第33回共同通信社杯（GII）

優勝者コメント

　正直、優勝できると思っていないのが本心なんですけど。チャンスがあればって感じで、ほんの少し（優勝できると）思っていました。（作戦は）とりあえず前受けして、そこから誰がくるかによっての展開とか。（平原と）何パターンかを考えて作戦を組んでいました。自分の中では、（平原が）そういう風に動いてくれるということもあったので、わりとシミュレーション通りに走れたかなという感じです。（平原が新田の）内にいくとは思っていなかったんで。そのへんは、どうするのかなくらいの感じだったんですけど。まくっていったので、外にいくのかなと思ったら内にいったので、ちょっと想定外でしたけど。そこは冷静に対応できたかなと思います。（優勝の確信は）抜くまで感覚はなかったですね。4コーナーでは、ちょっと抜けないなと思ったので。（確信したのは）本当にゴール前ですね。自分が（平原）康多を抜いた時に、あっ抜けてるみたいな感じでしたね。とりあえず、周りをみながら、誰もいなかったので、（優勝したのは）自分だなと思いました。本当に、自分は天才肌じゃないので。若い時はそんなに強くなかったから。40歳になって、こうやって輝くことができるっていうのも、自分を支えてくれている人とか。あと、今、お邪魔させてもらっている江嶋（康光・39期引退）さんとか。すごくよくしてもらっているので。そういうとこがなかったら、自分はここにいないなって感覚はあるので。努力して諦めなければ、こうやって（ビッグ優勝やグランプリ出場を）狙えるところまでこれるのかなって気持ちですね。これで自分も（グランプリ出場を）狙える位置まできているのかなっていう考えは出てきたので。しっかり、残りのGIと残りの試合を集中して。グランプリに出られたらなと思います。