第77回日本選手権競輪（GI）

優勝者コメント

　ちょっと信じられない気持ちの方が大きいです。（父親の幸二氏から優勝インタビューを受けたが）もうちょっと泣きそうになるかなと思ったんですけど大丈夫でした。なんとなく共同（通信社杯・21年）の時みたいないけそうな、本当にただの予感ですけど、ちょっと感じたんで。決勝が目標で、優勝なんてまだまだ全然だと思っていたので嬉しいです。（まだデビュー3年未満での優勝だが）一個上の（清水）裕友さんとかも若いうちからSS（班）だったのもありますし。父も初めてGIを獲ったのが30歳だったので、とりあえずそれまでにはというなんとなく漠然とした目標だったので達成できて良かったです。来年からはSSになるんですけど、意識しないのは難しいと思うんですけど自分のスタイルは崩さないように。（決勝戦は単騎のレースで）あの並びになった時点で犬伏（湧也）君が主導権を握るかなと思ったので、その後ろからって考えてました。（最後方からのレースになったが）そこ（中四国勢）の動きを見て。で、裕友さんも出ていくタイミングもうまいと思ったんで、そこ見てからって考えてました。（犬伏の先行で自身は4番手、後ろは車間が空いていたが）前しか見ていなかったんで、全然後ろの状況とか分からなかったです。2コーナーで行けたらと思っていたんですけど、裕友さんが出ていったのも見えたので。あとは被る前にと思っていました。（直線で踏み出して）意外と踏んだ感触が良かったんでいいところまでいけるかなって思ったんですけど、（佐藤）慎太郎さんにブロック食らってスリップした感じだったので、それでどうかなっていう風に思いました。（それでも）距離も短かかったんで、とりあえず行けることろまで最後まで踏み切ろうと思いました。（ゴールして）抜いた感触はあったんですけど、ビジョンで自分が（画面に）抜かれるのを見て確信を持ちましたね。格好良くヘルメットとか投げられたら良かったんですが、なんか変な事をして転んでも嫌なんで。自分がGIを優勝したという衝撃が大きすぎて、感動とか、まだ感情が追い付いていないです。（今後は）他のGIも勝てたらいいんですけど、グランプリが確定したのでそこを優勝できたら一番いいです。（次回あっせんはFI戦だが）FI戦も走れるところはもちろん走って。あまり目標が先過ぎても計画とかを立てるタイプではないので、レースを走りながらうまいこと調子を維持できたらなと思います。

第37回 共同通信社杯

（2021.9　岐阜）

第77回 日本選手権競輪

（2023.5　平塚）