レース展望

レース展望

次代を担う走りに刮目せよ。

女子生徒に注目が集まりがちだが、男子だって負けてない。前回生に比べ合格者数が37名と狭き門となった今回生には注目選手が目白押し。選りすぐりの精鋭達の中から注目の選手を紹介しよう。


注目生徒紹介

小原生徒
小原 唯志(茨城・28歳)
スピードスケートでバンクーバー五輪の代表にも選ばれた男が競輪選手に転向。
鍛え抜いた強靭な肉体と培った根性で記録会では常にトップタイム、第3回記録会まで全種目1位を守り続け、年間通してエリート班に在籍した。
第1回トーナメントでは師匠武田豊樹選手(茨城・88期)譲りの先行で優勝。全3回行われたトーナメント競走では必ず決勝に駒を進める安定感を見せた。
誰もが認める今回生No.1。1000mを1分7秒台で駆け抜ける強力先行は必見。臨機応変に対処できる能力を活かし、ゴールまで全力疾走だ。
吉澤生徒
吉澤 純平(茨城・26歳)
ショートトラック種目でバンクーバー五輪に出場し鳴り物いりで入校。
ダッシュ、地脚共に優れ入学直後からエリート候補として回生を代表する存在となった。
競走では果敢に攻め続ける姿が印象的だ。第1、2回トーナメントで見せた逃げ切り勝利は同門の小原生徒に負けられないという強い意志が感じられる物だった。
競走での逃切り回数は№1。観るものを興奮させる走りは、師匠武田豊樹選手(茨城・88期)を彷彿とさせる。決勝での同門対決に期待がかかる。

小岩生徒
小岩 哲也(大分・26歳)
入学前は陸上自衛隊別府駐屯基地徒手格闘技部隊に所属していた異色のレーサー。競輪には兄(大介・90期)の影響で興味を持った。
自転車経験は無かったもののメキメキと頭角を現し、上位で活躍。第1回トーナメントでは準優勝、普段の競走訓練での勝率は3割を誇る剛脚の持ち主である。
1年間、1度も訓練を休まなかった屈強な精神と肉体で、卒記を席捲する。

巴生徒
巴 直也(神奈川・23歳)
名門中央大学自転車競技部の出身のオールラウンダー。学生時代はタンデムスプリントを中心に数々のタイトルを掲げ入校となった。
全4回実施した記録回では常にトップクラスのタイムを出し、すべてにおいてA評価を獲得した。
エリート候補班での訓練経験もあり、凄まじい破壊力をもつ先行は今回生屈指の目玉商品である。
筋肉の鎧をまとった身体は1周り大きくなり、走る姿はまさに"ジャイアント"だ。打鐘過ぎの一周半から始まるジャイアントタイムにご注目。

三谷生徒
三谷 竜生(滋賀・24歳)
ラグビーから転向。
自転車競技を始めて8ヵ月で国体1kmTT優勝という実績を持つ。
父(典正49期)、兄(政史93期)、兄(将太92期)の後を追い競輪選手を目指す。 エリート候補班で鍛え上げた脚力を活かし競走訓練では徹底先行で大活躍。第2回トーナメントではオール1着の完全優勝を果たすなど実力は折り紙つき。
近畿期待の大型新人の誕生だ!

卒業記念レースは3月21(水)・22日(木)の二日間にわたり松戸競輪場で行われます。7月デビューを控えた、将来のスター達の熱い走りをその目に焼き付けてください!