10-11ワールド・カップ第2戦 カリ大会
 
配信日:12月28日
 
 
■12月17日(金)開催2日目 天候:くもりのち雨 22度

   
 大会2日目には男子ケイリン、女子スプリント、そして女子のオムニアムも開始となる。  男子ケイリンにはトラック・チームのシクロ・チャンネル・トーキョーから渡邉一成が、ナショナル・チームからは雨谷一樹が出場する。渡邉は経験が豊富なものの、雨谷にはこれがエリートでの初のケイリン。是非積極果敢に戦って欲しい。
ボジェの後ろで周回中の渡邉
ボジェの後ろで周回中の渡邉
   
   

 最終的に30人がエントリーしたケイリン、1回戦は5人ずつで争われ6ヒート、1着のみが2回戦へと進む。まずは渡邉が第2ヒートに登場。当初は比較的戦いやすいメンバーとの組み合わせとなっていた渡邉だったが、その後に組み換えがあり、ボジェ(フランス)との組み合わせ。この変更を直前まで知らずにでの出走となってしまった。スタートは内からボジェ、ヴァン・ヴェルトホーヴェン(ニュージーランド)、渡邉、(グアテマラ)、フィリップ(トリニダード・トバゴ)の順。外のフィリップがスタート良くペーサーの後ろに位置、内からのボジェがそれに続き、渡邉はボジェの後ろ、ヴァン・ヴェルトホーヴェン、ソチョン・グディエルと並ぶ。ペーサーの退避を前にボジェが前との車間を空け、渡邉もボジェとの間を空ける。しかし先頭のフィリップがスピードを上げていき、全体も早く流れ出す。残り2周からヴァン・ヴェルトホーヴェンが動き渡邉の前へ、そしてフィリップが完全に先行状態に入り、一本棒の展開。ボジェは後方を見ながら前との車間を空けて追走。最終周回バック・ストレッチからスピードを上げ、最後直線で差し切り。後ろから続いたヴァン・ヴェルトホーヴェンが2着。フィリップが残って3着で渡邉はその後4着で敗者復活戦回りとなった。

   
   
コメント 渡邉:「直前までメンバー番組が変わったのを知らなくて・・・他のレースが始まってから知って・・・そしたらボジェがいるじゃないですか。どう走ろうかシュミレーションしようと思ったんですけど、もうとりあえず走るしかないかなと。出たかったんですけどね。ヴァン(ヴェルトホーヴェン)と一緒に出ればボジェを後方におけると思ったんですけどね・・・そしたら前のやつがどんどん行っちゃうじゃないですか。ちょっとタイミングを逸しましたね。ちょっと気持ち的に消極的でしたね。早く1回(勝ち上がってホテルに)帰りたかったんですけど、もう1個余計に走んなきゃいけなくなっちゃいましたね。まあ、メンバーも変わるんで気持ちを切り替えていきます。」
   
   
 エリートでの初ケイリンとなる雨谷は5組目で登場。スタート順は内から雨谷、マスキアラン(トラック・チームEUS、スペイン)、ペルヴィス(コフィディス、フランス)サバテ・マシプ(カタルーニャ、スペイン)ケニー(イギリス)で1回戦としては骨っぽいメンバー。内からスタート良く出た雨谷がペーサーの後位、マスキアラン、ペルヴィス、サバテ・マシプ、ケニーと枠なりの並びとなる。ペーサー退避が近づきマスキアランが後方のペルヴィス、ケニーを気にし、雨谷との車間を大きく空ける。雨谷も退避後スピードを上げ、残り2周で先行体制に入る。ケニーが後方から2番手に位置を上げ、ペルヴィスがこれに続く。残り1周となるホーム・ストレッチで一気にスピードを上げたペルヴィスが雨谷を交わして先頭に立つ、ちょっと立ち遅れたケニーがこれを追うがペルヴィスの切れが良い。5車身以上の差は詰まらず1着ペルヴィス、2着ケニーさらに大きく離れて雨谷は3着。4着マスキアラン、5着サバテ・マシプ。

1回戦は先手を取った雨谷、
経験を積みたい。
1回戦は先手を取った雨谷、
経験を積みたい。
   
   
コメント 雨谷:「自分より強い人たちだったんで・・・実際すごい強かったですね。先手も取れたし行くしかないかなと。後はどこから行くかという感じだったんですけど・・・とりあえず自分の力は出せたんで納得は納得です。また次思い切っていけたらと思います。」
   
   

 残り4つの1回戦、ヒート1は逃げた番手から最終バック・ストレッチで飛び出したヴォリカキス(ギリシャ)が、ヒート3は4番手の位置からまくり追い込んだスミス(カナダ)が、ヒート4は残り1周半で番手の位置を奪い最終1コーナーから仕掛けたアワンが、ヒート6は4コーナーで内を突いて降格となったザイデンベッヒャー(ドイツ)が降格となり、番手にはまり最終バックから追い込んだスピカ(チェコ)が2回戦へと勝ち上がった。
 敗者復活戦は4人ずつで6ヒート、1回戦と同様1着のみが2回戦へと進む。渡邉はヒート1に登場。スタートは内からマッシー(アメリカ)、渡邉、ザイデンベッヒャー、ワトキンス(アウチ・プロ・サイクリング、アメリカ)の順、相手関係からここはしっかりと勝ち上がりたいところ。最内スタートのマッシーがペーサー後位、ザイデンベッヒャー、渡邉、ワトキンスと続く。ペーサー退避となるも位置は変わらず一本棒。それぞれの車間がやや開く。残り2周で最後方からワトキンスが仕掛けるとザイデンベッヒャーも動き前のマッシーも踏む。渡邉は完全に立ち遅れる。ザイデンベッヒャーの外を出切ったワトキンス、ザイデンベッヒャー、マッシー、渡邉で残り1周、渡邉も外から何とかしたい、というところ、1センター付近でバーンという大きな音がしたかと思うとワトキンスが落車、ザイデンベッヒャーが乗り上げて落車、これに続いた渡邉もかと思われたところ、間一髪、これを避けて大きく外を回り、マッシーはそのまま内を走行したまま落車を避ける。ロスをした渡邉、前を行くマッシーをあきらめずに必死で追い、最後の直線で差し切り。ツキもあったが2回戦へ進出となった。
   
   
コメント 渡邉:「パンク、落車、後ろ乗り上げですね。もう踏んでいる状態だったから避けられました。アジア大会もあんな感じですよ。避けて外の壁の位置を確認して行けるという余裕があったんで、それから前を見たらマッシーがけつ上げて踏んでたんで、あ、これは交わさなきゃと思って踏みました。うーん、ちょっと立ち遅れましたね。あれがなければまさにアウチでしたね。(落車したワトキンスのチーム名にかけて)。やっぱり1着上がりはきついです。次は3着上がりなんでそっちのほうが楽ですね。とりあえずツキを生かして、決勝は乗らないと、ということでレースをすすめたいと思います。」

   
   
 雨谷はヒート5に出走。内からカネロン(ヴェネズエラ)、ヴァン・ヴェルトホーヴェン、雨谷、ルイス(オーストラリア)の順でスタート。道中はルイス、ヴァン・ヴェルトホーヴェン、カネロン、雨谷の順。ペーサー退避後も動きはなく、道中の並びでレースが進む、残り2周を切ってバックストレッチに入り、雨谷、一瞬仕掛けるかという感じも動きはなく、徐々にスピードが上がりルイスの先行で残り1周。2コーナーからヴァン・ヴェルトホーヴェンが動いてまくり、4コーナー過ぎで捉え1着外を追い込んだカネロンが2着、逃げたルイスが3着、雨谷は動けず4着となり、ここで終了となってしまった。残りの4ヒートはテクリンスキー(ポーランド)、地元コロンビアのプエルタ・ザパタ、格の違いでケニー、そしてフィリップが2回戦行きとなった。
   
   
コメント 雨谷:「良い経験になりました。やっぱり力が足りないですね。いけるチャンスがあったんですが、合わされちゃって・・・なんか走っていても出切れる感じがしなかったですね・・・練習して強くなって・・・練習、頑張ります。」
   
   
 続く2回戦、ツキを生かして流れを呼び込み、決勝戦に進みたい渡邉はヒート1に登場。3着に入れば決勝進出となる。スタートは内から渡邉、プエルタ・ザパタ、スミス、ヴァン・ヴェルトホーヴェン、ペルヴィス、ヴォリカキスの順。内を引いた渡邉、良い位置を取って勝負どころを迎えたいところ。号砲が鳴って渡邉は少し立ち遅れた感じ。ヴァン・ヴェルトホーヴェンがややスタート良くペーサーの後位へ向けて踏み込む。これを見た渡邉はペーサー後位を主張することなくやや車を下げる形に。そこで号砲が鳴らされる。まだレーサーが1センターに達するか達しないかというところだ。再発送やり直しの際にコミッセールが渡邉のところにより何やら指示、渡邉も手を動かして外がよってきたから、というジェスチャーを見せるが、なんと、ここで渡邉の失格が告げられる。最内スタートの渡邉にはペーサー追走の義務があり、これを怠ったということで失格となってしまったのだ。スタート良かった外の、ペーサーの後ろを取りにいくと思われたヴァン・ヴェルトホーヴェンは結局渡邉よりやや前をスプリンター・レーンのちょっと外で並走するような形になり、集団とペーサーがやや離れてしまったところで号砲が鳴らされたのだが、渡邉に追走の義務があるとはいえ、余りにも早い号砲であったと展開を考えると言わざるを得ないような内容であった。結局その渡邉を除いて5人での再スタート。残り2周で3番手から発進したヴァン・ヴェルトホーヴェンが3コーナー手前で出切り先行、番手には周回で前を行っていたプエルタ・ザパタが位置する。残り1周のホームから4番手のペルヴィスも動く。番手から出てこようとするプエルタ・ザパタに外に行かされやや不利を受け、結局ヴァン・ヴェルトホーヴェンが逃げ切って1着。プエルタ・ザパタ2着で3着ペルヴィス、この3人が決勝進出を決めた。ヒート2は後方5番手から仕掛けようとしたボジェが3番手のケニーに合わされ、結果内に入る形となりケニーに蓋をされ不発。残り1周で離れた2番手から仕掛けていったアワンが1着、アワンの番手で踏み、スピカが流れ込んで2着、3着にケニーとなって決勝のメンバーが決まった。

   
   
コメント 渡邉:「うーん残念ですね。僕としては外から来られたんでバック踏んで譲るしかないと思ったんですけど。コーナーの部分だしその後すぐには踏めないんですよね。まあ、皆あれはミス・ジャッジだって言ってくれたんで・・・パベル・ブラン(チェコ、現在オーストリア・コーチ)なんかすぐ来て、あれはおかしいって言ってくれたんで・・・でも何が残念ってオリンピックに向けてのポイントがやっぱり決勝に乗ってると乗ってないじゃ全然違うとこですよね。戦わずして・・・なんで何といっても支えてくれているスタッフに対して申し訳ないです。まあ、ジャッジが変わるわけじゃないんで仕方ないです。」
      
   
   
   
 迎えた決勝はスタート順が内からスピカ、ペルヴィス、プエルタ・ザパタ、アワン、ケニー、ヴァン・ヴェルトホーヴェン。スタート良く出たペルヴィスがペーサーの後ろを取りに行くが、内のスピカも譲らず、結局スピカ、ペルヴィス、アワン、プエルタ・ザパタ、ヴァン・ヴェルトホーヴェン、ケニーの順で周回を重ねることとなる。残り2周となるホーム・ストレッチで6番手からケニーが動き出し、これを見たペルヴィスが2番手から動き先頭に出る。アワンもこれに合わせて動き出し外に行こうという1コーナーでややケニーと接触、3コーナーでは内スピカ、中アワン、外ケニーというところで3人が寄って外ケニーが振られてしまう不利。最終ホームでさらに踏み込んだアワンがペルヴィスの前に出るも内のペルヴィスも食い下がる。なんとか3コーナーで出切ったアワンが押し切って優勝。喰らい付いたが2着にペルヴィス、ペルヴィス後位から流れ込んでスピカ3着。ケニーは最終3コーナーでも外に出ようというスピカの影響で外にとばされる不利、ツキがなく6着に敗れた。プエルタ・ザパタ4着、ヴァン・ヴェルトホーヴェン6着。
ケイリン優勝で喜びを表すアワン
ケイリン優勝で喜びを表すアワン

ケイリン表彰
ケイリン表彰
   
   
   
 今日2日目から開催されるのが女子オムニアム。この種目には前回同様、田畑真紀が出場。世界での戦いが2回目となる今回はどのような走りが見られるのか。女子オムニアムには27人がエントリー。今回は予選通過が22名ということで、40周、10km、2ヒートで行われる予選で上位11名に入れば予選通過。田畑はヒート2、13人での争いとなった。レースは序盤は淡々とした流れ。第1スプリントに田畑は参加することなく、第2スプリントに向け外々を徐々に上がって行き、ポイント獲得に向けて逃げる体制に入った残り22周となるところ、2センターで大量落車が発生。7人が落車し、トラック上には6人しか残っていない状況。先手を取っていた田畑は巻き込まれることなく難を逃れた。結局2人が棄権することとなり、レースは残り25周から再開されたものの、全員予選通過が決定。激しいポイント争いが行われることもなく、田畑も最終スプリントとなるゴール前を流した状態で3位で通過し2ポイント獲得、8位で予選を通過し、とりあえず本選スタートの切符を手に入れた。
前回より成績を上げたい田畑
前回より成績を上げたい田畑
   
   
   
 本選はいつもどおり、250mのフライング・ラップでスタート。田畑は22人中15番目のスタートで15秒847。トラックの性質も違うため簡単な比較とはならないが前回のタイム15秒417を下回り、19位のタイムだった。2種目目はポイント・レース。予選から距離は倍に延び80周、20km。田畑はスタート直後は後方で周回を重ねたがスピードを上げ外を回って前団へ取りつき第1スプリントへ残り1周というところで3番手となり、そのまま3位で通過し早くも2ポイントを上げる。その後は5人で逃げるかと思われたもののスピードが上がらず残り68周で集団となる。第3スプリントを迎えようという残り54周で田畑は外から上がり単独での逃げを図る。結局そのまま単独でスプリントを通過、1位の5ポイントを得てこの時点で2位となる。ここで田畑は逃げるのをやめ、集団が追い付くのを待つような形となったが、ここで集団からヴォイテラ(ポーランド)がアタック。
スプリント予選に挑む前田
スプリント予選に挑む前田

これに田畑も乗り、2人で逃げることに。あと一人位欲しいところ、残り45周で集団からハマー(アウチ・プロ・サイクリング、アメリカ)が抜け出し、残り44周から3人での逃げとなる。しかしハマーは残り43周から1人飛び出し単独で逃げる。田畑は一緒に逃げていたヴォイテラからも千切れるが第4スプリントを3位で通過、2ポイントを得て暫定首位の位置に立ち、集団へと戻る。ヴォイテラも集団へと戻ることとなったが残り33周でハマーがラップしトップに立つ。ここでドイツのベッカーが単独で仕掛け、結局残り27周でラップし、ハマーとのトップ争いとなる。残り15周となったところでマチャコヴァ(チェコ)が行ったところを田畑も追い、2人での逃げ。残り11周となりスピードを上げたマチャコヴァから田畑は離れるも第7スプリントを2位通過で3ポイントを加える。そのままマチャコヴァが逃げるのを追いかける形となるが、ハマーら4選手に交わされ、残り7周でマチャコヴァがラップ。残り6周で田畑はベッカーにも交わされる。前を行く組は残り4周となってハマーら2人となりさらにそこから1人抜け出たハマーが残り1周でラップ。1着争いに終止符を打った。ラップしたマチャコヴァが2位、ベッカーが3位。田畑はラップした3人以外でトップの12ポイントで4位に入る健闘を見せた。本日最後のエリミネイションでは残り13人となったところで田畑は最下位通過で除外となるが、これに気付かずにレースを続けた田畑、残念ながら降格となり、先に同様に降格となったライダーに次ぐ20人参加中の19位という成績でオムニアム女子初日を終えた。この時点で、フライング・ラップで1位、ポイント・レース、エリミネイションでも1位と完全制覇のハマーが3ポイントで差を付けてのトップ、2位に12ポイントでドール(ベルギー)、3位に13ポイントでウィッテン(カナダ)となった。

   
   
   
 女子のスプリントは31人がエントリー。200mのフライング・タイム・トライアルの予選からのスタートで上位16名が本選出場となる。日本からは前回と同様、前田佳代乃が出場し、20番目での出走。タイムは12秒338と伸びず、自己記録にも及ばず、24位で前回同様予選落ちとなってしまった。予選通過タイムは11秒697、唯一11秒を切ったペンドルトン(イギリス)の10秒999がトップ・タイム、2位はクレア(フランス)で11秒199のタイムであった。女子スプリントの準決勝、1組目は順当に勝ち進んできたペンドルトンと予選4位だったヴァーニッシュを2-0で破って勝ち上がった予選5位のシュリカ(ウクライナ)の対戦。1本目は外スタートで後ろから行ったペンドルトンが3コーナーで捕えるかというところでステイヤー・ラインまでの大きな斜行を受けるも直線で差し切り。シュリカはこれによって警告。
ペンドルトンを破ったフォーゲル
ペンドルトンを破ったフォーゲル

2本目は内スタートで前から行ったペンドルトン、先行しようとするシュリカに対し突っ張って先行。最後は差を広げて2-0で決勝に駒を進めた。2組目は予選2位のクレアと予選3位のリー(ホンコン)を破ってきた予選6位のフォーゲル(ドイツ)の組合せでともに先行したい、それで持ち味が出るタイプ同士の対戦。1本目は内からスタートのフォーゲルが逃げ、差し切りを狙ったクレアを押えて1本目先取。2本目は内からスタートのクレアが残り1周半で先行しようとしたフォーゲルに合わせて先行したクレアが取り1対1。決定戦は始めから早いペースでレースが流れ、内スタートからそのまま先行体制に持ち込んだフォーゲルが逃げ切って2-1で決勝戦進出を決めた。そのペンドルトンとフォーゲルの決勝は1本目内からペンドルトンがスタートしたものの先手を取ったフォーゲル、直線で差し切りを狙うペンドルトンをわずかに抑えて1本先取。2本目も内からスタートで2周目からスピードを上げて行ったフォーゲルが先行も3コーナーではもう捕えられる感触だったペンドルトンがしっかり差して1-1。決定戦も内のフォーゲルが前から、2周目に入ってややスピードを上げ、1コーナーで内を突こうとするペンドルトンを前に行かせず、3コーナーでは合わせたフォーゲルが結果押し切って世界選手権者相手に嬉しい勝利をもぎ取った。3位決定戦は1本目で再度シュリカが警告を受け、この時点で失格となりクレアが3位。
   
   
   
 最終日となった男子オムニアムは4種目目4km個人追抜、5種目目15kmスクラッチ・レースが行われ、1位はないものの23ポイントで1位のクランシー(イギリス)とフライング・ラップ、個人追抜のタイム・レースで1位を2つ取り1ポイント差の24ポイントの地元コロンビアのアランゴ・カラヴァハルによる優勝争い。最終種目の1kmタイム・トライアルは最終組での直接対決となった。スタート後1周目で優位に立ったクランシーだったが2周目で逆転したアランゴ・カラヴァハルが3周目を終えても優位。最後の1周を終えて、1分2秒007と好タイムをマークしたアランゴ・カラヴァハルだったが最終周回でひっくり返したクランシーがなんと2秒を切って1分1秒773を記録してこの種目1位。総合成績でも1ポイントの差を2ポイントに広げて24ポイントで優勝となった。26ポイントでアランゴ・カラヴァハルが続き3位は37ポイントでカナダのベルとなった。
世界チャンピオンがワールド・カップ今季初勝利
世界チャンピオンがワールド・カップ今季初勝利

アリソン・シャンクスは団体追抜きと2冠
アリソン・シャンクスは団体追抜きと2冠
   
   
 女子の個人追抜はニュージーランドのアリソン・シャンクスがホーヴェンナゲル(イギリス)との決勝戦を3分30秒258のタイムで制して団体追抜に次いで2冠目を達成した。
   
   


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