一方、シドニー大会で予選敗退の雪辱を期する盛一大のスクラッチ予選。
残り17周あたりから、逃げたモスクワチームのニキータ・ノビコフを追走し、他に追ってきた選手もあわせて4人で逃げ集団形成。
吸収しようと後ろの集団が迫ってきたのを見て、一度集団へ戻る。
残り6周、5人の先頭集団ははるか先。決勝進出は8位まで。残りの3つの席をかけて盛を含む4人が集団を離脱。
そのなかから残り2周で盛がスパート、まる2周をもがき切り、6位で決勝進出決定。
続く決勝はかなりのハイペースとなった。
盛は後方待機。前方では、「アタックしては吸収」が繰り返される。そうしているうちに、7人の逃げ集団が形成される。
残り35周、その集団を盛が猛烈に追い始める。距離は1/4周。およそ2周をかけて連結。逃げ集団は盛を加えて8人に。
残り25周ではメイン集団とは半周差。残り10周、半周あった差を逃げ集団はさらに広げ、ついにメイン集団をラップ。
さらにそこから抜け出だそうとする選手が出るが、盛はここでいっぱいいっぱい。その集団を追うことはできずにゴール。
ラップ達成組のなかでは、最下位ながら、うれしい8位入賞を果たした。
盛のコメント 「逃げが決まらない展開になったら最後のスプリントで勝負したかったんですが、先頭集団の逃げが決まりそうだったので追いました。一発使うなら、追いつくための一発ではなく勝つための一発にしたかったですけど・・・
今の感じで行くと、もっと上を狙うことも無理ではないと思っているので、もっともっと頑張ります」
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積極性が売りの盛。 他国の選手にも覚えられてきたようだ

持ち味のダッシュを盛ダッシュと言ったら 「もっとカッコイイ名前つけてください!」
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