2013-14ワールド・カップ第3戦グアダラハラ大会
配信日:1月19日
1月17日(金)開催初日
2014年1月17日、今シーズンのトラックW杯シリーズの最終戦となる第3戦が、中米メキシコのグアダラハラで3日間に及ぶ戦いの幕を開けました。メキシコ中央高原北西部に位置するグアダラハラは、標高およそ1600m。前回7つの世界新記録誕生に湧いた、同じくメキシコのアグアスカリエンテス(標高約1900m)大会に続いて、好記録が期待できる高地でのW杯開催となりました。日本はこの大会に、ナショナルチーム3名、シクロチャンネル東京チーム(トラックチーム)5名の8人態勢で参戦。2月末の世界選手権(コロンビア・カリ)を見据え、ここで男女併せて10種目の戦いに臨みます。
大会初日。日本勢はまず、男子チームスプリントにシクロチャンネル東京チームの河端朋之・渡邉一成・中川誠一郎の3選手が出場しました。前回のアグアスカリエンテス大会では同じメンバーで43秒092の日本新記録を叩き出し、7位の成績を挙げたこのチーム。今回は最低でも43秒台、そしてメダル獲得という目標を立てて最初の予選タイムトライアルに臨みました。しかし前回自己ベストのタイムで日本記録更新に貢献した第1走の河端選手のタイムが思いの外伸びず、続く渡邉選手、中川選手が必死の挽回を試みたものの、フィニッシュタイムは44秒153。全14チーム中8位の成績で上位進出はなりませんでした。また、同日行われた女子チームスプリントには、日本から前田佳代乃、石井寛子の2選手が出場。こちらも前大会では同じメンバーで34秒535の日本新記録を樹立したものの、今回はふるわず35秒318で10位の成績でした。
なお男子チームスプリント決勝は、予選トップタイム(43秒626)のオランダと、2位ドイツ(43秒649)との間で争われ、主力選手をそろえたオランダが若手中心のドイツを破り優勝。女子チームスプリントは、中国とロシアの間で決勝が行われ、実力に勝る中国が0秒253差の33秒016のタイムで優勝を遂げました。