優勝者コメント
(優勝は)本当に信じられなくて、何回もつねってるんですけど、ちょっと痛いです(笑)。大丈夫そうです。(スタートして奥井迪の後位からとなったが)ただただ恵まれただけだと思います。初日、2日と違って7番車からのスタートになってしまうので、7番手回りにきっとなるんだろうなと思いながらスタートはしてたんですけど。まさか奥井選手の後ろになるとは思ってなかったですし。(奥井が)後方だったので比較的早めにレースが動いていくんだろうなと考えながら、もう自分の持ち場と言いますか、(やるべき)ことに集中して走ろうと思ってました。(奥井追走に集中しようと?)そんなにするりとはいけないなという風には思っていたので、少々併走になってもゴチャゴチャしても絶対に勝負権があるところは渡さないというつもりで走ってました。(奥井が仕掛けて)1コーナーで飛び付きが3車併走になってしまって、私、多分後輪が接触してた感じがあったので。何とか(奥井後位を)取り切れて良かったです。(4コーナーを過ぎていけると思った?)いつもながら必死で何にもそういうことは思わないですね。(ゴールして)差せてて欲しいなと思いながらビジョンを見て、私のことを映してくれてるんだなあと思いながら3コーナーくらいを回ったような記憶があります。(ファンの声援も多かったが)お客様多かったですし、勝ち上がってきた選手みなさん強い中で私のことを応援してくれるみなさんもいらっしゃったので頑張りますと思いながらスタートしました。(準決4着からの優勝は)ただただ恵まれました。ラッキーというか、運だと思います。(21年から2度の大怪我を乗り超えての優勝となったが)骨が折れてもくっつくし大丈夫なんですけど、心が折れてしまって。もう走れないんじゃないかなって思ったときもあったんですけど、またこんな日が来るなんて信じられないなと思います。(GI優勝でグランプリ出場も決まったが)なにせこのGIに出場するのが初めてでして、このタイミングでグランプリのことを聞かれる経験が今までなかったので、(グランプリまでの)過ごし方というのはこれまでとは全く違うんだろうなと思うんですけど。怪我してから今日勝つまで大きな目標とかよりももっと手前のその日にできることを考えてせいいっぱいやるっていうのをテーマに取り組んできたので、この先もちょっとずつ、一個ずつやっていければいいなと思います。足りないものもできないこともたくさんあるし、怪我する前と比べてもどうしようもないこともあるんですけど。ただ今の自分にできることを、ちょっと前よりも今ができるようにどうしてったらいいかなと考えていって工夫しながら頑張ろうと思いながらやっています。これからも頑張ります。