優勝者コメント (北海道は)地元と言うか生まれ故郷ですし、両親も居ますから。ここ(函館で高松宮杯の開催)が決まってから、すごく頭にありました。所属している茨城では、G1が開催されないので、自分の力が一番ある時にモチベーションじゃないですけど、自分を高く上げたかったので地元という意識で臨んでました。落車も結構派手にやってますから、どうかなという気持ちでしたけど、落車の次の日から自分をコントロールできてましたし、ここで力を発揮できるかどうか分からなかったですけど、悔いのないような状態で前検日を迎えたかった。なんとか来たという感じです。(決勝は)深谷(知広)君を内か外に置くということだけだった。脇本(雄太)君のスピードが落ちないので、僕が外であれば、外併走をして村上(義弘)君を乗り越えようと思ってましたし、今日の深谷君の走りをしてました。(今日のように)深谷君が外であれば、村上君が前に踏むか、横に動くかということだけだった。前に踏まず横に動いていたので、あとは深谷君を上手く外に置いて、自分が深谷君のことを上手くコントロールしながら内にいたという感じです。脇本君のスピードが落ちないので、やっぱり内のほうが有利ですし、そこで村上君の走りをじっと見て、待ってたということです。あのスピードであれば、後はまくってくるのは絶対にいない。(村上の)横が飛ばなかったので、村上君に綺麗にあたって、綺麗にゴール前に入りたかったですね。勝ち上がりで、自分の最後のG1ではないですけど、そういう気持ちで先行してました。準決勝は神山(雄一郎)さんと番組も一緒になりましたし、逃げても残れるというふうに自分の中で思っていた。今までの神山さんのレースを見て、全てやってくれますから。本当に信用があったので、逃げられる絶好の展開を自分で作って勝ち上がって、決勝戦は逃げるチャンスがあれば、逃げたいと思ってますけど、どうしても相手的に逃げることが出来ないと思う。着外に沈んでもしようがないので、優勝以外はいらないと思っていた。(G1優勝は3年振りだが)毎年毎年、必死に走っている。(過去に)G1を獲ってる選手と自分では思っていないというか、毎年毎年、G1を獲る、そしてグランプリと、自分には言い聞かせている。今年は獲れたので、今はホッとしている。戦法も限られてきてますが、今開催は先行が出てますし、決勝戦に限っては差しで優勝してますけど、4日間の自分の走りには納得して終えている。(今後は)もう一つと言うふうに、今は思っていないが、自分の戦法にもっと磨きをかけたい。どうしても年齢的に先行力が落ちてくるので、そこをもう一度。自分に厳しく、先行力を維持する練習を見つけていきたいですね。 |