『KEIRINグランプリ2010 シリーズ』 KEIRINグランプリ2010【GP】 共同インタビュー
 
配信日:12月27日

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12月30日(木) 11R (発走予定16時30分)


 【1】武田豊樹(茨城・88期)
武田豊樹選手
 (今年1年は)一生懸命走って来た結果だと思います。安定は求めてないですけど、G1タイトルを獲れずにグランプリに来てるのは残念ですけど、一年間本当に一生懸命走ってきました。(G1の)決勝戦には何度も乗ったけど、力不足だったと思います。(過去のグランプリに比べると)今回は落ち着いていると思います。(競輪祭の後は)2~3日乗ってないですけどあとはほとんど自転車に乗ってトレーニングをした状態です。地元で弟子もいますし、一緒にみんなで練習してました。自分の中ではすごい良い状態ですね。北海道出身ですから、寒さはなんとも思わないです。スケート競技でやってきてますから、冬の季節は好きですね。(立川のイメージは)デビュー戦で落車して鎖骨骨折という苦い経験もありますし、つまらない中団取りで失格もありますし、大変お客様に迷惑をかけているって気持ちが強いですね。つまらない中団取りで落車した時よりは数段強くなって今回来てるので、一生懸命頑張りたいです。何も迷う気持ちもなく、平原君に頑張ってもらって、自分もやっぱりあの、脚は良いですから。チャンスは何度もあると思うので、そのチャンスを逃さない走りをしたい気持ちで一杯ですね。
 【2】村上義弘(京都・73期)
村上義弘選手
 今年は自分の脚力を考えれば上出来の1年やったと思います。ファン投票も1位に選んでいただいて、その時は成績が悪かったけど、責任みたいなもんは感じていつもトレーニングしてます。(競輪祭の後は)今回のグランプリは兄弟で注目されることも多く、取材もバタバタとしてました。いつも通り練習は出来たけどあっという間の時間やったです。直前も結構タイムが出てたしそれなりにいい感じに仕上がってるのかなと思います。立川は直線が長いイメージ。兄弟選手がいろいろ目標を持つと思うけど、なかなかこの目標を達成出来る兄弟はいないと思うので、その辺も楽しみながら頑張りたいと思います。僕自身はいつも通り走ろうかなと思います。勝負権ある位置を狙って、勝負権あるタイミングで頑張りたいと思います。(理想は)僕が優勝してのワンツースリーが一番ええと思います。なんとか近畿から2億円レーサーを出したい。一番は僕が優勝することですね。
 【3】山崎芳仁(福島・88期)
山崎芳仁選手
 (今年は)前半戦は思ったような成績が残せなくて、後半戦も弥彦(記念)は優勝したんですけど、オールスターを獲ったそれだけが本当に良かったと思います、今年は。地元のG1を獲れた、あれが全てだったと思います。(競輪祭の後は)競輪祭がまず不本意だったので、次の日から練習して。最初はキツめに練習して、中間はモガキ、最後は車誘導で仕上げたんですけど、まあ練習漬けでした、2勤1休で。(練習の感触は)スピードも出てたし、競輪祭のときと比べたら月とスッポンくらい違いますね。脚自体は多分オールスターのときまで戻っていると思います。立川はグランプリも出てますけど、直線が長いというのと風が出れば重いなってイメージしかないですね。(過去のグランプリは)自分で動き過ぎたかなって、レースを振り返ると。一番脚を使ってたんじゃないかなって思います。今回はグランプリに関して、初めての番手になるんで、チャンスはあると思います。今回は友和が僕が頑張るって言ってたので、じゃあ頑張ってってことに後ろに付いたんですけど、(佐藤―山崎の並びは)久しぶりだと思います。去年に関しては僕の方がずっと調子が良かったんで。基本的に調子がいい方が前を回るって決めてたんで。(今回は後ろで)チャンスを見出します。
 【4】市田佳寿浩(福井・76期)
市田佳寿浩選手
 今年はいい1年でした。特に自分が今までやってきたようなことが、だいたい噛み合って出来ている。自分でレースを見ていても失敗はあったと思いますけど、思い通りに運んだレースも多かったと思います。(初出場だが)さすがに前夜祭が終わったあたりから緊張してきました。練習していても気持ちが昂ぶってきて抑えるのに必死でした。練習をやりすぎないように、天気が雨だったので逆に良かったと思います。競輪祭の後は晴れてる日がほとんどなかったので、濡れながらの練習ですけど、予定通り。体調も問題ないが、直前のレースがあまり良くなかったので、残り1走ですけど走ってみないとわからない状態ですね。立川バンクは、記念を優勝してから走ってないのでそれほどイメージは沸かないけど、すごい強風の中をまくって優勝したのを覚えてます。村上さんが言ってる通り、全員優勝狙えと言うことなので、コメント的にはしっかり優勝できる位置を探ると。そして先行の番手も含め、最終的には自分でやることも考えています。ライン重視ってこともあるので、村上兄弟の後ろでスタートしてゴチャついたり、展開や流れ次第で、そういうことも考えてます。
 【5】海老根恵太(千葉・86期)
海老根恵太選手
 (今年を振り返って)昨年、グランプリを優勝させてもらって、白いユニフォームで走っていたんですけど、やっぱりちょっとプレッシャーを感じちゃったのか実力か分からないんですけど、前半はG1決勝にも乗れない感じだったんで、結果が出せなくて残念だったんですけど、オールスターあたりから徐々に良くなって、最後何とか滑り込めたんで、まあ良かったかなと思います。一番最近のG1で優勝したのは自分なんで、一番デキがいいのは自分なんだと信じて走りたいですね。競輪祭の後は最初はちょっとゆっくり休んで、それから15日から20日まで石垣島で乗り込んで、前夜祭が終わってからはバンクだけですね。で、直前昨日は街道で車誘導して終わりですね。練習の感じは変わりないと思います。立川は風があって直線長くてちょっと重いイメージがあります。けど、F1でも優勝して、ヤンググランプリも5番車で優勝出来てるんで、縁はあるのかなと思いますね。(グランプリは)位置取りっていうか、なるべく前の方にいて、仕掛けるところ、踏むところをしっかり逃さないで、思い切って仕掛けたいですね。(連覇は)あんまり意識しちゃうと、ちっちゃくなっちゃうと思うんで、まずは力を出し切るようにして、ゴール前いいところにいたら狙いたいですね。
 【6】佐藤友和(岩手・88期)
佐藤友和選手
 (今年は)前半はあまりパッとしなかったんですが、5月くらいから今年の年末を意識したレースが出来、それによってタイトルも取れたので、比較的計画通りにいった年かなと思います。昨年12月に武雄記念を走ったときに手応えを感じたので、今年はG1を獲るという目標で走ってました。(獲得賞金で乗った過去2回のグランプリと比べて)気持ちの面でG1を獲ってから4カ月という時間があったので、準備期間としては十分過ぎるほどありましたし、それによって今回グランプリに入るに当たって調子もいい状態で入れました。競輪祭が終わって、その次の日から宮古島の方に一人で行って、前夜祭まで宮古島で合宿をして、前夜祭の後もまた宮古島に戻り、昨日こっちに戻ってきました。乗り込みも出来ましたし、後半の方はモガキ練習も出来ましたので、自分の感触としてすごくいいと思います。(グランプリでの並びについては)今回は、タイトルを獲ったときに僕が一番最初に北日本の中で(グランプリ出場が)決まったので、どうなろうと一番前で走りたいなという気持ちで考えてまして、その後すぐに山崎さんが獲ったときに前でいいですかってことを伝えたら、頑張れって言ってくれたので、それで決まりました。年末のグランプリということなんで、次の年に引きずらないように、後悔のないような競走がしたいですね。
 【7】村上博幸(京都・86期)
村上博幸選手
 今年は成長できた1年やったと思うし、自分の戦法的にもしっかり役割を果たせてきたと思います。日が近づくにつれてピリピリした感じも出てきますし、周りの頑張ってっていう声に対しても迫ってきたなって感じがしました。(兄と同乗できて)光栄なことなので、今までやってきて良かったなと思ってます。(競輪祭の後は)地元で計画通り、多少きつめに追い込んだけど、前夜祭が終わってからは調整程度で疲れを残さず出来ました。伸びもいいし、切れもいいし前半の調子に戻ってきたなって感じがあります。ダービーや5月あたりに近い状態になってきたと思います。(立川のイメージは)8年前に兄がここのグランプリを走ってるのを見て、グランプリに出たいと言う気持ちがあるので、自分が走った戦歴よりもそういうイメージの方が強いですね。グランプリは兄の後ろで頑張りたいと思います。
 【8】平原康多(埼玉・87期)
平原康多選手
 今年は前半に地元記念を2つとも優勝することが出来て、G1も優勝することが出来て、調子も良かったんですけど、急に崩れてしまい、後半が良くなかったので悪いイメージの1年ですよね。でも対処のしかたは分かってきました。(競輪祭は途中欠場だったが)グランプリに向けて自分の調子を戻す意味でも、しっかりケアと練習と。競輪祭が終わっていろいろ考えるとこがあって、フレームも戻したり、全て変えてきましたね。立川でのグランプリは初めてですけど、気持ち的には変わらないです。立川は久しぶりなんですけど、悪いイメージはないです。直前に武田さんと東京の若手といろいろな展開を想定した練習を立川バンクでしたので、そこそこ対処は出来ると思う。一番良いのは4コーナー先頭で回ってきて、抜くか抜かれるかのワンツー勝負が理想ですけど。去年は4コーナーを先頭で回ってきたけど、ゴール前勝負が出来なかった。今は出来る状態にあると思うので、そうなるのが一番の理想ですね。
 【9】伏見俊昭(福島・75期)
伏見俊昭選手
 今年は前半戦、王座、ダービーと決勝には乗れたんですけど、決勝では大きな着も目立ってましたし、ちょっと自分の中では納得の行くレースが出来てなかったなというのは…。やっぱり去年の落車の影響もあったんですけど、それを1年かけて練習とケアとうまい具合に噛み合ってきたのが後半に繋がってきたかなって感じで。後半戦は大分手応えを感じてきたって感じでここ(グランプリの舞台)に来れました。(過去出場した7回のグランプリと比べて)慣れとかそういう経験とか、本当に第1回目と去年の7回目と比べてもそう変わるものではないんで。やっぱり1年間の期間が空けば、過去に何回出てるといっても、初出場の緊張感みたいなものは毎回感じます。まあでも、その緊張感をいい方向に向けられれば、いい競走が出来るとは思うんですけど。(競輪祭からここまでは)競輪祭が終わるまでは(グランプリ出場が)決定してなかったので。本当だったら沖縄合宿に行ってから帰ってバンク合宿で仕上げるというのが毎年のスケジュールだったんですけど、今年はちょっとそういうスケジュールは組めなかったんで、3週間、寒いところでそれなりに練習は出来たんで。まあ、いつも通りといえばいつも通りですかね。3週間の期間でいつも通りの練習は出来たかなという感じです。万全に仕上げるつもりで練習スケジュールを組んで、後半疲れが残っていたので、練習量を落として、ここに入ったというのはありますけど。立川は阿佐田杯のときから走らせてもらってますし、3年前には優勝もあります。その前のグンプリでは何も出来なかったというのがありますんで、いいイメージだけでなく、苦いイメージもあります。でも、ここを走るのは3年ぶり、優勝して以来なので、その間にあっせんもなかったので、いいイメージを持って走れるというのは多分間違いないと思います。(グランプリは)友和君、山崎君、僕の北日本3者での並びで戦うわけですけど、本当にグランプリはみんなが優勝を狙う、そういう大会ですし、僕は9人単騎で走っても悪くないという風に、そういう位置づけでグランプリは見ているので、3番手ですけど、勝負権のあるレース展開で進めていきたいなと思っています。
 
 
情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
写真撮影:日刊プロスポーツ新聞社 Takuto Nakamura
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