ワールドカップ第5戦コペンハーゲン大会
 
配信日:2月17日
 
 
■2月13日(初日) 天候 快晴 気温2℃ 観客1200人

 ワールドカップファイナルラウンドの初日はデンマーク王国のクラウンプリンス、フレデリク王太子 の号砲により幕開け。この号砲ではじめの種目、女子スプリント予選200mTTがスタートした。 王太子はこのワールドカップ、来年のトラック世界選、再来年のロード世界選 などの後援会の名誉会長なのだそうだ。 さて、今回はナショナルチーム、トレードチームあわせて56チーム。 男子183名、女子83名の266名で競う。だいたい200から230の間だった今シーズンのワールドカップ大会 参加人数を見ると、最多の参加で、どのチームにとっても世界選手権を前に、出場の確保と最終調整の 意味があるようだ。
 
 日本チームの今日は、盛一大のポイントレースのみ。
いつも出場しているチームスプリントへの出場が、今回はないのが残念だが、その分、盛に大きく期待がかかる。
 ポイントレース予選、盛は第1ヒート。序盤からかなり速いレースが展開されるなか、 盛は早々と逃げ集団に加わり、第1スプリントを2着通過でまず3ポイント。 しかし、第2スプリントでは7人が逃げを展開し、盛はメイン集団に残ったまま。 その逃げ集団が残り37周でラップを決め、盛は8位まで順位を下げる。 その後、第4スプリントでは、スプリント周回が近づくにつれ、前方に上がってくるが、ポイントは奪えず、 この段階でさらに順位を落として10位。12位までが予選通過のため、残り2回のスプリントを残して、 少し予選通過が危ない状況になってきた。 残り10周の第6スプリント、バックストレートで持ち前のダッシュが炸裂。 一気に6、7人をごぼう抜きにし、1着通過で5ポイントを積んだ。 その後、最終スプリントは譲ったが、その前の1着通過がきいており、 11位で予選を通過。
ポイントレースの盛
ポイントレースの盛
 
 
 盛のコメント
「いやー危なかったです。みんな今日は、やる気マンマンではじめから結構ペース速かったですね。早い段階で、ラップされちゃったんでちょっと苦しくはなりましたが、前回は、あんまりポイントをとれなかったんで、今回はどうしてもポイントを積みたくて、はじめからポイントを獲りに行こうと決めていました。身体は前回より動くみたいなんで、決勝、いいとこいけるように頑張りたいと思います」
 
  ポイントレース決勝は、30kmの120周回。 盛ははじめの数回のスプリントは、見送りを決め込んだよう。 残り、87種に来てチームTOSHIBAのグレン・オシェアが盛の前方で落車。盛は巻き込まれそうになるが、 内に急角度で切り込んで避け、無事。 そうしているうちに残り62周、フランスのモルガン・クネイスキー、アルゼンチンのフェルナンド・ペレスが逃げるも、また吸収。 速い展開の中、なかなか逃げが決まらない。 残り55周盛、チェコのミランカ・ドレック、ベルギーのイングマー・ポーテレ、香港のワンカンポ、ドイツのマルセル・バースなどが逃げ、 盛はそのままその逃げチームに同乗し、2位通過で3ポイント。 その勢いのまま逃げの5人はメイン集団をラップすべくスピードを上げる。しかし、集団のスピードも上がっておりなかなかメイン なかなか差が縮まらない。5人の運命共同体はなおも集団を追う。 残り30周のスプリント盛は3位通過で2点を加える。ラップはならないものの着実にポイントを積む。 ラップまであと少しのように見えるが、ラップしそうになるとメイン集団がスピードをあげなかなラップはさせてもらえない。 5人のなかから、香港のワン・カン・ポーがついに抜け出し単独でラップ達成。 残り3周、最後のポイントをめざしてスプリントがはじまる。 盛も最後の力を振り絞って踏むがそこまで。最終ポイントは7で12位。優勝は逃げ続けさらにラップまでこぎつけたワン・カン・ポー。
   
 ファイナル後の盛のコメント
(5人で50周近く逃げたが?と聞くと)「そんなに逃げましたか?それだけ逃げてこれだけしか点がとれないんじゃ・・・・一緒に逃げたメンバーの中で最下位ですか。くやしいなぁ。でも、ワン・カン・ポーは力がありますね」
   
 
 さて、日本の出場しなかったチームスプリント、フランス勢はトレードチームを含め3チーム、イギリス勢は2チームが投入された。オリンピックの直後の年ということで、次の4年への新体制を確立することが、どのチームにも必要になるが、直接的な結よりも、先を見据えた試行錯誤をするために多くの選手を走らせることができる環境はうらやましい。こういった意味では、トレードチームは非常に意義深いものと言えそうだ。
しかし、2チーム3チーム作れることだけでもうらやましいが、そのチームが揃って上位に入ることが、素晴らしい。今回の成績は、1位チームスカイ+HD(イギリス)、2位コフィディス(フランス)、3位USクリテイユ(フランス)、4位イギリス。
SKYチームはオリンピック時のベストチームだが、その他は言い方はあまり良くないが「シャッフルされた」チーム。
このようなチームで44″台前半からをマークしてくるのだから、ため息ものだ。
スプリント種目イギリス・フランスの2強時代はなかなか終わりそうにない。
スカイ+HDチーム。オリンピックと全く同じメンバー
スカイ+HDチーム。
オリンピックと全く同じメンバー

チームスプリント表彰台
チームスプリント表彰台

>>back
 
COPYRIGHT(C) JKA, All Rights Reserved.