優勝者コメント

　まさか自分が獲れるとは思わなかったですね。（初GI制覇の競輪祭とは異なり）今回は仲間のおかげで獲れたタイトルなので今まで頑張ってきて良かったなと思いました。（レースは）北日本が前を取ると思ってたので中団取れたらいいねって話で、多分（新山響平は）突っ張るだろうと。あとは南関が削ってくるのを対処して、眞杉（匠）が届くところで、自分が持つと思ったところで行ってくれればと思って。（意外に単調なレースになったが）眞杉が車間を空けてたんで、これは一気に行くんだろうなって思って、そこだけは離れないように集中して。（新山の）掛かりもすごかったんで、（通過するときに）そんなにみんなヨコに動く雰囲気でもないなって思ったんで。とりあえず眞杉が越えてくれたんで、あとは抜けるかどうかだったんですけど。（眞杉は）結構空けてたんで、これ行けるのかなって思ったんですけど強かったですね。（直線では）余裕って言うか、余力はあったんで抜けましたね。（落車は）眞杉がちょっと締めてるのは分かったんで、それで落車があったって分かったんで眞杉が失格したら、またオールスターみたいな感じになっちゃうので、それだけは嫌だと思って。自分の確定より眞杉が失格してないかが気になりました。（GIを）獲ってからは良いことの方が少なかったんで。それでも腐らずにやってきたんで、やっと報われた感じはします。家族のためにも落ち込んでられないと思ったんで。子供が尊敬するじゃないんですけど、誇りに思ってくれるような父親でいたいと思ったんで腐ってられないなと思って頑張りました。（23年オールスター決勝での暴走失格も）あの日も新山さんとか新田（祐大）さんとかが飲みながら励ましてくれたんで、吹っ切れました。次の日に脇本（雄太）さんとかとも会ったんですけど。そういう他地区だけどそういう声を掛けてくれたんで。（切っても切れない縁になった眞杉とは）本当に上下関係がないような（笑）。眞杉もそういう感じなので。僕もとっつきやすいし、向こうも気にせず何でも話してくれるし。そういう間柄なので良い関係性だとは思います。（眞杉には）今回獲らしてもらったので、（今後連係した際の並びは）前後でまた走れるように僕がもっと強くならなくちゃいけないと思ったんで。自信を持って眞杉の前を回れるようにならないといけないなとは思います。（今回の4走も自力と番手が半分ずつだったが）なかなかラインで決められないレースが多いんでまだまだだなと思います。（高額賞金とグランプリ出場権も手に入れて）まさかという感じなんですけど。気を引き締めて、さらに。（今後は）今回は2人だったんですけど、関東でみんなで勝ち上がれるようにみんなで盛り上げて。僕自身もそうですけど、みんなで決勝に乗ってもっと関東でGIとかで勝者を出したりグランプリに乗る選手を出したりしたいですね。

第63回 朝日新聞社杯競輪祭

（2021.11　小倉）

第79回 日本選手権競輪

（2025.5　名古屋）