関東の志村太賀と松田優一の2人はどちらも徹底先行で売り出し中だが、積極性でやや上回る松田が前回りとなるだろう。
松田は競輪学校時代にはゴールデンキャップにあと1歩の成績を残し、最後の班編成でただ1人エリート組に選抜された逸材で潜在能力は高い。今はまだS級での優勝がないが、その行きっぷりの良さは大いに注目されており、寛仁親王牌や全日本選抜でも期待通りの走りを見せていた。ここも関東は2車の短いラインだが、一気の主導権取りを狙ってきそうだ。
志村は今年はF I で2回の優勝があり、10月の防府記念、11月の松山記念ではともに連日の先行策で準決勝Aまで勝ち上がっており近況の調子も良い。決して多くはないが捲りでの連絡みもあり、松田が主導権ならきっちりチャンスを生かしてくるだろう。 |