『KEIRINグランプリ2020シリーズレポート』 ガールズグランプリ2020【FII】 前検日共同インタビュー

配信日:12月27日
12月28日(月) 11R(発走予定16時30分)
児玉碧衣(福岡・108期)
児玉碧衣選手
 (今年1年を振り返って)総合的に自分で自分を褒めてあげたいなっていう成績でした。1月のコレクショントライアルのときに7着を取ったことでプレッシャーから解放されたというか、自分で勝たなきゃいけないと思い込むことがなくなったのがこういう成績に繋がったのかなと思います。(前走の小倉ミッドナイトから3週間ほど空いたが)練習内容も生活もいつも通り、普段通り過ごしてきて、練習してきて、寒さ対策として、自分は夕方に練習しているのですけど、寒い中でもレーパンとインナー1枚とレースするような格好で練習してきたので寒さ対策も万全ですし、タイムも寒い中でしっかり出ているので体調も問題ないです。(1番車となったが)初めてコレクション獲ったときもグランプリを獲ったときも1番車で。でも、今年のサマーナイトの決勝で1番車で、誰もスタート行かなくて自分が取る形になって…。悪いイメージもあるんですけど、平塚バンクは外国人選手と戦ったときに優勝もしてますし相性はいいと思うし、本当に皆さん強いので優勝っていうことよりも自分の力を精一杯出すというところを意識して、そこに勝ちが付いてきたらなという風に思うので、力を出し切って走りたいなと思います。あまり(初手の)位置はこだわってないし、決まったところから自分がどういう走りをしようっていうのは、周回、並んだ後に考えるので、あまりどの位置を取りたいとかいうのはないんですけど、中団にいたらいいのかなという感じはあります。(本番は自力で行けるところから?)そうですね。しっかり見極めて走りたいと思います。(もう平塚バンクは走った)ウォーキングだけです。いつも前検日は乗ってないんです。なので、いつも通りだと思って乗らずに。凄いスピードが乗るバンクなイメージなんですが、バンクが重いって風に平塚の選手に聞いたので、どうなのかな。だけど、条件はみんな同じなので、そこは気にせず。しっかり前の方にはいたいと思います。もちろん、3連覇したいって気持ちは強くあるんですけど、そこを考え過ぎると消極的なレースになって何もできずに終わるパターンが多いので、まずは自分の力を出し切ることだけを考えて、そこに3連覇という結果が付いてきたらなと思うので。精一杯自分の力を出し切れるように頑張ります。
佐藤水菜(神奈川・114期)
佐藤水菜選手
 前夜祭は大事を取って欠場したんですが、体調に関してはすごい元気です。(12月)前橋を走るまでにけっこう追い込んで練習して、それが終わってから仕上げるような感じで今日までしっかり調整だったり、練習はしてきました。(ナショナルチームに入って)レースに臨む時の気持ちの持っていき方も全然違いますし、走っている時もいままでは大丈夫かなとか不安もありながら走っていたんですけど、いまは自信を持って走れているところが一番、大きく変わったところです。(前検日のバンクの感触は)私が持っていた平塚のイメージは風の強いイメージだったんですけど、全然そんなこともなく、すごい走りやすかったです。(地元のグランプリなので)モチベーションは全然違いますし、地元はなぜか5割以上増して走れるので、すごく楽しみです。自力を出すというのは基本的に考えているんですけど、流れを見て行けるところから行こうぐらいしか考えてないです。ほとんど何も考えないで並んで周回中に考えるのが私のスタイルなんで今回もそんな感じで走りたいと思います。もう去年(のグランプリ)と違って入りから全く緊張してないし、ずっとリラックスしているので、去年のグランプリを経験できたからこそ、いまリラックスできていると思います。地元なので、たくさん私の友達とかも応援に来るよっていう声を頂いているので、みなさんにいい走りを見せられるように頑張ります。今年1年、最初の出だしがあまり良くなかったので、締めはいい走りをできるようにしたいです。
高木真備(東京・106期)
高木真備選手
 (今年は)コロナでレースがなくて大変な時期もあったんですけど、その期間にしっかり自分に見合う練習方法ができて、いままでに一番いい結果を出せた1年になったんじゃないかと思います。(12月京王閣は)失格してしまってお客さまにもすごい迷惑をかけてしまったので、このグランプリで優勝して、その分は返すしかないと思って、気持ちを切り替えてやれることは全てやってきました。24日のクリスマスイブに(平塚は練習で)1度だけ来て、走らせて頂きました。(前検日のバンクの感触は)すごい走りやすくて、少し風は感じたんですけど、重い感じではなかったので、軽く走れるんじゃないかと思ってます。練習でお世話になっている高木隆弘さんが過去2回平塚のグランプリを走った時も3番車だったという話を聞いて、私も前回平塚のグランプリを走らせてもらった時も3番車だったので縁がある車番なんじゃないかと思ってます。同じ車番で優勝して恩返ししたいと思っています。とりあえず優勝だけを狙っているので、全ての戦法の練習をしてきました。周りの動きを見て、自力基本に何でもやるつもりです。去年、グランプリに出場できないと決まった時から今年のグランプリは出て優勝することだけを考えてやってきたので、勝ちにいく姿を見て頂けたらうれしいなと思っています。頑張るので応援よろしくお願いします。
石井貴子(千葉・106期)
石井貴子選手
 今年はコロナ禍で開催中止が相次いでしまう時期があったりとイレギュラーなシーズンではあったんですが、その中で普段開催していただける有難みというか、走れる喜びというのを再確認した1年だったと思います。7月頃は(コロナの影響で)バンクが使えなくて苦労していたんですけど、練習でつかるようになって競走もリズム良く走れるようになってからは問題ないと思います。(自分の走りに納得のいく1年だった?)納得という点では、その時々の最善を尽くしながら精一杯やった結果ではあるので、毎年納得はしています。(ガールズグランプリトライアルの後は)まとまった期間、約1カ月のトレーニング期間を頂けるのは一年の中でもこの時期だけなので、きついトレーニングや重たい環境でもしっかり踏めるようにするってことをしっかりやってきて、平塚にもお邪魔して何回か練習させて頂いたし、計画的にやって来れたと思います。(バンクコンディションも含めて平塚のイメージは?)気温が千葉より暖かくて乗りやすいのを感じますし、相性も良くて卒業記念レースだったりとか18年のコレクションを勝っているので、駅に着いた瞬間から印象が非常にいい土地柄だなと感じています。(グランプリは過去2年連続で2着だが)毎年優勝したいと思って一年を過ごして、自分がどこまでやれたかで結果が出るだけなので、今年も目指すところは優勝ですし、しっかりとすべきことをしないと結果は付いてこないので本番はしっかり力を出し切りたいと思います。4番車という車番は非常にやりやすいなという風に感じていますし、最終的には並んだところから必要なことをしていかなければいけないと思っているので、落ち着いて走れればいいと思っています。行かなきゃいけなかったら行かなきゃいけないので、行ける準備をちゃんとしておくという意味では自力をベースに考えています。大一番、自分が一番かなえたい目標に、今年もチャレンジさせてもらえるので、そういったことに感謝して、精一杯頑張る姿を皆様に見て頂ければなと思います。
梅川風子(東京・112期)
梅川風子選手
 (今年1年を振り返って)一番は大きなケガとか病気とか風邪とか引かずにここまでこれたのが本当に良かったです。(納得できる一年だったのか)8割がたという言い方が正しいのか分からないですけど、もちろん納得できないレースも数多かったので、天辺にはいかなかったですけど、8割がたは納得してます。(夏からナショナルチームに入って変わったところ、プラスになったところは)トレーニング環境を整えていただいているのと、いろいろなサポートがあるのは大きいですけど、一番は精神的なレースの臨み方だったりとか、レース中の心の在り方というところが私の中では一番大きいかなと思っています。(タイムは上がったのか)そう聞かれると、分からないとしか答えられないですけど、パワーとかタイムは計っているんですが、そこまで大きな変化はないかなと自分の中では思っています。(落ち着いて走れるようになったのか)どういう風に走るのかは大事なんですが、その時にどういう気持ちでいるかとか、レース中に焦りは禁物なので、無駄に焦ったこともあるので、そういうところの修正はできました。(バンクコンディションは)(前検日は)天気もいいですし非常に良かったですけど、明日は天気が悪そうなので、今日とは違うと思って走りたいと思います。(5番車でレースの組み立ては)正直5番車から位置を取るのは、スタートの位置はまったく予想がつかないので、あんまり考えすぎず、どこからでもどういう風にいけるか考えて臨みたいと思います。(前回場所の小倉の後は)強めのトレーニングが多かったのと、1週間ほどここに向けて調整が入ったので、調子は問題なく来れていると思います。(どういうレースをしたいのか)ガールズグランプリがガールズケイリンの中で1番大きなレースになるので、格式あるレースの中で自分は未だ挑戦者であることを自覚して、攻めスタイルでいきたいと思います。応援お願いします。
石井寛子(東京・104期)
石井寛子選手
 (今年1年は)結果、グランプリに出場できたので、とても満足です。(11月小倉のトライアルから)計画的に練習をやってこれたと思います。西武園とか松戸とか他のバンクでやったりもしたんですけど、基本的には京王閣で。(平塚バンクは)やっぱり何かいいですね。走りやすいです。(3年前に平塚ガールズグランプリを優勝しているが)あの時よりはそんなに緊張してないです。前検日は特に落ち着いています。とにかく後方にならないようにとは思っているんですけど。自在に走りたいです。(本番まで)疲れないように過ごせたら、元気な体で走れると思うんですが、周りのパワーアップがすごいので、食らいついていきたいです。3年前に優勝できた競輪場ですので、流れに乗れたらいいと思います。今回は観に行きたかった方がたくさんいたんですが、抽選漏れをいっぱいしてしまって…。インターネットで応援してくれている人がたくさんいるので、その人たちにいい報告ができるように頑張りたいと思います。
鈴木美教(静岡・112期)
鈴木美教選手
 (今年1年を振り返って)今年1年は全体的に見たら、しっかり安定した成績で1年間をこれたかなと思っています。(自分がやりたいレースができたということですか)そうですね、けっこう自分からレースを動かして、自分の思うようなレースが積極的にできていたと思います。(今の時期のバンクコンディションは)バンクを塗り替えてから平塚競輪に参加させてもらったんですけど、その時の印象と同じで、今日乗った感じもすごく軽くて走りやすかったです。ディスクになると少し変わってくるかと思いますけど。(前回場所の大宮の後は)先輩方、静岡の先輩の杉沢さん、千葉の先輩の篠崎さんたちと伊東、サイクルスポーツセンターで練習していました。(どういうレースをしたいのか)初手は児玉さんの後ろが魅力ですね。後は総力戦で戦います。前夜祭のときに中野浩一さんが平原さんに対して、「一番強い選手の後ろに付くのが競輪の基本だ」とおっしゃっていたので、今回は私もそうなればいいのですが。他にも強い選手はいるんですけど、やっぱり児玉選手は2回グランプリを獲っていますし女王なので。1着以外は一緒だと思って、優勝を目指して頑張ります。