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オールスター競輪は、昨年に大きくその姿を変えました。さらに昨年よりも白熱のレースをお届けできるよう、今年からシステムを若干変更しています。ここでは詳しく、そして分かりやすく、生まれ変わったオールスター競輪を解説します。
ドリーム(DRM) |
オリオン(ORN) |
予選 |
着位 |
ポイント |
着位 |
ポイント |
着位 |
ポイント |
着位 |
ポイント |
着位 |
ポイント |
着位 |
ポイント |
1位 |
22点 |
6位 |
13点 |
1位 |
19点 |
6位 |
10点 |
1位 |
15点 |
6位 |
6点 |
2位 |
19点 |
7位 |
12点 |
2位 |
16点 |
7位 |
9点 |
2位 |
12点 |
7位 |
5点 |
3位 |
17点 |
8位 |
12点 |
3位 |
14点 |
8位 |
9点 |
3位 |
10点 |
8位 |
5点 |
4位 |
15点 |
9位 |
12点 |
4位 |
12点 |
9位 |
9点 |
4位 |
8点 |
9位 |
5点 |
5位 |
14点 |
棄権 |
12点 |
5位 |
11点 |
棄権 |
9点 |
5位 |
7点 |
棄権 |
5点 |
トーナメント制とトライアル制
オールスター競輪が大きく変わったのは、準決勝進出へ向けトーナメント制で行われてきた予選が昨年からトライアル制に変わったという点です。
トーナメント制とは別名「勝ち抜き戦」とも言い、定められた着までに入らないと上位の競走へは進めない競走体系のことです。甲子園の高校野球などがその代表例。一度負けたら決勝戦には進めません。通常の競輪の開催は、予選から始まり決勝戦で終わるこのトーナメント制で行われています。
一方トライアル制とは、「○着は△ポイント」というようにあらかじめ定め、ポイント獲得上位者から上位の競走に進めるというものです。今回のオールスター競輪は予選競走を2回走り、獲得したポイントの合計が上位の選手から準決勝に進むことができます。つまり予選競走においてトライアル制を導入しているのです。
トライアル制の大きな特徴は、1回負けてもまだチャンスが残されているという点。従来のオールスター競輪では、一次予選で3着以内、二次予選でも4着以内に入らなければ準決勝に進むことはできませんでした。しかし、今回のトライアル制では第1走で4着以下であったとしても第2走で上位着に入れば準決勝へ進むチャンスが残されているのです。ただし、第1走で8・9着(8着者は一部)になってしまうと一般戦にまわることになり予選第2走に出走することはできません。第1走から少しでもポイントを獲得するため、そして予選第2走出走を目指して目が離せない白熱したレースが展開されます!
ボーダーラインはどうなる?カギを握るドリーム・オリオン組!
気になるボーダーラインは何点?もちろん状況によってボーダーラインは上下しますが、そのカギはドリームレース・オリオン賞レースに出場する18名が握っています。
この2つのレースには他の予選よりもポイントが大幅に上乗せされていて、出場選手は他の予選スタートの選手よりも有利なんですが、注目はこの選手たちの2走目。予選2走目の15個レースは、ドリーム組が各レース一人ずつ、オリオン組は各レース一人ずつ、または二人ずつ各レースに出場します。もしドリーム・オリオン組が実力を発揮し、予選第2走で全員が上位着だった場合はボーダーラインは跳ね上がり、予選スタートの選手はポイントを相当稼がないと準決勝、特に準決勝Aには進めません。一方、ドリーム・オリオン組が2走目で次々に負けてしまう波乱の展開だとボーダーラインは一気に下がり、予選スタートの選手が大量に準決勝に進出します。
ということは、予選2走目はボーダーラインを下げるため、そして自分が勝ち上がるため、予選スタート組の選手が一気にドリーム・オリオン組に襲い掛かるわけです。ボーダラインを巡るドリーム・オリオン組と予選スタート組の攻防は熱く激しい戦いになることは間違いなし!ちなみに昨年はドリームレースに出走した村上義弘選手・伏見俊昭選手が予選第2走でいずれも5着となり準決勝進出を逃しています。ポイントでドリーム・オリオン組が有利とは言っても、2走目が勝負なのはやっぱり変わらないのですね。
第1日 |
第2日 |
第3日 |
第4日 |
第5日 |
レース数 |
出場
選手数 |
レース数 |
出場
選手数 |
レース数 |
出場
選手数 |
レース数 |
出場
選手数 |
レース数 |
出場
選手数 |
12R |
108名 |
12R |
108名 |
11R |
99名 |
12R |
108名 |
12R |
108名 |
総選手数 |
帰郷
選手数 |
総選手数 |
帰郷
選手数 |
総選手数 |
帰郷
選手数 |
総選手数 |
帰郷
選手数 |
総選手数 |
帰郷
選手数 |
162名 |
- |
162名 |
- |
162名 |
2回出走
の18名 |
144名 |
2回出走
の9名
3回出走
の27名 |
108名 |
108名 |
次に開催日ごとの見どころをご紹介します。競輪場にお出かけ前にご覧になればさらにレースが楽しめますよ。 |
○第1日
予選(第1走)11個Rとドリームレースが行われます。ドリームレースはファン投票によって選ばれた競輪界を代表する先行選手とスピード自慢の追い込み選手による夢の対戦!ここで上位の着を取れば準決勝Aが見えてきます。だから9名は全力勝負!きっとあなたの1票に応えてくれるはずです。
○第2日
第1R~5Rが予選(第1走)・第6R~第11R予選(第2走)・第12Rにオリオン賞が行われます。注目の予選(第2走)がいよいよスタート!ここには選考順位第4位から第9位までの選手(ドリーム組)6名が1人ずつ出場します。前日のドリームの着順によっては、いきなり勝負駆けの選手も登場です。もちろん1走目が予選スタートの選手の状況もそれぞれ。準決勝Aを目指してポイント上積みのレースを狙う選手もいれば一発逆転にかける選手もいます。11Rが終わる頃にはドリーム組の状況によってボーダーラインがおぼろげながら見えてくるはずです。もちろんオリオン賞にも注目ですよ!
○第3日
第3レースから最終11レースまで予選(第2走)を行います。3日目は激アツ!ドリームレース、そしてオリオン賞出場選手が各レースに登場します!朝イチから超トップレーサーの競走を見られるのはオールスターだけ!またボーダーラインをにらんだ各選手の駆け引きも見どころです。全レース準決勝進出を賭けた熱い勝負駆けの連続!
○第4日
いよいよ準決勝!この日は準決勝Aが2個レース、準決勝Bが3個レース行われます。中でも準決勝Bは1着のみが決勝戦に勝ち上がれる非常に厳しいレースです。その分見ごたえも十分なはず。厳しい予選を勝ち抜いてきた選手たちがただひたすら1着だけを求めバンクを駆け抜けます!
○第5日
162名が5日間・58Rに渡って争った激しい戦いに終止符が打たれます。はたして頂点に立つのは誰?もちろん優勝者にはグランプリ出場の権利が与えられます。また準優勝の選手にも2000万円以上の賞金が与えられるので、グランプリの賞金枠戦線にも大きな動きが。こちらも要注目です!
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