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YGP優勝者の横顔
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明日のスター候補生が激突!

 今年のヤンググランプリは今最も勢いのある北日本、関東、九州の3地区から期待の若手が選出された。機動力では4人揃った北日本が強力だが、北日本は別線の可能性もあり、3人の九州がライン的にはしっかりしている。関東の2人の積極性の高さも侮れず、大駆けの一発も十分だ。
 
菊地圭尚が昨年の雪辱を期す!
九州3番手の松岡貴久の一発が侮れない

 九州は坂本亮馬-小川勇介の福岡コンビに3番手が松岡貴久の並びだろう。
  坂本は昨年末に9連勝でS級特昇。その後は、6月の京都向日町F I で飯野祐太の先行を捲ってS級初優勝、9月の岐阜で記念初優出を果たし、小野俊之を連れて果敢な逃げを見せている。松田優一や飯野祐太らの徹底先行型が揃っているが、九州3車の長さを利用しての主導権取りも十分に考えられる。
  番手の小川勇介は90期の在校1位で、昨年6月にS級特昇、4カ月後の京王閣記念で早々と記念初優出を果たしている。S級優勝こそまだないが、勝ちにこだわった強気の競走が身上で、今年10月の防府記念でも優出と近況の調子も良い。
  3番手回りの松岡貴久も侮れない。松岡は昨年12月に特進、4月の四日市F I で捲りでS級初優勝を飾っている。昨年3月の地元・熊本でのルーキーチャンピオンレースではやはり北津留翼-小川勇介の3番手回りから優勝しており、今回も直線の長い立川での一発が十分に狙える。
坂本亮馬選手
小川勇介選手
松岡貴久選手
坂本亮馬 S級2班・90期/福岡・22歳
小川勇介 S級1班・90期/福岡・23歳
松岡貴久 S級2班・90期/熊本・23歳

 
 北日本4人の連係はまだ未定だが、高校の同級生だった北海道の2人は菊地圭尚-明田春喜で並び、福島コンビは飯野祐太-新田佑大で並びそうで、別線勝負の可能性が高い。それでも、徹底先行の飯野が主導権を握り、菊地が3番手を追走し、最終4角過ぎから菊地が早めに抜け出すというような展開もありそうで、やはり機動力では北日本ラインが強力だ。
  飯野祐太は今年1月にS級に上がると3月の千葉F I で早々と完全優勝でS級初優勝を達成、その後も徹底先行で好成績を維持し、来期には1班への昇格が決まっている。ビッグレース初出場の共同通信社杯では4走のうち3走で主導権と期待通りの活躍を見せている。
  菊地圭尚は9月のオールスターでG I 初優出を達成、10月の共同通信社杯では不運な落車で優出はならなかったが準決勝まで勝ち上がっており、やはりこのメンバーでは格が違う。昨年のヤンググランプリでは佐藤友和の番手回りながら悔しい思いをしている。今年は北日本4車の並びはまだ決まってはいないが、昨年の雪辱を期してくることだろう。
菊地圭尚選手
明田春喜選手
菊地圭尚 S級1班・89期/北海道・27歳
明田春喜 S級2班・89期/北海道・26歳
飯野祐太選手
新田祐大選手
飯野祐太 S級2班・90期/福島・23歳
新田祐大 S級2班・90期/福島・21歳
 
徹底先行の松田が一気 の主導権取りを狙う
 

 関東の志村太賀と松田優一の2人はどちらも徹底先行で売り出し中だが、積極性でやや上回る松田が前回りとなるだろう。
  松田は競輪学校時代にはゴールデンキャップにあと1歩の成績を残し、最後の班編成でただ1人エリート組に選抜された逸材で潜在能力は高い。今はまだS級での優勝がないが、その行きっぷりの良さは大いに注目されており、寛仁親王牌や全日本選抜でも期待通りの走りを見せていた。ここも関東は2車の短いラインだが、一気の主導権取りを狙ってきそうだ。
  志村は今年はF I で2回の優勝があり、10月の防府記念、11月の松山記念ではともに連日の先行策で準決勝Aまで勝ち上がっており近況の調子も良い。決して多くはないが捲りでの連絡みもあり、松田が主導権ならきっちりチャンスを生かしてくるだろう。

松田優一選手
志村太賀選手
松田優一 S級2班・90期/茨城・22歳
志村太賀 S級1班・90期/山梨・24歳
 
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