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第14回寛仁親王牌優勝
小嶋敬二(石川・74期)
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寛仁親王牌での小嶋敬二の強さはまさに圧巻だった。赤板で別線勝負の金子貴志を突っ張って主導権を握り、他ラインの捲りを寄せつけず、直線ではマーク・山口富生の猛追を振り切って逃げ切り勝ち。以降のビッグレースでもコンスタントに優出、全日本選抜では果敢な先行勝負で番手の加藤慎平を初タイトルへと導いた。グランプリでは武田豊樹、伏見俊昭との3分戦が予想されるが、競輪界最高峰の主導権争いが覇権の行方を大きく左右することになりそうだ。 |
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第48回オールスター競輪優勝
神山雄一郎(栃木・61期)
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近年、自在戦に円熟味が増してきた神山雄一郎。オールスター決勝戦では目標不在のメンバー構成ながらも、先行する金子貴志の番手を巧みに捌いて同一タイトル5度の優勝という偉業を達成してみせた。神山はグランプリには12度も挑戦しているが、未だに栄冠を掴んだことがない。しかし、今年は相性抜群の平塚競輪場での開催に加え、武田豊樹という好目標との連係になり、これまで以上に必勝を期してくることは間違いない。
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第21回全日本選抜競輪優勝
加藤慎平(岐阜・81期)
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年頭の競輪祭で準優勝と涙を飲んだ加藤慎平。しかし、今年最後のGI・全日本選抜で逃げる小嶋敬二の番手から抜け出し、80期以降としては初のタイトルホルダーに輝いた。昨年後半から自在型に転向し、メキメキと頭角を表した加藤だが、捌きも器用にこなし、捲りも打てる脚質は他メンバーには脅威に映るはず。しかも、グランプリでは全日本選抜に続き、小嶋との連係が濃厚で、ビッグタイトル連覇も十分射程圏内にあると言えよう。 |
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賞金獲得選出順位・第1位
佐藤慎太郎(福島・78期)
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今年の佐藤慎太郎はビッグ戦線で抜群の安定感を発揮、GII優勝が1回(ふるさとダービー武雄温泉)ながらも、1億円近い賞金を稼ぎだし3年連続3度目のグランプリ出場の切符を手にした。過去2回のグランプリでは、伏見俊昭と黄金の福島ラインを形成しながら2度とも失敗に終わっている。今回もその伏見との連係が有力で雪辱に懸ける思いは強いはず。信頼の厚い両者による連係だけに、上位独占は一考しておきたいところ。
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