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最後は昨日のリベンジをかけて柴田がスクラッチに出場。
はじめから速い展開となったスクラッチファイナルは、集団が縦に伸び先頭から最後尾までほぼ半周連なっている状態。
柴田は最後尾につける。残り50周でベルギーやチリの選手などが逃げをうち、早々とラップ。
その後残り35周あたりから、遅れて2ラップされる選手やさらにラップを狙う選手などが入り乱れて、混戦に。
残り32周から後方集団にいた柴田が抜け出て、2周かけて前方集団に追いついた。
柴田は苦しそうながらもその集団に食らいついている。
その後、カナダのザシャリー・ベルが単独で抜け出してラップ達成。
残り15周で今度は柴田の集団がラップ。
これが効を奏し柴田はまだワンラップされたのみで2ラップした4名を除く大多数と周回数は同じで踏ん張っているように見えた。
が、なぜか電光掲示板には“Kazuki SHIBATA=DNF”(Did Not Finish)が告げられ、コミッセールが柴田に競走からはずれるように指示している。
しかし、柴田はそれに従わずに走り続けゴール。1着はカナダのベル。
レース終了後、コミッセールと各国のコーチがいろいろ議論をしているように見えたが、コミュニケに出た最終リザルトでは柴田は18位。
「レースからはずれろ」との指示は何だったのか。通常スクラッチでは最も多くの選手が属するメイン集団からラップされると競走を終えるよう指示される。しかし、柴田は数人の速い選手からラップはされたもののメイン集団からはラップされていなかったはず。このような誤指示がレースに与えた影響を考えると非常に残念だ。
柴田は根性で走り続けたものの、指示に従っていれば、完走できたのに着位がもらえなかった可能性もある。
ワールドカップのようなレベルが高く、付与されるポイントの大きな大会ではこのようなミスは絶対にないようにしてほしいものだ。
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柴田のスクラッチ
柴田は最後まで果敢に
走った結果着位を得た |
明日は、早くも最終日。なかなか上のレースに進めない日本チームだが、一矢を報いることができることを祈りたい。
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