オールS級の3日制で開催される「寺内大吉記念杯」は好メンバー揃って激戦が予想されるが、石橋慎太郎と村本大輔の静岡コンビを主軸に推す。機動力上位の村上義弘の逆転も十分で、新鋭・木暮安由が引っ張る関東ラインも侮れない存在となるだろう。 |
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石橋慎太郎 静岡・88期・S1 |
今年は飛躍の1年となった石橋慎太郎。持ち味のダッシュ力を生かしたカマシと捲りに磨きがかかり、一躍スター選手への仲間入りを果たした。今年はすでに6度の優勝があり、粘りも増して逃げ切りも増加。今回も村本大輔との連係で静岡ワンツーを狙ってくるだろう。 |
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静岡コンビにとって最大の脅威となるのが村上義弘だ。秋頃から状態が確実に良化してきており、10月・大津FIで今年初Vを飾っている。11月・伊東記念では二次予選Aと準決勝Aを連勝。決勝は4着だったが、石橋や井上昌己らを相手に突っ張り先行を見せている。今回も若手機動力型を一気に叩いての貫禄の先行策が十分にありそうだ。 |
村上義弘 京都・73期・S1 |
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話題の新鋭・木暮安由の走りにも注目が集まる。8月に怒濤の3場所連続完全Vで特別昇級すると、S級初戦の前橋FIでいきなりの初優勝。11月・川崎FIでは後閑信一を連れて逃げて2着に粘り、関東ワンツーを決めている。今回も木暮を目標に関東の追込勢の急浮上が期待できる。
高谷雅彦を中心に北日本勢の一発も侮れない。高谷は9月・取手記念で2勝と状態は悪くない。今回も徹底先行で売り出し中の高谷敏史が勝ち上がれば優勝のチャンスはある。ベテラン・坂本勉も11月・小倉FIで2勝を挙げるなど、近況は好気合いだ。 |