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佐藤慎太郎(福島・78期) |
佐藤は直近10場所の成績(3月29日現在)で見ると、勝率12%と勝ち星にこそ恵まれてはいないが、連対率34%、3連対率53%と安定感は相変わらずだ。初日優秀には過去、幾度もワンツーを決め相性抜群の伏見俊昭や弟弟子の山崎芳仁らが名を連ねている。彼らの番手はもはや佐藤の指定席になっており、勝機も一気に高まる。また、昨年10月に当地で開催された共同通信社杯では準優勝とバンクとの相性もよく、優勝候補の筆頭といっても過言ではないだろう。
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金子貴志(愛知・75期) |
近況はやや大きい着が目立ち、成績そのものにはムラがある金子ではあるが、2月の西王座戦では決勝に進出するなど、調子的には問題なさそうだ。また、近況は決まり手の80%弱が先行と、積極果敢なレースを運びを見せている中で、西王座戦の決勝では先行日本一・村上義弘と壮絶な叩き合いでファンを魅了するなど、主導権への強いこだわりが感じられる。それだけに、金子はもちろんだが、金子マークを得た選手の動向からも目が離せそうもない。
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オールスタークラスの豪華メンバーが出揃い、優勝戦線は激戦必至だが、ライン的な総合力では関東と北日本が双璧をなしている。関東は先導役が武田豊樹のみでその仕上がり具合が浮沈の鍵を握るものの、その後位は神山雄一郎、手島慶介の自在型に加え、後閑信一、兵藤一也、阿部康雄ら追い込み型と好調選手が揃っている。
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武田豊樹(茨城・88期) |
後閑信一(群馬・65期) |
兵藤一也(群馬・82期) |
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有坂直樹(秋田・64期) |
一方の北日本勢は山崎芳仁、伏見俊昭を筆頭に先述の佐藤、岡部芳幸、有坂直樹、齋藤登志信とどの組み合わせで連係しても上位独占が狙える布陣なだけに、ライン構成には大きな注目が集まりそうだ。
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小嶋敬二(石川・74期) |
立川ダービーを制し、勢いに乗っている吉岡稔真率いる九州勢も小野俊之、荒井崇博、井上昌己、大塚健一郎とタレント豊富で好勝負が期待出来る。
小嶋敬二と加藤慎平の中部両者も実績豊富な強力ラインだし、村上義弘、高城信雄に前田拓也、内林久徳がマークする近畿勢や、競輪祭を制し、ダービーでも優出した小倉竜二も侮れない。 |