差したかどうか分からなかったけど、(優勝したのは)自分かなと思って手を挙げました。(作戦は)多分、皆前受けを狙ってくると思ったので、自分も(前に)出られればと思ったんですけど、山崎君が中団か後ろからということだったんで任せました。残り2周半で押さえに行ったんでちょっと早いかなと思ったけど、ずっと蓋をして得意のパターンに持っていったなって感じでした。でも、(佐藤)友和君の抵抗で出切るのに脚を使った感じでした。 初出場のときは先行だけを考えていて、余計なことを考えていなかったから結果に繋がりました。でも、その後の3回は考えすぎた結果、緊張し過ぎて平常心を保てなかったんで、今回は集中力だけを欠かさないように気をつけてその反省を生かすことができました。(山崎は)いつもの駆け方で、残るような感じで駆けていたんですけど、トップスピードに上がる前にまくられているので、去年と一緒のパターンになった感じですかね。山崎君も優勝を狙っている駆け方なので。なかなか先行は難しいとは思うんですけど、でも、掛かり自体は悪くなかったと思います。(渡邉)晴智さんが(小嶋の番手に)いなかったことが自分に有利になったけど、(渡邉が)遅れながらくるのは嫌だったんですぐにスイッチしました。体の反応が良かったからうまくいったし、ナショナルチームでやっているスピードが生きたような感じでした。前回の優勝とは全く違いますね。でも、優勝は優勝なんで本当に信じられないです。 1月の11日にロサンゼルスに行って、一週間ほど練習して試合ですね。帰国した次の日に競輪祭なんでちょっと忙しいですが、でも、ロサンゼルスではイギリスとオランダが参加しないという情報が入っているので、ポイントを稼ぐチャンスなんで、しっかり来年から頑張りたいと思っています。ロサンゼルスとコペンハーゲンの結果次第で、ダービー、世界選が決まると思うんで、そのために第3、4戦のワールドカップでしっかりポイントを稼ぎたいと思います。(来年は)オリンピックの枠を取ることが第一です。多分、オリンピックの方が優先になってしまうと思うんで、その中で今年最後を締め括れたのは自分にとってプラスだと思いますし、調整ができない中で特別競輪を走りますけど、何とか自分の持てる力だけは精一杯発揮できるように頑張ります。大本命の山崎君の後ろを走らせて貰って、自分から応援してくれたファンの皆さんに感謝で一杯です。今日の売り上げはどうだったのか分かりませんけど、来年から少しでも競輪の人気が出るように、自分達選手が頑張って、関係者の皆さんと力を合わせて頑張って行きたいと思いますので、ファンの皆様にはこれからも競輪を応援していただきたいと思います。
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