続く相手はオランダのテアン・ムルダー。ムルダーに調子を聞いたところ、あまりよくないと言っていたが、昨日のケイリンでも銅メダル。
なめてかかる相手では決してない。しかし渡邉はスローペースからそのまま先行、最後までムルダーが前に出ることを許さず、快勝。さらに、9-10位決定戦は中国のリ・ウェンハオ。またインスタートを引いたが、今回は、リが自ら先に出てそれを追う形となった。序盤、コースを頻繁に変えながら後ろからプレッシャーを与える渡邉。2周目以降、リはゆるやかに速度を上げてくるが渡邉は前に出る素振りは見せず、ピタリとつけている。3コーナーあたりから、やっと「まくるゾ」という体制に入り、ゴール直前で、図ったようにきっちりと差しきり、はじめの1/8決勝で敗れたものとしては最高位の9位に入った。
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