『KEIRINグランプリ2010 シリーズ』 SSカップみのり2010【GI】 共同インタビュー
 
配信日:12月27日

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12月29日(水) 11R (発走予定16時30分)


 【1】坂本亮馬(福岡・90期)
坂本亮馬選手
 (今年1年は)年頭にグランプリ出場を目標に、最低ラインはS級S班と決めていたので、半分満足、半分悔いが残るという感じです。(10月落車の影響は)筋肉が切れててまだ治療中なんですけど、徐々に戦える状態にはなってるのでそれが理由でどうこうということはない。筋肉の怪我なので練習するよりはずっと調整して回復を待った方がレースにはいい影響が出そうだったので、ずっと調整程度の練習でここまで来ました。立川はヤンググランプリで1回走っただけ。その時は(北津留)翼にすかされて上がりタイム10秒6で脚は回ってた(笑)。僕の平均タイムは10秒6なので、もっと良いタイムで行けたら。いつも通りで特に考えずに一発取れるように頑張ります。盛り上がるように基本は自力で頑張りたいです。
 【2】山口幸二(岐阜・62期)
山口幸二選手
 (競輪祭の最終日の落車は)怪我は打撲くらいで擦過傷もなし、軽傷で済みました。競輪祭の後はちょっと休んで、来年に向けて新しい練習をやってる最中ですね。それがどう出るか。公務もあったけど自分の時間は取れた。去年のことがあったので、今年は免疫がついて、平気で競輪祭を終えることが出来ました。2枠しかない(GPとSSみのりの)次点の椅子を山口兄弟が占める、宝くじより難しい確率じゃないかなと思います(笑)。立川はグランプリも優勝したし、記念競輪も取った。イメージは良い。慎平の腰が思わしくなかったので、僕が前で頑張ると言ったんですけど「いや、オレに任せて」と言うのでどうぞどうぞと慎平に任せることになりました。みのりは前人未到の3年連続。みのりの走り方は熟知してますよ。
 【3】新田祐大(福島・90期)
新田祐大選手
 (競輪祭の後は)ナショナルチームの海外遠征に行って、帰ってきて5日くらいです。海外遠征はいつものことなので時差ボケも気にしてないです。(帰国後は)寒さが身体にきたのか体調が崩れた。練習の感じは休んだせいか、自転車のスピードとか、ウエイトの上がる量がいつもより数字が良い。身体はだるい感じもあるけど、一発という感じだと良いのかなと思います。いつも通りの練習で風邪を引いた感じですけど、むしろ調子は良いのかなと。ウエイトで調子を見るんですけど、いつもより上がってる。海外であまり自転車に乗ってなかったので、その分休めて身体がリフレッシュしてるのかなと思ってます。今年は前半から調子だけは良かったんですけどレースとの絡みがあまり良くなく、落車したり途中で欠場になってしまったりしました。脚自体はいつもと変わらない感じで来てました。それがたまたま競輪祭では目立った成績になっただけだと思う。体調を崩さず常に力を出せる状態でいたので。成績が上がって来たという感じはあるが、体調面では前半から変わってはいないです。(立川は)5回目。成績は毎回良いです。自分は競輪祭でS級S班になって、急遽、運良く走れるようになった。うまく流れに乗って、力が出せるように。後ろの先輩もブロックしてくれるだろうし、千切れないと思う。思う存分自分の力を出し切りたいです。
 【4】加藤慎平(岐阜・81期)
加藤慎平選手
 競輪祭の後は腰痛が出ていない。来年に向けてやってる途中で、ここに向けてガツガツと練習できてるわけじゃないが、競輪祭の時よりは絶対に調子が良いという確信は自分の中にあります。腰痛が出ていないというのが何よりです。岐阜も冷えてるが、朝の状態が一番きついので、その日ごとに状態を見て、昼くらいからボチボチと工夫してやってます。街道は行ってないですが、バンクで納得のいく練習が出来た日も何日かある。競輪祭はなんとか走りきったというのが正直なところです。立川は毎年記念に呼んでもらって、毎年決勝に乗ってるので嫌いなバンクではないですね。なによりも雰囲気が良いです。幸二さんが前で頑張ろうかなと言ってくれたんですが、そんなことさせる訳にはいかないので自分がいつも通り前で。いろいろな作戦が頭の中にはあるんですけど、競りも含めタテも含め全ての可能性は否定しません。去年はグランプリで1番を狙った緊張感があったが、みのりはお祭り的な要素もあるので、何かひとつ面白いことをしたいなという気持ちはあります。どういうレースになるかは分かりませんが、先行以外は何でもあります。
 【5】佐藤慎太郎(福島・78期)
佐藤慎太郎選手
 今年は良くやったなっていう一年ではなかったですね。というのは今回は優勝狙えるとか最低でも決勝に乗れるなっていう手応えをつかんだレースが地元のオールスターくらいしかなかった。オールスターの2着以外はたいした成績を残せてないので。(S級S班は)気持ちの面で大きいと思うので、頑張ろうって気持ちを大事にしようと思います。小倉の次の日からハワイに行きました。今年はハワイに冬季移動してるんです。コンドミニアムを借りてます。去年は寒い中で練習したせいで足首が硬くなって、そういう影響もあって今年あまり良い状態にならなかったのかなと思い、今年は暖かいところで冬を過ごしてみようかなと思いました。競輪祭の後6日から行って21日に帰ってきました。こっちでスピード練習をして仕上げた感じですね。日本はめちゃくちゃ寒いけどもう大丈夫です、慣れました。(立川は)風が強いってイメージがあるけど、ちょっと遅い時間になると止んだりもするので、あまり気にする必要はないのかなと。成田と前から話をしてたんですけど、自分が新田の番手を回らせてもらうことになりました。頑張ります。
 【6】兵藤一也(群馬・82期)
兵藤一也選手
 競輪祭の次の日に自転車を持ってハワイに行きました。S級S班になれなかった場合はリフレッシュで休みも取ろうと思ってました。(S級S班が)決まったので気を緩めることなく練習してきました。6日に行って16日に帰ってきたので10日間ですね。暖かいところで身体を動かしてきました。(帰国後は)スピード練習とモガキをやってきました。気持ちの部分もあるが、一年間で一番良い状態だと思う。(立川は)風があって重たい印象があるが、練習でタイヤ引きなどの重たいのもやってるんで得意というか好きな印象があります。(並びは)同期の大塚さんの後ろへ行きます。神山さんとも話して決めました。
 【7】大塚健一郎(大分・82期)
大塚健一郎選手
 (伊東記念の後は)3日くらいゆっくりして、それからゆっくり乗り出していつも通りです。練習の感じで調子は平行線だと思います。(寒いので)心配は膝だけですね。膝の状態は当日の気温と湿度次第なので。一応は対策も考えてある。体調的には問題ないです。(特別競輪などで)アドバンテージがあるので最低限のラインとして今年はS級S班を取りたかった。(立川は)ゴールデンレーサー賞を獲った強いイメージ、良いイメージがあります。いつも通り(坂本)亮馬君に好きに走ってもらいます。
 【8】成田和也(福島・88期)
成田和也選手
 競輪祭の後は地元で普段どおりしっかり練習しました。雪の影響もほとんどなく計画通り練習できました。今年はG1を目指して始まった年なんですけど、なかなかG1で結果を残せずって年でしたね。前半の流れがよかったぶん貯金が出来たのかなと。並びは福島3番手で。
 【9】神山雄一郎(栃木・61期)
神山雄一郎選手
 競輪祭の後はここに向けて地元でしっかり練習してきました。練習は非常にいい感じで仕上げてこれたと思います。今年1年の成績自体は納得です。自分に期待してた部分がすごく多かったので、その割にはって感じですけど、十分な成績を残せたと思ってます。レースは先行の番手で勝負です。基本的には新田の番手。どういう流れになるか分からないし、4番(加藤慎平)がそこに絡んでくればきっちり取り切って勝負したいと思います。最終先行の2番手を取り切ることしか頭にないって感じですね。基本は先行の番手なので、流れでどちらかは分からないが、初手からジカで行く。スタート順で変わるが、周回中からどっちかの2番手にはいます。1番車が坂本亮馬なのでたぶん前を取ると思う。そうなると新田が後ろ攻めなのでそこで勝負してって感じですね。新田がその上を坂本亮馬にカマされるようなら飛び付けるだけの準備はして周回中は回りたいです。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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