第58回日本選手権競輪 燦燦 松戸ダービー
2005/3/16~3/21
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松戸競輪場
レース展望 1 / 2
ビッグ2戦連続二予敗退も勝率40%維持と底力を発揮 - 小野俊之

小野 俊之  【大分・77期】
 近況の小野は1月の競輪祭、2月の西王座戦で二次予選敗退と精彩を欠いてしまっているが、直近10場所の成績では勝率40%を維持するなど、グランプリ覇者の底力を十分に発揮している。しかも、小野は大舞台になればなるほど実力を発揮するタイプといえ、ダービーはまさに最高の舞台である。昨年は決勝で6着に敗れており、今開催にその雪辱を期してくることは間違いないだろう。また、ここ最近は荒井崇博に加えて、中川誠一郎が調子を上げてくるなど、九州の若手先行型が急成長を見せており、展開的にも有利に運べる可能性が高い。初のGIタイトル獲得へ向け、小野の差し脚が松戸バンクで燦々と輝く!
再び先行日本一・村上の雄姿が見られるか!? - 村上義弘

村上 義弘  【京都・73期】
 村上は2月の西王座戦・準決勝での落車の影響が心配されたが、翌日の特選では快速捲りで勝ち星を挙げており、問題は無さそう。最近の連対時の決まり手を見てみると、逃げと捲りが半々で以前の積極性が影を潜めている。西王座戦の準決勝では同県の稲垣裕之に任せているし、近畿には高城信雄という成長著しい先行型もいる。今開催の村上はもしかすると、番手からというレースがあるかも知れない。ただ、先行が圧倒的に有利とされる短走路だけに、村上がまた「先行日本一」の看板を掲げるようならば、03年のオールスター以来となるGI優勝のチャンスは十分にあるし、ファンもそれを望んでいるはずだ。
同地区との競りも辞さない超シビアな位置取りに注目 - 兵藤一也

兵藤 一也  【群馬・82期】
 近況の兵藤は連対率で60%を超える数字を残すなどとにかく安定している。それを支えているのは間違いなく「厳しい位置取り」にある。1月の立川GIIIの準決勝では武田豊樹の後位を巡り、同じ関東の佐久間仙行と番手戦まで演じるほど、徹底して位置取りにこだわりを見せている。今開催は短走路での開催とあって、兵藤の様な選手は前々にいないと勝機はなかなか巡ってこない。それだけに、いつも以上の厳しい攻めを見せてくることは必至で、兵藤の位置取り次第では展開が一変してしまう可能性さえ秘めているだけに、その動向には最大の注意を払っておきたい。
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福島3者が結束力・実績面でも一枚上

岡部 芳幸 【福島・66期】

伏見俊昭【福島・75期】

佐藤慎太郎【福島・78期】

神山雄一郎【栃木・61期】

後閑信一【群馬・65期】

小橋正義【新潟・59期】

加藤慎平【岐阜・81期】

小嶋敬二 【石川・74期】
 ここでまず注目したいのは、岡部芳幸、伏見俊昭、佐藤慎太郎の福島3者だ。2月の東王座戦では佐藤が優出を逃したものの、見事な結束力の固さを見せ、先行した佐々木雄一ラインの3番手・岡部が優勝、伏見が2着と福島ワンツーを決めて見せた。両者の調子の良さは周知の事実だが、佐藤も相変わらずの安定感を誇っており、3者で連係を果たせば、上位独占への期待も一気に高まる。
 この福島3者に結束力で引けを取らないのが、神山雄一郎-後閑信一、神山-小橋正義の関東ラインだ。それぞれ連係実績は豊富で、福島勢にとっては最大の脅威になりそうだ。
 中部勢にも有力選手が揃っている。その筆頭に挙げられるのが、加藤慎平だ。昨年の後半に自在に転向してからメキメキと頭角を表し、05年の累計ランキングでは勝率、連対率、3連対率の全部門で1位に輝く絶好調ぶり。競輪祭決勝2着の悔しさを晴らすべく、勝ちにこだわった攻めを見せてくれるはずだ。小嶋敬二は西王座戦の準決勝で当日欠場したが、肺炎が原因なだけに、その影響が心配されるところ。実力は折り紙付きの選手だけに、その豪快な先行捲りで好勝負を演じてくれよう。
武田、吉岡の新旧怪物対決が見物だ

武田豊樹【茨城・88期】

山内卓也【愛知・77期】

荒井崇博【佐賀・82期】

吉岡稔真【福岡・65期】

加倉正義【福岡・68期】

合志正臣【熊本・81期】

高木隆弘【神奈川・64期】

新藤敦【神奈川・62期】

市田佳寿浩【福井・76期】

齋藤登志信【山形・80期】


濱口高彰【岐阜・59期】
 先行有利な短走路での開催だけあって、大物ルーキー・武田豊樹の活躍は必至。その先行力は今更語る必要もないだろうが、武田は捲りの破壊力も抜群。たとえ、後手を踏んだとしても早めの巻き返しで前団を飲み込んでしまうだろう。
 山内卓也は2月の西王座戦で初のビッグタイトルを獲得し、トップクラスの仲間入りを果たした。3連対率も60%を超えるなど、安定感もある。先に挙げた加藤や小嶋らと連係できれば、山内の逆転も一考したい。
 九州勢は先導役の荒井崇博を筆頭に、吉岡稔真、加倉正義、合志正臣と揃っている。中でも吉岡は3月の静岡記念で優出するなど、好調モードは続いてると見ていいだろう。3度優勝と相性のいい大会で真の復活をアピールしたいところだろう。
 地元・南関勢からは高木隆弘と新藤敦の追い込み巧者が優勝戦線に名乗りを挙げてきそう。海老根恵太や石毛克幸といった若手機動型との連係から勝機を掴んで、覇権奪回を虎視眈々と狙う。
 また、市田佳寿浩、齋藤登志信、濱口高彰らも優勝できるだけの実力は十分に秘めている実力者といえるだけに、軽視は禁物だ。
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