W杯マレーシア大会第2日/無情の雨
記事・写真:白土 智一 特派員(ドイツ・デュッセルドルフ)

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2000年8月12日(土) 大会第2日 曇り一時雨 気温28度
 男子ポイントレースには、オリンピック出場が正式に決まった飯島誠(スミダ・ラバネロ・パールイズミ)が出場。

スタートと同時にまずは1回目のスパートを試みるがこれは決まらず、最初のポイント周回までは後方待機。

集団がポイント周回のゴールラインを越え、ペースが緩んだところで、フランスのJ.テジャダとともに再びスパート。今回は成功し、他の選手のラップ(周回遅れ)に成功。

ポイントレースでは、まず周回数で順位が決まるので飯島のこの時点での順位はポイントに関係なく2位以内。

しかし、周回掲示板が残り100周を表示した頃から空からポツポツと雨が落ちてくる。

そして、残り93周で競技中断を告げるピストルが鳴らされ競技は明朝9時30分から、最初からの再スタートとなった。

今日の飯島のレース運びを見て他の選手からのマークがきつくなることが予想される明日の再レース。飯島がどのような競走を見せるか楽しみである。

その他の成績は以下のとおり。
 本日の成績 
女子個人追抜
優勝 Z.ハイジャン(中国) 3分52秒031
第2位 F.ニューステッド(イギリス) 3分53秒198
第3位 V.ナデア(ロシア) 3分58秒971
第4位 C.チェン(台北) 3分59秒272
男子団体追抜
優勝 ニュージーランド 4分15秒125
第2位 ポーランド 追抜き負
第3位 イラン 4分31秒846
第4位 マレーシア 4分35秒962
男子スプリント
優勝 M.ブルガン(フランス)
第2位 M.ジョン(ドイツ)
第3位 A.ペデン(ニュージーランド)
第4位 E.ポコルニー(ドイツ)
 先のイタリア大会で2位になったドイツのジョンが再び決勝進出。ブルガン(フランス)との対戦では2-0で敗れたもののドイツの先輩M.ヒュープナーを思わせる風貌は今後の活躍を期待させる。
女子スプリント
優勝 M.カスリン(ドイツ)
第2位 S.シルビア(ハンガリー)
第3位 Y.ルー(台北)
第4位 C.ニベール(フランス)
 地元フランスでは女王バランジェの後継者と期待されているニベールだが、ダッシュ力不足でスプリントでは厳しい戦いを強いられている。
男子ポイントレース
明日に順延

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