KEIRINグランプリ2016（GP）

優勝者コメント

　ゴールした瞬間は武田（豊樹）さんのスピードがよかったので、よくわからなかったですね。オーロラビジョン見たら、抜かれてたのでひょっとしたらという気持ちでした。（ファンの『村上優勝おめでとう』という声は）大勢の数のみなさんの声が響いてたので、ちょっと一つの言葉として上手く聞き取れなかったです。
　（今年は）上手く勝ち切れない1年だったので。まさかこういう結果になるとは、信じられないです。（勝ち切れないもどかしさは？）自分で自分を信じ切れてない部分っていうのがあったりとか。近畿の仲間が、後輩が育っていく中で自分の役割っていうのが、ちょっとぼやけてしまったことがレースに迷いを生んだのかなと思います。
　（前受けの作戦？）コンディションがあんまり。結構全体見てると、タイム悪いし、重そうだったんで。とにかく稲垣（裕之）からも前の方からっていう感じでしたけどね。稲垣の持ち味を発揮できる組み立てかなと。（稲垣のかかりは）やっぱり寒かったんで。いつもの稲垣のスピードまではもっていけてなかったような気がしますけど。全体としてスピードよりもどっちかというと、パワーの競輪だったと思うんで。（平原が見えて）平原も今、日本一強い選手だと思うので。それが見えた瞬間にとっさに前に踏む選択をしました。稲垣が作ってくれた展開の中で、最後の判断だったと思います。（バンクコンディションは向いた？）自転車乗り始めたときから、雨の日も風の日も雪の日も練習してきましたし。こういう条件になれば、他の人よりはあまり変化が少ないと思っています。
　（節目の10回目の出場で優勝）夢の中にいるようですね。（一年一年最後と思って走っている？）その中で自分の力っていうのは、他の8人に比べて脚力的に優ってたかというと、そうではないと思いますし。ただ速い人が勝つのではなくて。自分も総合力で、速く走れなくても勝てるんだっていうところを証明したかったし。本当にこういう結果が出せて、改めて今後もしっかり頑張っていかなければと思います。（1番車の重圧は）正直またあの地獄のような日が続くのかと。それだけ責任のあるユニフォームだと思います。
　いくつになっても、競輪が夢を与えて、夢を叶えてくれますから。また、新たに次の夢に向かってしっかり頑張っていきたいです。