優勝者コメント 「嬉しいのひとことです。一回目(寛仁親王牌V)は本当に自分が獲ったのかなと実感がなかったんですけど、今回は1着を獲ってだいぶ嬉しい気持ちです。GI優勝というのはこんなに嬉しいんだなと感じました。初日から良い緊張感で、準決勝もいつも以上に緊張しましたね。GIを獲っているし、前回(全日本選抜)も決勝戦に乗っているし、お客さんの声援に応えられるのか不安もありましたけど、それに応えられたのが嬉しさに繋がったんだと思います。
今日は一発勝負で、道中で脚を使わずに(山口)幸二さんとワンツーが決まるタイミングでしっかり仕掛けようと思っていました。今回はホームで絶対行くと決めていたので、あとは深谷(知広)君の上を行けるかどうかの勝負だと思っていました。でも(佐藤)友和さんがやる気だったので、それで恵まれたのかなとも思います。深谷君が浮いた時点で自分が行くしかないと思っていましたし、(レースは)見えていました。ちょっと絡んだところで落車があるかなという不安があって、バックで長塚(智広)さんが内に行って、その落車だけは巻き込まれたらダメだと思って、車間を切って、タイミングが取れました。ちょっとタイミングがずれていた感じはありましたけど。1コーナーでハウスしてけっこう後輪が持って行かれたので、本当なら深谷君の外からカマシに行けば、落車も避けられたし、もっと早く仕掛けられればとは思いました。
(優勝は)ゴールしてハンドル投げした時に幸二さんが横に見えたので、抜かれたか、どっちかなという感じで自分が1着というのは分からなかったです。1周回ってきた時にお客さんが『1着だぞ!』と言ってくれて、分かりました。
今後もいつも通り、仕掛けるタイミングで仕掛けて、一戦一戦しっかり走ることが自分の出来ること。逆に変に構えてしまうと昨年みたいになってしまうので、それだけは避けたいと思っています。(賞金王は)まったく意識していないです。一戦一戦しっかり走って、それが結果に繋がってくればと思っています。一つずつの積み重ねが結果に繋がると信じているので。(今回の賞金は)自分へのご褒美は1着という結果なので、使い道はまだ考えていないですね」 |