第28回寬仁親王牌（GI）

優勝者コメント

　　スタート中団からというだけで、（作戦は）ほぼなかったです。（初手は前から2番目のラインになったが）そこら辺のスタート位置だけの作戦でした。やっぱり33バンクで（残り）3周からレースは動き出すんで、連日ですけど、作戦通りにいかないところもあったので。久しぶりに（優勝の）確信を持ってゴールできたと思います。この4日間とその前の3日間と指定練習で自分のなかでバンク特性をつかみにいったんですけど、それをレースのなかで自分は出せたっていうのが今日の勝因でもあると思いますし、振り返っても冷静に走れてたなと感じます。
　（GI3勝目だが）今の精神状態でそれこそ初タイトルの時の脚力があればもっといけるんかなっていうのは感じますけど、歳を重ねて肉体的に落ちるところもあれば、精神的に上がってくるところもあると思うんで、今回に関してもそうですけど、すごいうれしかったです。その一言です。やっぱり今日は（三谷）竜生がしっかり自分のタイミングですけど、怯まずに主導権を取ってくれて、そこで冷静にバンク特性を生かして走れたっていうのは。初日にも3番手を回してもらって、そういうのでカツも入ったと思いますし。毎回優勝して思うことですけど、4日間を通して自分に回ってきてたなっていうのを感じてます。
　（40歳を迎えたが）やっぱりパワー、スピードっていう脚力的な衰えは感じてました。ここ1、2年で脇本（雄太）の存在で一気に変わってきたと思います。最初はそれに対応した練習を心がけてトレーニングしていたんですけど、やっぱり自分の体も小っちゃいですし、そこだけを追い求めても苦しいかなっていうのを感じたんで、練習量とか時間をかけて取り組んできました。どうしても自分はケガが多かったんで、そこで落ちるというか、どう対応していくかっていうのを考えて走ってました。今回も地元（向日町）記念を欠場したケガもけっこうひどかったんで、それは後遺症だったんですけど、そういうのも含めて、どれくらいの練習をすれば痛みが出るかっていうのを歳を重ねるごとに分かってきた部分もあるので、そこを上手くやっていきたいですね。
　ここ数年は家族にも迷惑をかけてたんで、食事から全部、もともと自分は暴飲暴食が多かったんですけど。競輪選手になって後悔がないように、今、全ての面でやれることをやりたいと思ってたんですけど、そういうのも家族がサポートしてくれたので。正直、GIを獲れるっていうのはもうないかなっていうのを感じてたんですけど、（7月別府）サマーナイトを獲った時はホンマに自分が獲りにいくぐらいの気持ちだったんですけど、GIは、今回に関しても決勝に乗りたいという気持ちのほうがまだ強かったんで、ホンマにまさかでした。万全で来たわけじゃないんですけど、昨日（3日目）もそうですけど、今日（最終日）の走りは完璧に自分のやってきたことを出せたと思いますし、3コーナーでは自転車の倒し方とか全部、冷静に走れたんで、そういうとこはやっぱり若い子にないベテランのキャリアで走れたかなと思います。
　（年末の立川グランプリ出場が決まったが）グランプリっていうのは目標でやってるんで、出場できることはうれしいですけど、ただ目標を見失わんように。こういうのでホッとし過ぎることも過去に経験があるんで。まだ今は考えられないですけど、常に新たな目標を持って、今以上に、まあ、今のところで十分ですけど、競輪を研究していって、努力していきたいですね。ホンマに練習は嘘つかへんなっていうのを感じてます。近畿は先輩、後輩が一丸となってやっているんで本当に感謝しています。 　（最後に）今はホンマに嬉しいの一言なんですけど。レースに関しては強い気持ちを持って、自分のやってきたことをすべて出そうと思って一戦、一戦やってきたんですけど、（今回は）それが完璧に出せたと思います。

第20回共同通信社杯競輪

（2007.10　向日町）

第63回日本選手権競輪

（2010.03　松戸）

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（2010.05　静岡）

平成22年度全日本プロ選手権自転車競技大会記念競輪

（2010.05　函館）

KEIRINグランプリ2010

（2010.12　立川）

第10回東西王座戦競輪 西王座戦

（2011.02　豊橋）

第29回読売新聞社杯全日本選抜競輪

（2014.02　高松）

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（2019.07　別府）

第28回寬仁親王牌・世界選手権記念

（2019.10　前橋）