男子ポイントレースには、飯島誠が出場。
11月1日現在で飯島はUCIランキング、世界3位。この勢いを是非維持したいところだ。
予選では、序盤で前に出てポイントをとるが、その後スペインのリャネラスを含む3人がラップを達成。
これにより、予選通過ボーダーラインまで順位が下がり、ヒヤリとさせる。しかしラスト2スプリントで飛び出し、ポイントを重ねる。さらにその勢いのままラップまでやってのけ、3位で予選を通過。
夕方に行われた決勝は序盤からかなり速い展開となった。
実に平均時速51.489kmというハイペースのなか、ファーストスプリントでポイントをとったうちの3人がそのままラップ。飯島は大集団のなか機をうかがっている。
第5スプリントでするすると前に出た飯島だが、鐘とともに集団から飲み込まれ、ポイントが取れない。
レース中盤、前に出ては、スプリント周回で集団に食われる状況が続く。
残り56周、さらにスピードをあげた第1集団に必死に食らいつき、その集団とともに逃げを試みるが大集団がそれを許さない。
第9スプリント、やっと2着通過で3ポイントをゲット。
ラスト2周、最後の力を振り絞って前に出るが、やはりゴールスプリントには加わることが出来ず、3ポイントで13位に終わった。
飯島のコメント
「ペースは速かったけど、レースは見えてました。ギアをかけてたので(大きいギアを使ったの意)。
監督には52(フロントギアの歯数)で行けといわれたんですが、53にしました。さっき、“あのペースなら53で行っといてよかったな”と言われました。
何度もしかけにはいったんですが、自分が行ったときに一緒になるメンバーがよすぎて(世界チャンピオン、リャネラスなどとよく同じ集団になった)
・・・メンバーがいいと、みんなほっといてくれないじゃないですか、やばいから追いますよね、それは。
展開によって、どんな強い選手でも、常に勝てるような種目ではないので、いい展開のときにミスしないようにすればいいと思います。
レース中、休めるときにうまく休むことと、行かなきゃ行けないときにドーンと複数回もがけるようになることが大切です。
あと3つあるワールドカップ、それから世界選で順位をあげてオリンピックでメダル!と、いきたいですね」
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