第64回オールスター競輪（GI）

優勝者コメント

　（GI初優勝は）信じられないですね。（ゴールした瞬間は）影が反射したりしてたんで、1コーナー行くくらいまで（勝ったのは）分からなかったですね。
　（レースは脇本雄太が先行して平原康多が3番手にいるのは）分かってました。平原さんが内にいたのは分かったし、しゃくられないように。新田（祐大）さんが仕掛けてきて、自分がどういうふうにそれをカバーするかっていうのを考えてました。上手いこといったかなと思ったんですけど、最後は脇本さんが粘ってくれただけです。（脇本とワンツーが決まり）結果はもう何も言うことないです。
　脇本さんを差すことを目標としていた時期もあったんですけど、その時には他の地区の選手たちは脇本さんを自力で倒すという準備をしてきて、自分は差すことを考えていて力の差がどんどん開いていくのが分かりました。去年も宮杯で自分が自力でもしっかり先輩方を連れていけるような選手になれたら、もっと決勝戦で僕たちが戦いやすくなるんじゃないかなと思って、それから別になってもしっかり戦えるように、そういう心境が変わったのがこうやって連係した時に信頼していただいて、早めから仕掛けていただいてっていう結果になったのかなと。
　SSで選ばれたんじゃなくて、S級1班でファン投票でオリオン賞に選んでいただいて、そういうスタートが、本当にファンのみなさんのおかげで最高のスタートが切れると思ったので、なんとかその期待に応えたいなと思って走ることができたと思います。僕の中では村上義弘さんの存在がすごく大きくて、村上さんに追いつくことはできないと思うんですけど、少しでも近づいていけるように。村上さんのレースを見て成長できて、こういう結果につながったのかなと思います。たまたまと言われないように、気持ちを新たにまた頑張りたいと思います。いままではGIを獲ることを目標に練習してきたんですけど、これからも変わらずに、いつも通り自分のレースをしっかりして、二つ目（のGIタイトル）を決められるようにまた準備していきたいです。

全プロ記念競輪

（2017.5　和歌山）

第64回 オールスター競輪

（2021.8　いわき平）