向日町(記念が)散々な結果だったので、(今回は)勝ち上がりは1着でしたけど、やっぱり決勝戦は絶好の位置でしたし、ここで結果を出さないとという気持ちで走りました。新田君のイン粘りかなという形でここは勝負だなって思っていたんですけどね。僕がもがき合いの中、すぐ引いてしまったら使われますし、ちょっと難しかったですね。その辺を見極めて外併走しながら走って、もう平原君が力尽きたのを確認して、外をまくりにいきました。ここに来る前に外併走の練習はけっこうやってたんですけど、(発走)7分ぐらい前に雨が降ってきて、走路も完全に濡れてしまったので、外併走は苦しいなっていうプレッシャーを感じながらの戦いでした。(岡部のブロックは)もらうのを覚悟で外にいました。当たり負けしなければ岡部さんは前に踏むことはないので、その辺は気にしてなかったです。けっこう早い段階からのもがき合いでしたからね。最後、海老根君は強いですから、絶対に外を来ると思っていました。グランプリでも失敗していますし、力んで獲れないのは分かっているので、最後のゴールまで平常心でもがいていました。大舞台の経験、グランプリの経験がありますので、平常心でいられました。
平原君の後ろが指定席とは思っていないですし、まだまだ関東には若い選手がいないですから、2人で早く出て来いっていう感じでお互いが頑張っていると思うんですけど、平原君は僕にとってのライバルですね。今回はポイント制の兼ね合いもあって2日目に僕が前回りっていうのがあったんですけど、今後もやっぱりお互いがしっかりした競輪がしたいというか、勝つために位置があると思うので、勝ち上がらないとラインも組めないですし、その辺は上手く2人で見本になる競輪をしていきたいなっていうのはありますけどね。お互いが先行、まくりの選手ですから、北日本は強いですし、近畿勢の競輪のやり方は素晴らしいものがあるので、そこに追い付くためには2人で力を合わせていかないとどうしようもないですから。追い込み陣も飯嶋(則之)君だったり神山(雄一郎)さんだったり本当に素晴らしい追い込み選手がいるので、その前で力を発揮していきたいです。
昨年もいいスタートを切ったんですけど、G1の決勝の舞台には何度も乗って、1度も獲れなかったので、何で獲れなかったかを自分でも研究してきたし、今年も獲ったんですけど、そこをしっかり研究して1つ(G1)を獲りたい。今回、東だけで戦って、今度(のダービー)は西も東も一緒ですからね。また厳しい戦いがありますから。気を引き締めてトレーニングしていきたいです。今回は3日制ですし、G1じゃないので、心の疲れはない。前回の向日町は本当に散々な結果で苦しい思いをしたので、一戦一戦を今年は大切にいきたい。その先にはグランプリがあると思っています。中3日はしっかり休養して、静岡(記念)でいい走りをしたいと思います。 |