レース展望

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川崎競輪場で熱い戦いが繰り広げられる

昨年7月、約50年の時を経て華々しく復活した女子ケイリン。今年、新たに104回生(女子第2回生徒)が102回生の対抗馬としてデビューを果たす。2代目女王の栄冠は誰の手に。注目生徒を紹介していこう。


注目生徒紹介

石井生徒
石井 寛子(東京・27歳)
高校・大学と自転車競技で数々の好成績を挙げ、昨秋行われた自転車W杯コロンビア大会ではチームスプリントで2位入賞を果たすなど、国際大会での実績も十分。競走訓練での1着回数も今回生の中ではダントツで、着外回数も3回(3月7日時点)のみと、抜群の安定性を誇る。先行で逃げ切る力はあるが、ラスト1周での力強い捲くりも魅力的。今回生の優勝候補筆頭だ。
山原生徒
山原 さくら(高知・20歳)
父(利秀・63期)譲りのダッシュ力で200m、400m、1000mの全てにおいて前回生の記録を塗り替えた超スプリンター。一昨年の全日本アマチュア選手権ではスプリントで優勝の実績も持つ。競走訓練でも先行・捲りで他の生徒を圧倒し、第2回トーナメントでは、決勝2着に敗れたものの、思い切った先行での2着は称賛に値する。彼女の先行力はデビュー後も大きな武器になるだろう。優勝する力は十分に兼ね備えている。

田中生徒
田中 まい(千葉・23歳)
父(進・36期・引退)に憧れて自転車競技を始め、高校・大学と全国大会で活躍。記録会の1000mでは常に1位・2位を争うスピードを持っており、アマチュア時代は個人追い抜き種目でも活躍するなど、持久力にも長けている点が強みだ。第1回トーナメントでは惜しくも決勝2着。競走訓練では自力で勝ち星を重ねてきた実績がある。戦法がはまれば十分に優勝する可能性はある。
奈良岡生徒
奈良岡 彩子(青森・23歳)
社会人時代はソフトボールで活躍。研究熱心で訓練姿勢は他の生徒のお手本だ。訓練ではエリート候補班に在籍し、先行にこだわる積極果敢な走りでメキメキと力を付けてきている。その積極果敢な走りが実を結び、第2回トーナメントでは並み居る強豪を押さえ見事優勝を果たした。自信を持って記念レースに臨めば自ずと結果はついてくるはずだ。

杉沢生徒
杉沢 毛伊子(静岡・27歳)
小学校から大学までバスケットボール一筋で高校時にはインターハイ出場の経歴も持つ。競技経験が無い分、訓練・自主トレに真摯に取り組み、エリート候補班にまで上り詰めた努力家。入校当初より身体もかなり引き締まり、スピード・持久力とも今回生の中で上位に位置する。今レースのダークホース的存在だ。
梶田生徒
梶田 舞(栃木・26歳)
入校以前はトライアスロンで活躍。オリンピック出場という夢を胸に秘め、満を持して競輪学校の門を叩く。入校当初からエリート候補班に在籍し、記録会では常にA評価を獲得、第1回トーナメントでは優勝するなど、今回生トップクラスの脚力の持主。鋭いダッシュが持ち味で、小柄ながら力強い先行も魅力的だ。ガールズと競技を両立しながら梶田ロードを突き進んで行く!