い抜きでは地元のコロンビアが決勝でトラック・チームのロコモーティヴ(ロシア)を追い抜いての勝利で会場は「コーロンビア、コーロンビア」の大合唱で盛り上がった。

地元コロンビアの優勝に場内は沸いた。
地元コロンビアの優勝に場内は沸いた。
      
   
 
 女子のケイリンはオランダのカニスが出走せず、リトアニアのクルペカイテの力が抜けていると思われたが、決勝で後手を踏み、捌きに失敗し内に詰まる内容での4着。ドイツのムーヘが優勝した。
   
オリンピック種目となることが決定した女子ケイリン。
オリンピック種目となることが
決定した女子ケイリン。
女子ケイリン、優勝はドイツのムーヘ。
女子ケイリン、優勝はドイツのムーヘ。
            
   
   
 このドイツがコロンビアを2ポイント差でかわして今回カリ大会のチーム・ワールド・カップを獲得した。
今大会のチーム・ポイントでトップとなり喜ぶドイツチーム
今大会のチーム・ポイントで
トップとなり喜ぶドイツチーム

             
   
   


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